『碁盤斬り』/映画感想文
白石監督が初の時代劇!
最近のmy 頻出女優、清原果耶出演です。
1. あらすじ
原田泰造ばりに”曲がったことが大嫌い”な主人公の浪人武士。
藩を追われた原因が他の藩士にハメられたからだと知り、復讐の鬼になる。
2. 点数
57点
期待しすぎたんです、私が悪いんです。
ストーリーや舞台セットなど、良くも悪くも昭和年代から続く時代劇感が強い。ここは太秦映画村や!
3. 感想
監督とジャンルの密接性
監督は白石和彌。
”血!暴力!血!”
私もそのダークさに魅せられたひとりだ。
似通った作品が続くと飽きてくるものの、「今回もえぐい暴力描写頼みまっせ!!」と期待していたのも事実。
ファンとは実にわがままだ。
本作は時代劇。監督はあえて別ジャンルに挑戦したかったのだろう。
しかもコッテコテの人情噺。
水戸黄門とか大岡越前とか、ああいう系統です。みたことないけど。
残念ながらこういったジャンルとの親和性は低いように感じたが、チャレンジなくして発見なし。これからも新作を期待したい。
不幸でこそ輝く
主人公の草彅くんの娘役が清原果耶。
そもそも親子役であることにびっくりしたが。
清原さんへの偏愛が高まりつつある今日この頃。
キラキラ恋愛には合わないかな、といった話は前作の記事で触れた。
さて、今作はどうか。
いいです! キラキラ光度ゼロ!エロもゼロ!
貧乏、安着物、涙、身売りと不幸要素のマリアージュ!
やっぱりこうでなくっちゃ、清原さんは。
他にも囲碁とか草彅くんとか書こうと思えば書けるのだが、こんなにも筆が進まないとは。お察しください。
水戸黄門とか古典歌舞伎がお好きな方には合うと思います。
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