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五月病の終わり。そして僕のなりたい人

5月が終わる。
我々人間にとって最大の敵とも言える「五月病」にサヨナラできるのだ。
五月病は厄介な奴らだから、あと一年会わなくて済むのは非常に嬉しい。

なんとなく「五月病」という言葉を使って身体のダルさ・やる気が出ないことを正当化していると思っていた。
しかし、調べてみたら五月病には由来があるみたいだ。

なんでも4月からの新生活にともなって慣れない環境で無理をし、身体やメンタルに異常をきたし始めるのが5月あたりらしい。
なるほど。42へぇ~くらいだ。メロンパンはもらえない。


かくいう僕は今年の5月、まったくやる気が起きなかった。
「必要最低限の仕事さえすりゃ良いか。だって五月病だし。」
こんな気持ちのまま、気づいたら末日である。もう困った大人だ。

ここ数年は割といろいろ頑張っていた(当社比)から、ここまでだらけたのは記憶にない。
最初のうちは「もっとちゃんと動かなきゃ…」「こんなんじゃダメだ…」という気持ちに急かされそうになったけど、そんな自分すら無視した。

ここ数年は自分自身でも「俺はよくやってる」と思っていたのだ。たまにはこんな月があってもいいじゃないか。


ということで、怠けた5月が終わろうとしている。
来月から一気に変わる!なんて大それたことは言わないけれど、ここで僕の目標というか「なりたい人物像」を表明しようと思う。

こういうのって普通は新年とか誕生日に発表するものだけど、まあ聞いてってくれや。

僕は”世界一やさしい人”になりたい。


は?と思われても仕方ない。しかしもう立ててしまった目標なのだから許してほしい。

そもそも「優しさ」とは何なのか。人によってイメージするものは違うだろう。

抽象的なイメージで言えば、”人に寄り添える”とか”周りへの感謝を忘れない”とか枚挙にいとまがない。

具体的な行動で優しさを表すなら何だろう。
・落とし物をきちんと交番に届ける
・困っている友人がいたら、すぐに察して言葉をかける
ん~、これまた候補がありすぎる。さっきも言ったけど優しさなんて人によって捉え方が違うものだ。
「これをこうして優しい人になる!」という目標は意外と難しい。

ということで、僕は僕なりに”優しさを追求”することにした。
僕の中で「よし、世界一やさしい人間になったな」と思えれば目標は達成である。
ひょっとしたら数か月後には達成しているかもしれないけど、おそらく長いスパンがかかるだろう。

僕なりの優しさ、それは「共感」だ。

対話する人やこの文章を読んでいる人が「この広田っていうやつ、私(僕)のこと分かってくれてる…」となるのが目標だ。

では僕なりに共感の例を示していく。

感覚的な話になってしまうけど、僕は歌詞に共感することが多い。
例えば、敬愛しているMr.Childrenの楽曲『CANDY』の歌詞にこんな一節がある。

「あきらめよ」と諭す回路に 君がそっと侵入してきて、何食わぬ顔で夢をチラつかす
歌ネット

この曲は、片思いで悩む気持ちを赤裸々に綴ったラブソングだ。ちなみに初めて聞いたのが小学6年生の時である。
ちょうどその頃片思いしていた僕は、小学生のクセにこの歌詞に胸を打たれた。
そして「桜井和寿さんって、俺の気持ち分かってくれてるんだ…」と感動を覚えた。

そう、”誰かが自分の気持ちを分かってくれている”という感覚だけで何よりも嬉しかったのだ。

だから僕も、少なくともこのnoteという媒体においては、誰かが共感してホッとするような記事を書きたい。

もちろん記事というのは、自分の体験を基にするから全員に共感するのは難しいだろう。
読んでくれている人全員が共感できる記事なんてのは厳しいかもしれない。

それでも、読んでいるあなたが「僕との共通項」を見出せるような文章を書いていこうと決意した。

決して、誰かを救いたいとか力になりたいなんて気持ちはない。ただそっと共感したいだけなのだ。

ちなみに、脳科学的に「共感しあうことで快楽を得られる」なんて研究結果もあるらしい。
まあでも、そんな小難しいことはどうでもいい。

僕がミスチルの歌詞を聞いて「この歌俺の事歌ってるじゃん…。なんだよ桜井…」となるような感覚を、僕の文章を通じてあなたにも供給したいだけだ。

つまるところ、僕が目指す「世界一やさしい人」とは、色んな人の気持ちを汲み取って共感してあげられる人である。

喜んでいる人・嬉しそうな人に対しては、溢れる幸せを目一杯すくってあげたい。
悲しんでいる人・怒っている人に対しては、やり場のない憤りを穏やかに冷ましたい。

ということで僕の目標とする人物像を語りました。
「よっしゃ優しくなるぞ!!!」なんて気張ってはいない。

これから起こるであろう沢山の経験を糧に理想へと近づきたいな。

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