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クリスマスに読みたい聖書の話⑧〜イザヤ書9章1−6節(2)

前回に引き続き、イザヤ書9章1−6節からの分かち合いです。

「深い喜び」「大きな楽しみ」(2)、預言者イザヤが語る言葉とは真逆のリアルに直面しているのは2700年ほど前のユダ地域の支配者アハズ王だけではないでしょう。聖書は歴史的な書物です、というのはその通りと思います。だからこそ聖書は今の私たちのあらゆる営為に関係しているという点が落とされてしまうことが多いとも思います。
歴史とは何かについては未だにやっぱりこの本が私にとってはベストです。さっき見たら、なんと100円で売られているのもあり、Kindle版でも。本屋さんで未だに時々立ち読みしている私ですが。
ともあれ、歴史的な書物といいながら聖書の時代と今とは関係ないとする立場には私は違和感があります。歴史的な書物だからこそ、今の時代とそれが繋がっているというところに力点あり。

2023年のクリスマスに、喜びや楽しみを口にするのは憚られると感じる人々、実際に「一体この世界のどこにそれらがあるのか」と怒りと絶望に包まれる人々。空爆を避け逃げる人々は一体どうすれば「大いなる光」を見出せるというのでしょうか。実現不可能な

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