プロローグ

はじめまして。早乙女 ぱぴ子です。

当ノートは、齢26になる女性が日本国内で実際に体験した、「毒親」と行政・警察・司法にまつわる実話で綴ってまいります。

2019年現在、「毒親」という言葉は独り歩きをしており、いずれの情報も「過去の事象に執着し糾弾するばかりで、現在と未来への対策が殆どない」というのが実際のところです。

これは、精神科医の斎藤学(さとる)先生も『「毒親」の子どもたちへ』の出版インタビューにて述べていらっしゃる。
https://synodos.jp/newbook/14516

本質的な意味での「毒親」を持つことに気づいたあなたが、これを宿命的な着地点とするのではなく、出発点とできるか。

シンデレラストーリーじゃなくていい。ごく当たり前のちいさな幸せを、自分自身の人生を手に入れるために、あなたや私ができること。

命題は、「自分自身の幸せ」です。

成人後に復讐した、というエピソードなら沢山ありました。

でも、正当な手段で行動して、確実に安寧な生活がもたらされた、そしてそれが現在も続いてるよ!という実例には、残念ながら出会えませんでした。

こうした経緯から、私は自分自身が医療や福祉から学んだ視点も踏まえて、この命題を解いていこうと決意しました。

当ノートが、将来的には学術的にも効力をなす文献の一助となり、自分の人生を生きたいと願い立ち上がる人々のシンガリになれれば幸いです。


*略歴
早乙女 ぱぴ子(26)
機能不全家族(母:過干渉、父:無関心)に育つ。夫婦不和、嫁姑関係にも日常的に巻き込まれていた。
5歳で母への信頼喪失を経験。10代前半より「家庭からできるだけ離れ、自分の人生を歩む」ことを人知れず決意する。大学は看護実習の単位を落として、5年通った。

看護師・保健師ではあるが、医療の視点に囚われず、物事の本質をみる人間でいたいと思い、日夜夢想の海に潜ることを生き甲斐としている。

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