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ベトナムへの引越し荷物 注意事項

ベトナムへ荷物出しをする際の特殊事項をまとめておきます。

夫名義で発送の目線になります。

<輸入通関に必要なもの>
-夫がベトナム入国時に必ず空港で入出国カードを取得
-船便には夫のWork Permit(労働許可証)が必須

【船便】

Work Permit(労働許可証)の取得後発送。

取得完了するまでは日本で一時保管。

【航空便】

ベトナム入国日以降に日本から発送

*入出国カードの使用は、船便・航空便各1回まで。有効期限あり。  

 有効期限:船便は本人到着後2ヵ月以内、航空便は本人到着後1ヵ月以内

船便を2便に分けて発送する場合には、再度夫のベトナム入国が必要。(=一度国外へ出て、再度ベトナムへ入国し、入出国カードを取得する必要あり。)

航空便を2便に分けて発送する場合は、2便目は自分名義で。パスポート、Eチケットコピーの情報を用意し、入国時に入出国カードを取得すれば、通関可能です。200kgを超えなければ労働許可証は不要。

航空便はベトナムへ入国してから発送になり、約2週間後の受け取りなので、その間の生活物資は手持ちで持ち込みか現地調達になります。

我が家は先に夫がベトナムへ行きましたが、夫の荷物は手持ちのみでした。家族が来るまでは、サービスアパートメントに住んでいて自炊もしなかったので家事系のものは不要。衣類、靴、コンタクト関連、仕事関連のものだけで、なんとかなったようです。

持ち込み注意品

①インクジェットプリンター

ベトナムでは、カラーコピー機、カラーレーザープリンター、FAX、オフセットプリンターの持ち込みに関して、輸入ライセンスが必要になってくるそうで、日通さんでは引き受けをしていないとのこと。 ただし、家庭用のインクジェットプリンターは、課税にて輸入可能だそうです。

なんで持ち込めないのかと聞いたところ、お札の偽造防止のため、とのこと。現地で調達しようということになり、我が家は持ち込みませんでした。(結局、ホーチミンで何軒かプリンターを見ましたが、インクの買い先が不便だったり、コピー屋さんでプリントしてもらえるので、購入していません。)

②アンティーク品

こちらは該当ない方も多いと思いますが、50年以上前の骨とう品は、ベトナム国外への輸出を禁じているので、帰任時に持ち帰りができなくなる恐れがあるとのこと。

③リチウムイオン電池

<航空便>ノートパソコンやデジタルカメラに使用する、リチウムイオン電池は、製品本体に装着した状態で、1箱あたり2個まで。

*モバイルバッテリーは航空便不可。船便に入れること。

④タバコ

200本まで。葉巻は20本まで 葉タバコは250gまで。

⑤アルコール 

料理酒やみりんを持ちこむ際にはこちらもご注意。

アルコール指数【20°以上→1.5Lまで】または【20°未満→2.0Lまで】または【ビール→3.0Lまで】

⑥お茶、コーヒー

お茶は5kg、コーヒーは3kgまで

⑦米

1便に20~30kg程度。必ず他の荷物と一緒に梱包すること。

⑧医薬品

救急箱程度(=少量の常備薬程度)

⑨化粧品

Sサイズの段ボール1箱に収まる量。かつ、1品目2個まで。

シャンプー、洗顔料、シェービングクリームも化粧品に含まれます!

⑩おむつ

個人が消費する量

⑪書籍、雑誌、写真、CD、DVDなどは文化情報省の検閲対象品目。

家庭で録画したDVDは、怪しまれると面倒なので我が家は手荷物にしました。

*⑧~⑩は、1箱にまとめず、他の荷物と一緒に複数の箱に分けて梱包とのこと。1箱にまとまって梱包した場合、引越し荷物全量が輸入不可となり返送される可能性もあるそうで。そして上記の量でも、税関職員により、個人が消費する量を超過すると判断された場合、超過分は没収されるとのこと。

もう説明読むだけで怖いですよね。実際、我が家の荷物は航空便は税関での開封あり、船便は開封なしでした。開封されて、中の荷物が一部無くなっていたとかいう話も無くはないので、言われていることは忠実に守りました。(笑) 日通さんからもらった資料では開梱検査率100%と書いてありました!

課税品

日本から持ち込む品々において、必ず課税になる主な品目の関税率は以下の通りです。

-家庭用電気製品 30~60%
-パソコン、ワープロ等事務用機器 5~15%
-食器類 3~40%
-衣類 75%前後
-ゴルフバック 10%前後 
日本から荷物を出すときに、作成するパッキングリストに、通関用の価格を自己申告で記載します。例えば本×50、洗面用品×13、台所用品×10 などざっくりした項目ごとに〇円などと書くのですが、膨大にあって、ざっくりした内容すぎてもはや適当に書いていました。 (だいたいの目安金額の指標は日通さんに教えいただけます)

今思うとそれがここの課税金額に反映されていたんですね。 請求書は夫の会社に直接送られているので、もはやどのくらいかかったのか知るすべなしでございます。ちーん。

次回は日本から何を持っていく?ということについて書く予定です!


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