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謎演出に惹き込まれる!小児愛者は痛快にお仕置【オテサーネク】

チェコ民話を元にした「子ども欲しい系」夫婦のお話。
猫好きさんに言っておくけど、ヌッコ無事じゃない。

謎の演出がだんだん笑えてくる。
謎のカメラワーク(アップ多め)
謎の音響(セリフがずっとエコーかかり気味)

あと切り株赤ちゃんオテサーネク部分はコマ撮り、ストップモーション技法でなんか癖になる。
本編はチェコ語?なので何言ってるかわかんないとこも含めてピングー見てるみたいw

子どもができない妻を喜ばせようと夫は赤ちゃんのような形をした切り株を見つけ妻にプレゼント。
思いのほか妻が切り株気に入っちゃって、言い出しっぺの夫もドン引きww

この子を出産するわ!とかアタオカなこと言い出して、お腹にクッションを仕込んで妊娠したふりを演じ数か月後疑似出産を経てようやく切り株ちゃん(命名オティーク)と一緒に暮らせるように。

てか、切り株だったのに出産ごっこの後からマジで生命宿ってん。

夫婦が住むアパートは
娘がいる3人家族のお隣さんと管理人さん(キャベツのおばちゃん)と変態じいちゃんが住んでます。

小さなアパートだからみんな不妊のことも知ってて赤ちゃんが生まれたから
見せて見せて!となるけど、切り株だから見せられない。

「私の赤ちゃんに触らないで!」ってまあ最初は産後ヒスで乗り切れるけど日々を重ねていくにつれてそうもいかない。

てかオティークめちゃ暴飲暴食。あそこんちヤベーぞってくらい食材買い込むように。

で、結局足りないわけよ。
飼い猫から始まり(ピエン)郵便屋さん、福祉事務所女さん、どんどん食う。


この話。実は主人公はこの夫婦でもなくオティークでもなくてお隣さんちの娘っちアルジュビェトカ。※最後まで名前覚えれません。

オテサーネクの絵本を読んで、隣んちの赤ちゃんオテサーネクなんじゃね?って娘っちは異変に気付いてるわけ。

いつか自分たちも食われる!と怖がってるのかと思いきや、まさかのオティーク側につく娘っち!ええ?!

絵本読んでる時は愛情が芽生える的表現なかったじゃん!怖がってるやん!?
一人っ子だからきょうだいが欲しいって言ってた部分に繋がるんだろうけど!


あと、みんな大好き「伏線回収」
最初はお隣さんのご飯のスープよそうところ必ずアップには何か意味があるのかと思ったけどてか献立スープ率高いのも謎だけどwここにはなんの意味もなくて。

まずは先ほどの「きょうだいが欲しい」伏線→オティークを弟のようにかわいがる回収

もうひとつはまさかの。

こっちこそただのコメディ要素だと思ってた変態じいちゃんがまさかの伏線w

じいちゃんをオティークのエサにするためには大事な変態要素だった!


最後は民話と同じくキャベツのおばちゃん強かったんですエンド。
しかも急に終わる。
エンドロールなし。えっ!

日本人キャストでもしやるなら・・・キャベツおばちゃん役は絶対平田敦子さん!

管理人さんに適役すぎん?


アタオカストーリーだし演出もどうしたwwって思う部分あるけど、そこがグッと引き込まれる要素なのかも。

ノイローゼ気味になっちゃう奥さんの怪演もよかったし、娘っちのおませな部分も憎たらしくてリアルだし、娘っちのパパママがもうほんといいキャラしてる。アパート住民全員にちゃんと個性があって良き!

いろんな魅力が詰まった作品だったな!楽しんで観ることができた!

●オテサーネク 妄想の子供
原題:Little Otik
製作:Athanor Athanor ILLUMINATION FILMS / KEITH GRIFFITHS FILM FOUR Barrandov Biografia
配給:ワーナー・ブラザース / チェキスー・ケー=レンコーポレーション
公開:2001年
ジャンル:ファンタジー
鑑賞日:2024.6月上旬

お気に入り度
★★★★☆

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