デフレ脱却の難しさ

日経平均が34年ぶりに高値を更新しました。
経済はにわかに湧き立っています。
景気は良いのか?良くなるのか?

高度成長期にまさに子供から成長し、働き始めた20代から30代がバブル期!
豊かさの絶好調でブランド品を買い、海外旅行しまくった私世代

その後がバブル崩壊、100均、ユニクロ、ニトリと次々と価格が低くても、そこそこ安っぽくもない生活が送れるようになって、全ては一気にデフレ方向にくだって行きました。

ここへ来てインフレなるか?
賃金上がるか?と市場は何かを期待していますが、60年生きてきて経済の波を見ていると、バブル期の高級品の値段を知っている世代は、お金を出してもほしいもの、価値のあるもののことを知っているけれど、生まれた時からすでにデフレ価格の常識をインプットされた世代にしてみれば、インフレ自体想像もつかないし、なぜ、そんなにお金を出さなければ買えないものがあるのか?すらわからないようです。

その世代にお金を使ってもらうのは容易なことではなさそうです。

お金を出す価値のあるもの!
なぜお金がかかっているか理解できること!
労働に見合った対価がいくらか認識すること!

デフレ脱却の条件をクリアするには、時間がかかりそうです。
もう一度豊かに芸術文化に満たされた世の中になってくれることを願うばかりです。


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