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銀河オーバードライブ

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SF小説『銀河オーバードライブ』の連載をまとめたマガジンとなります。 全体あらすじ 『なあ、行ってみないか? 宇宙とやらに』 人類が宇宙進出を果たせたかなり先の未来。 ワタ…
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2021年10月の記事一覧

銀河オーバードライブ⑧

 エドはついに満足のいく言葉を見つけたのか、納得した表情をして俺たちの疑問に優しい口調で…

石嶋ユウ
2年前
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銀河オーバードライブ⑨

 船の改造には四日を要した。その間、俺たちはニューロンドンの散策をして時間を潰し、誰に渡…

石嶋ユウ
2年前
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銀河オーバードライブ⑩

第3章  通常速度で航行を続けること三時間。何事もなく進んでいたが突如、船の動きが止まっ…

石嶋ユウ
2年前
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銀河オーバードライブ(11)

 どうやら、交渉は決裂したらしかった。膠着状態が続く。手錠をかけられた俺にはなにもできな…

石嶋ユウ
2年前
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銀河オーバードライブ(12)

 歩くこと二時間の時点で目ぼしい物は見つかっていない。俺たちは更に歩き進めた。このままじ…

石嶋ユウ
2年前
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銀河オーバードライブ(13)

「何か見つけたか」  ドンはいかにも興味がなさそうな顔を浮かべて話しかけてきた。俺はそれ…

石嶋ユウ
2年前
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銀河オーバードライブ(14)

第4章  レイはすぐにエンジンを起動した。昨日の時よりも鈍い音がしている。 「じゃあ、行くよ…… 」  レイの合図で船が離陸しようとする。だが、うまく離陸できずに変に傾いた体勢で地面を擦る。地面を抉っている衝撃が船内に響き、俺は倒れないようにするので必死だった。レイは苦しそうな顔をして、計器類を操作している。レイは船の体勢を立て直そうとしているようだった。  程なくして、体勢を立て直した船は空に向かって飛びはじめた。ゆっくりとした速度で高度を上げていく。 「これ以上の速度

銀河オーバードライブ(15)

 雪山の中、俺たちはどうすることもできなかった。セイジは再び意識を失い、レイも頭から血を…

石嶋ユウ
2年前
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銀河オーバードライブ(16)

 あの旅から一年くらいの月日が流れた。あの後、俺たちは“町”に戻って何気ない日々を生きて…

石嶋ユウ
2年前
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