見出し画像

SDGs/ESG 〜その1

このアルファベット文字が何の略語なのか、ここで説明しなくても理解されるようになってきました。「人類一人ひとりが地球環境を保全・改善しながら社会の中で幸福になれるように行動を起こす事」です。壮大なテーマですね。心ある企業経営者はESGを通じてSDGsに貢献しようと腐心を始めました。

「幸福」の中には最低限の「衣食住」が誰にも確保されていることも含まれます。「衣食住」を提供するには「経済活動」が必要です。企業の「経済活動」をSDGsに沿って行うには卓越した経営力(=マネジメント力)が必要です。何故なら「企業の利益・成長」と「地球環境/社会に寄与する長期に亘る投資」を両立させなければならないからです。

実は1972年にローマクラブ(=ヨーロッパの財界人を中心とするグループ)がMIT(=マサチューセッツ工科大学)と協働して「成長の限界」という衝撃的な論文を発表しました。「人口増加や環境汚染などの傾向が続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達する」「人口は幾何学級数的に増加するが、食料は算術級数的にしか増加しない」と警鐘を鳴らしました。

1972年の地球人口は38.37億人。2021年78.75億人です。2021年時点で世界の飢餓人口は8億人以上。残念ながら明らかにローマクラブの警鐘通りになっています。

SDGs・ESGはその流れを今こそ食い止めて反転させなければという、「切羽詰まってしまった人類」の未来がかかった行動です。その為に世界中の企業経営者も社員一人一人も「経営力」を磨かねばなりません。(つづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?