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不思議な世界3

学生の時によく都内の展示を見に行った。他ないではそこかしこで建築の展覧会や、インスタレーションなどが行われている。時間とお金に余裕があれば、小田急線で都内まで、学校の帰りにいたこともある。都内は本当にかつて魅力的だった。本当はもっと色々あって遊べたと思うが、家が中途半端に都内に近いので、日帰りできてしまう。今ではそんなことやる体力はないが当時はよく出かけていたと思う。本当は都内にでも住んでいればもっと面白かったはずだ。
あるて次回で海外から来た20代の音楽家の講演に行った。彼は当時26歳くらいだったと思う、デンマークとかその辺から来た人だったと思う。当時こっちは20歳くらいだったはずで、彼は同じように建築を学んでから音楽の道に進んだようです。今でもありそうな都市実験を音楽を通してやるというもので、郵便にマイクを仕込んで、その音を研究するとかそんな内容だったと思う(色々混ざっているかも?)本当は建築をやりたいが、先が詰まっているのと、なかなか稼ぎにならないから、手探りで音楽の方に行っていると。意外と建築から音楽にいく人は多いと当時も思っていた。音響関係とか。日本の建築界は若くてもチャンスがあるが、欧州ではそんなチャンスが少ないと話していたと思う。建築家という職業を得るまでは時間がかかる上に本当になれるかわからないということだ。大抵は家具や食器などのデザイナなどをしながら食い繋いだり、内装のデザインなどをしながら、建築家になるチャスを待つようです。家がお金持ちなら問題ないのかもしれないですが、そうでないと何かしらしていないと、生きていくこともできない。有名な建築家となっても、最後は借金まみれ、誰にも気が付かれづ、息を引き取っていたり、スキャンダルばかりの人生だったり、そんな人が欧米(一括りにしてすみません)に多い気がする。今では21世紀になって、いろいろな方法でお金がかからない生活をしていて、例えば少し田舎に移って、自給自足しながら、何かを作り続けて、糧を得て活動を続けている人も多いような印象です。オフグリッドにして、最小限の家で、自然の中で暮らす。かつてのように、都市に巨大な建造物を再構築する必要性も少なくなった。それでも、やはり建築家を目指していると、時折、住宅以上のものを空想してしまうことがあるものです。自分は自然の中で、それに溶け込むことに関心が移ってきています。ミースのファンズワース邸、ライトの落水荘とかに近いでしょうか。働き出してから、かつてのバックパックを背負ってみたいな旅行ができていない。今朝は子供や奥さんと朝食をとりながら、車でそれこそ、まだ行っていないところをめぐる旅行に行きたいと言った。かつて、車がなくて行けなくて諦めたところだ。ルパンがいつも車で移動しているように、都市から都市へと車で移動しながら、田舎にある建築などをみながら、田舎の宿に泊まりながら、またはキャンプでもしながら巡ってみたいところは沢山ある。コロナも落ち着いてきて、あとは自分の仕事次第ですが、なんとか時間をつくって行ってこよう。

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