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NPO法人フィールドアシスタントがお届けする、世界各地の人たちに暮らしの知恵を求めて話を聞くポッドキャスト「ラジオネイティブ(radio native)」を公開中。このマガジンは… もっと読む
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nativeとは

厳しい環境の中にこそ、美しい暮らしがある これは極地建築家・村上祐資の信念だ。地球上で「極地」と呼ばれる場所は、牙をむいた自然が目の前に迫り、人を容易には寄せつけない。だが、そんなところでも人は暮らしを続けている。日本の南極観測隊はもう60年以上、雪と氷の地で暮らしをつなぎ続けてきた。富士山の山頂で観測を続ける人、あるいはヒマラヤのベースキャンプで登山家を見守る人たちもいる。村上はそんな場所に出かけては、もう1000日以上、暮らしてきた。建築家としての関心は、極地の暮らしのな

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積み重ねたノウハウと技術で「包む」。知られざる段ボール包装の世界

入れるだけでなく、機能や保護も担う段ボール今井 前回まで日本トーカンパッケージで開発センター長されている佐藤康博さんから段ボールについての話を伺ってきました。段ボール箱の基本のキにあたる「3枚の紙で出来てる」といったお話からうかがってきましたが、私が一番印象に残ってるのは「やさしい」というキーワードでした。いい段ボールってどういう箱ですかと伺った時に、商品をやさしく包みこむということはもちろんですし、開けやすかったりっていうお客さんに対するやさしさもあるし、それからその段ボー

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開発は過程にこそ価値がある 段ボール技術者のこれまでと未来

形になるまでの「産みの苦しみ」今井 佐藤さんは最初、どのように段ボールに関わるようになったのでしょうか。 佐藤 私は入社して30年ぐらいになるんですけども、元々は日本トーカンパッケージの親会社にあたる東罐興業という会社に入社しました。最初は紙コップを作る機械の設計をしたというところから入っているんです。 村上 もともとは機械設計が専門で、大学の時もやられていたということですか。 佐藤 はい。学科としては精密機械工学科というところを出ましたので、まあ機械側で、なおかつ設計

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モノにも人にも「やさしい段ボール箱」とは

段ボールの声を聞くエンジニア今井 前回まで段ボールができる工程について教えていただきましたが、今回は段ボールづくりにかかわる人、技術者にはどんな方々がいるか、うかがえますか。 佐藤 我々の包装開発センターには、物を作る人よりも、箱を開発する人たちがいます。 村上 開発というのはデザインだったり、テストや検証ということですか。 佐藤 箱ですので、デザインもそうですが、その箱に強度が出るかテストをする人とか、そういう事をやってる人もいます。また私たちのつくった箱をお客様で使

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強くて丈夫。でも開けやすい段ボール箱の話

無駄のない箱作り今井 前回は段ボール自体を作るお話を聞かせていただきましたが、最近はどんな箱のニーズがあって、どういうふうにその箱を開発されてるんでしょうか。 佐藤 最近ですとECですね、宅配用の箱の設計が多くて、それもこの頃の需要としてはポストインタイプ、つまりポストの中にそのままお届けできるようなサイズのものが流行りはじめてます。 村上 最近、開け方がワンタッチで開けられたりとか、あと昔は発泡スチロールの緩衝材が入っていたのが、あれもだいぶ段ボールに置き換わったものと

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通販で家庭に増えた段ボールの基礎知識

段ボール業界の激変村上 今回と次回は、同じ会社の方に出ていただきます。段ボールメーカー、日本トーカンパッケージの方をゲストにお呼びしてます。僕も段ボールは毎日のように使っていて、しかも結構マニアックに使っていたりするので、色々知っているつもりでいたんですが、一緒にお仕事させていただき、世界が広くて深いと感じているので、今日はちょっとマニアックな話も含めてお伺いしたいと思っています。 ところで今井さん、普段、段ボールはどんな使い方をしていて、あるいはこんな風にも使えるんじゃない

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元祖ふりかけ「御飯の友」が100年続いた理由と教わること

社員が一丸となった熊本地震今井 最終回は安部さんご自身についてお話を伺いたいと思いますが、安部さんはどういった経緯でフタバでの仕事をスタートされたんでしょうか。 安部 私はもともとは大分出身で、最初に就職したところも大分だったんです。たまたまそこで知り合ったのが今の妻なんです。なので娘婿というか、結婚してフタバに入社したわけなんです。 村上 なるほど。そうすると、結婚されるまで、まさかふりかけの仕事に自分が入るとはというか、急に飛び込んだ形になるわけですよね。 安部 そ

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伝統を守るための、新たな挑戦

自分好みのアレンジを可能にする「ふりかけ」今井 フタバさんは熊本ですが、日本全国各地にふりかけ屋さんがあると聞きました。いま、ふりかけ業界の方の間ではどのような話が出るんでしょうか。 安部 コロナの前は、年に2回くらい業界の集まりがありました。集まった時は業界としての共通の課題は何かみたいなことを話します。各社同じような悩みがあります。ここ最近で言えばいろんなものが値上がりしてますので、おそらくこのタイミングで会が開かれると、各社さんもそういったところが悩みだねっていう話に

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食に豊かさを与えてくれる友だち、それがふりかけ

愛されているからこその責任今井 私も以前熊本に行った時に、どんなスーパーに行ってもフタバの「御飯の友」を見かけたんですけれど、食べてる人たちの声は、どういう声が届いているでしょうか。 安部 「昔からよく食べてるよ」っていう話はよくいただきます。私も熊本に来てまだ10年なんです。でもいろんな人とお話しする機会があると、「御飯の友」って言うと「知ってるよ、昔から小さい頃から食べているよ」とか、あとはお子さんをもつお母さん世代の人から「子供が白いご飯だけじゃ食べないんだけど、これ

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カルシウム不足を補うサプリ? ふりかけ誕生の秘話

ふりかけの元祖、フタバの「御飯の友」 村上 突然ですがみなさん、最近、ふりかけを食べていますか? ふりかけの発祥の地をご存知でしょうか。実は熊本なんです。「御飯の友」というふりかけが元祖になるんですけど、そのふりかけを、大正2年からとうかがっていますが、100年以上前から作り続けている株式会社フタバの代表取締役・安部直也さんにお話を伺います。 今井 さっそくですが、フタバの「御飯の友」はふりかけの「元祖」なんですか。 安部 全国ふりかけ協会という団体があって、15社ほど加

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「自分らしく生きる」を目指してほしい

丸の内も、釧路川も同じだな今井 がってんさんと辻さんは今は別々の場所で、それぞれの仕事をされていますが、本格的な対談は3年ぶりということですね。この機会ですので、がってんさんから辻さんに、今だから聞いてみたいことはありますか。 がってん 亮多は38になったんだっけ? 辻 39になります。 がってん ちょうど体力が変わり始めるころかなと思うんだけど、今までどおり行かず、修正が出る頃だと思うんだけど、何か対応してる? 辻 まだ違和感のままにいますね。そう言えばがってんが4

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ゲストには見せないガイドの舞台裏

自然が好き、だけでは続かない今井 これまでたくさんのガイドががってんさんの門をたたいて、そこを巣立っていったと思いますが、長くガイドとして継続していくために必要なことはどういうことだと思いますか。 がってん ガイドってサービス業なんだけどちょっとだけハードです。天候に合わせて動くとか、そういうことが多い業種です。ガイドになろうって思って門を叩いてきた時に、もし無理だと思ったら、すぐにやめたほうがいいと思うことがあります。 自分が遊んだり自然が好きだったり、自分がチャレンジし

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ガイド業は表現者 区切りのない自然の中で何を伝えるか

がってんの門をたたいた辻さん今井 愛媛県今治市のしまなみ野外学校で野外教育活動をされている木名瀬裕さん(がってんさん)と、北海道の天塩川でカヌーガイドをされている辻亮多さんにお越しいただいただきました。前回、辻さんから、ガイドの領域では自分は冒険はせずにゲストのために動く、つまり人のために必ず動くということを大切にしていて、そこから出ないというお話をいただきました。一方で、休みの日などに自分の冒険も大切にされてると伺いました。この話、がってんさんはどう受け止めましたか。 が

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より自分らしい時間を過ごせるか、それがガイド業で大切なこと

伝えたこと、受け継いだこと今井 今回はゲストを二人お呼びしています。25回目にお越しいただいた愛媛県今治市でしまなみ野外学校で野外教育活動されている木名瀬裕さん、がってんさんとお呼びしていました。それと37回目からご登場いただいた北海道天塩川でカヌーガイドをされている辻亮多さんです。 がってんさんは、辻さんの師匠にあたるんですよね? がってん 師匠と言えば師匠です。どうなんですかねぇ・・・ 辻 師匠ですよ! 今井 まずはがってんさんにお聞きしたいんですけど、辻さんの回を

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何を受け継ぎ、何を伝えていくか

一線をこえない挑戦今井 前回は、一つは「自分都合ではない生き方」という点についてお話しさせていただきました。相手がいる自分だけが生きてるというよりは、そこには自然があったり、別の方々がいたり、あるいは地域住民がいたり、かならず相手がいるので、そこに寄り添っていく生き方をされている方が多いなということを共通して感じました。 村上 そうですね。僕はゲストの方にお話を聞きながら、一方で自分ではどうだったかと頭の中でぐるぐるしながら、ゲストの方それぞれのフェーズでどんなとこで悩んだ

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