「書く」ということ。

最近めっきり、エッセイを書いていなかった。公募ガイドには、出したいエッセイの大賞が出ていて、出すつもりではあるが、書いていないので、文章力が鈍っていないか心配ではある。

公募ガイドの、こつがわかるエッセイ講座を再度受講しようかと思ったりもした。オンラインで入手した資料PDFには、講師の先生が、「とにかく書く時間を設けて、寝る前でも何でも、書くという姿勢が大事」だと書いていた。あと、本を読んだらその本の感想文を書く習慣を付けることが大事だとも。
「書く」という姿勢という言葉に、私はピンときた。なんだか救われたような気がした。

私は詩を書いているが、詩の世界は毎日書きすぎていてもダメなのだ。熟成が必要だから。だから、私の詩の師匠たちは、書きすぎることを、多く書くことを勧めない。

熟成とは何か。
自分のなかで温存すること。
そのために、ノートやスマートフォンがある。今では専らスマートフォンだが、ノートに綴るのも好だ。ノートに気持ちを綴りたいとは思うが、何故か出来ない自分がいて、迷うこともある。

気持ちには、常に波がある。
その波がピークに達した時に、私はノートに書き出すだろう。気持ちの波。その波が、ある日心の防波堤を越えて、私の心を呑み込み、新しい何かを残してくれる日を、私は待っている。

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