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【連載】スポーツをする子供たちを強くするために -コロナ禍で必要とされること②-

コロナ自粛期間でトレーニング量が減り、体力が落ちただけでなく、食事のバランスが崩れスポーツにおける成長が今までより落ちたり、休養が十分に取れずに怪我が続出したり、悪いとドクターストップになるようなケースまであると、前回の記事でお伝えしました。

今回は、そうした子供たちにとって食事や休養がどれだけ必要なのか?大まかな目安をお伝えします。

食事量の目安はどれくらいか

ここまで、子どもたちに一番大切なのはエネルギー量ということをお伝えしました。それでは、どのくらい食べたらよいのか、お話していきましょう。多くの方が一度は食べたことがある「給食」。これが一番、わかりやすく、最低限食べたい食事量が目でみてわかる簡単な教材です。



学校給食は、文部科学省が定めた「学校給食摂取基準」に基づいて作られています。では1回の給食のエネルギー量は、どうやって決めているのでしょうか?

まず1日のエネルギー量がどのくらい必要なのかを計算します。具体的には、文部科学省が毎年度行う「学校保健統計調査」の平均身長から求めた標準体重と、「日本人の食事摂取基準」の身体活動レベル『ふつう』から1日のエネルギー量を求め、それを3分の1にしたものが学校給食のエネルギー基準値です。

1日3回の食事を基本としているので、3分の1ということですね。
現在、給食センターや学校のホームページでは日々の給食の写真が掲載されています。これが食べる量の目安です。

また、給食献立表はご家庭の強い味方です。
エネルギー量はもちろん、使っている食材やたんぱく質・脂質量なども掲載されています。お子さんは実際に食べていますし、ホームページの写真と合わせると「親子の生きた食育教材」になります。

それでも最初はちょっと難しく感じるかもしれません。なので、ここからチャレンジしてみましょう。

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