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正しい腕振りとは??

腕振りが走りにおいて重要ということは昔から言われています。では、どういう腕振りが良いのでしょうか?

腕の角度は?腕の握り方は?どういう振り方が良いの??

などなど、それぞれの疑問にそれぞれの指導する方々の言葉で伝わっているものがあります。しかし、色んな腕振りの指導を聞いてみても、どうも僕の中ではスッキリしないものばかりです。腿上げは多少のずれはあっても大きく指導において的はずれなことはほとんどなく、多少の意識の違いで住むことが多いです。しかし、腕振りにおいてはなにか重要なコトを見逃しているのではないか??という感覚がありました。

では、ほそのバージョンの腕振りとは何なのか?それを今回お伝えしたいと思います。

腕は振らない、タイミングを取る

色々と考え、自分の腕振りの感覚と合わせて出た答えは、「腕振り」という言葉がそもそもの誤解を作っているということに行き着きました。

腕は振らないということです。走りの記事で色々と伝えてきていますが、走りにおいては重心移動とバネ、そしてタイミングが重要になります。そして、このタイミングは走りにおける自然に出てくるバネを作る縦のバウンドする動作のタイミングが走りにおけるタイミングになります。腕振りはこのバウンドする動作のアクセントとその動作の前後で起きる上半身と下半身のねじれの動作のバランスを取るために使われます。

つまり、腕を振るという意識を持つと、バネやバランスのための動作ではなく腕を振り回すための力として腕振りが作用してしまいます。確実にそうなるとは限りませんが、その確率は高いです。

では、どういう練習をすると適切なタイミングを掴むことができるのか?

入れ替える・弾ませる

腕も足の動作と同じで左右で腕が入れ替わります。そして上下のバウンドする動作も出てきます。この肩や肩甲骨から弾むリズムと自然な振り子運動の左右の入れ替え動作を感じる練習が良い腕振りの練習ということになります。

こちらの動画に腕振りの練習の仕方をまとめてあるので見てみてください。

このように自然に落ちる腕の重さを利用して振り子動作をイメージ。そして左右のブレが起きないように胸郭をまっすぐ向ける。そして上下のリズムと振り子のリズムで動かす。

これを脚の動作と合わせて動けばバッチリです!

走りの定義から動作を考える

走りの動作については、走りの動作がどういう特性を持っているか?の理解がないと明確な説明ができないと改めて感じています。いわゆる、定義をはっきりさせることが大事ということです。

走りという運動の定義は下記の「走りの0番目のスキル」という記事に細かく説明されています。

今回の腕振りについてもこの定義から考えて動作を分析して、簡単で分かりやすいトレーニングにできるところまで作りました。

おそらく、これは走りだけでなくいろんなスポーツの動作にも言えることで、こうした重要なポイントを抑えて、分かりやすいトレーニングを色んなスポーツでも作っていきたいなと改めて感じています。

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