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大阪旅行&ボードゲーム合宿をしてきた話

金曜から月曜にかけて、一大オフ会を決行してきた。
メンバーはスマホゲームのギルドで知り合った面々。ゲームがドマイナーでいつサ終してもおかしくないくらいのくせに、10人程度のこの人脈だけはかれこれ6,7年は続いている。
今までオフ会は一度やったが開催地は東京、それももう3年くらい?前の話だ。今回は関西住みも来やすいようにと大阪で企画した。
参加メンツはガラリと変わって今回は計6人。殆どが6年以上付き合いがありながら顔を見るのは初めてという面白い状況になった。

僕が出発したのは金曜日の夜。

未だに値段に惹かれて夜行バスを使ってしまうが、
どこでも寝られて疲れを持ち越さない体質のおかげで不自由はあまりない。
でも足が伸びないのはつらい。

東京を出発したのがちょうど午前0時頃。
3列シートの端っこに座りながら大阪に向かう。

ぐっすり眠って大阪に着いたのは朝7時半。
朝方こそ雨が降るような予想だったが旅行中に雨の降った記憶のほぼない僕は今回も勝利してしまった

快晴の大阪駅

綺麗に雨上がりの空を見ながら、まずは温泉に向かう。
夜行バスから降りてちょっと固くなった身体を朝風呂に入れるのはちょっとした楽しみだ。新幹線旅ではこうはならないので、これもまた夜行バスのメリットかもしれない。
電車で行こうと思っていたが、電車を使うと早く着きすぎるので何となく歩いていく事に。まだ眠りから目覚めていない大阪の町のガード下を散歩する。
結局歩いて行っても開店の少し前に着いてしまった。

なにわの湯
ビルの屋上にある変わった温泉

が、どうやらお客さんと思わしき人々が入っていくのでついていってみると普通に営業していた。入館料を払って中に入る。タオルが貸し出しでなくて購入なのはちょっとびっくりした。

朝風呂はやはり圧巻の気持ちよさ。
人が予想よりも沢山いて、開店直後とは思えない人数だった。
外に出た瞬間に鳥肌が全身に立つような気温で露天風呂に入ると手先と足先の冷たさと湯の熱さが程よくミックスされる。
熱い五右衛門風呂と比較的ぬるめの大浴場とで1時間弱ぼーっと過ごし、最後に軽くジャグジーや炭酸風呂に入って上がる。

お決まりのコーヒー牛乳を流し込んでお次は海遊館へ。
今回のオフ会では僕ともう二人が関東から来るのだが、その内一人は別便の夜行バスで来るとの事なので午前中から合流して海遊館を見て回る事にした。
最寄りの大阪港で落ち合い、海遊館へ向かう。
入館予約をかっちりされている事もあってかこちらも朝10時にも関わらず盛況の様子。

海遊館。ワクワクが高まる

海遊館は基本的に上から下に降りて行く形で、一つの水槽を高さ別に何度も見る事になる。
上の方では魚群が綺麗に見えたり、下の方ではあまり動かない魚たちが屯していたり、目玉のジンベエザメはどこからでも見られる存在感を発揮していたりと個性に溢れていた。
海獣のエリアも何度か通ることが出来、水面からの様子と水中の様子を余すことなく見られた。

海獣のあの緩やかな等速直線運動の感じがすごく好き
何故か一頭だけ水槽の上にいたカピバラさん
ずっとこっちを凝視している魚
コバンザメさんくっつけるならどこでもいいのか?
やる気のないネコザメ達

最後の方には海月専門のエリアがあり、個人的にはここが一番アガった。

何とも言えない生物味のある非生物感

特にカブトクラゲなどはこの形で間違いなく生きているとなると命とはなんだろうという根源的な考えをすんなり持つことが出来る。堪らない。

一体どういう進化ルートを辿ったらこの生き物が自然発生的に出来上がるのだろうか。
非常に好奇心をそそられる。

異質さを感じていたが、調べてみるとなるほどこのカブトクラゲ、刺胞生物ではなく有櫛生物のため厳密にはクラゲではないとかなんとか。
本当に一日中いられそうなのだが、そうも言っていられないので海遊館を出て集合場所に向かう事に。
風呂でゆっくりし過ぎて朝飯を食べておらずこの時点で腹は空っぽ。

なんば駅で紆余曲折ありながらも新たに3人と合流。
適当に昼飯を食おうと道頓堀まで出たが、いわゆる手軽な大阪料理はどこも行列だらけでまともに入れず
結局道頓堀からは少し外れた場所のちょっといいとこの鉄板焼き屋「鉄板神社」に流れ込んだ。入店時点で少し客が少ないので一瞬警戒したが杞憂だった。
おすすめコースだとお任せ串が止めるまで無限に出てくるという事で何とも面白い。創作料理と言うだけあって色々変わった串が出てきたがどれも美味しくて満足
少々お高めではあったがその分の味はあったように思う。あと食べてる最中に雪がバラバラ降ってまた止んでいた。

そんなこんなで駄弁っていたらチェックインの時間になったのでホテルに移動する事に。
今回利用したホテルはMIMARU大阪 難波STATION
なんとこのホテル、ボードゲームの貸し出しサービスもあり、また、「夜通しボードゲームの部屋」という部屋まである徹底っぷり。
今回は男女3人ずつという事で2部屋取ったが、もう一人の予約主が仕事で遅れるとの事で一部屋で時間を潰す事に。

ボードゲームメインだと思っていたが普通に高級ホテル
キッチンの充実具合とかが凄かった

早速貸し出しシステムを利用して、「それは俺の魚だ!」「インサイダーゲーム」を借りる。また、僕も自前で「犯人は踊る」「ごきぶりポーカー」「ワードバスケット」と軽めのゲームを持参。
全てのゲームを数セットずつ遊んだ。

まずは「犯人は踊る」
ボドゲ好きなら一度は目にするであろう有名どころで、勿論貸し出しにもあるとは思っていたのだが(実際あった)、これが特に面白いのは5~6人なので今回は是非にと思って自前で用意した。
手軽にできるインスト一回のサクッとしたプレイ時間に反して読もうと思えばいくらでも読める奥の深さが魅力
全員がそれぞれ犯人で逃げきったり推理で犯人を捕まえたりして大いに盛り上がった。特に最初から最後まで犯人の位置を特定できるとテンションが上がる。
6人に合流してからも数回やったくらい盛り上がった(何なら6人目も持参してきていたらしい)。現代ボードゲームの金字塔だろう。

お次は「インサイダーゲーム」
秘匿系のゲームが多いがこれは完全にインストをする僕の趣味である。
プレイヤーとゲームマスターに分かれ、プレイヤー側はお題を特定しつつも尚且つプレイヤー側にひとりいるインサイダーを炙り出すのが目的のゲーム。

口のうまいやつが死んでいく珍しいゲーム

お題には辿り着いては欲しいけどあまりにも綺麗な質問をするわけにはいかないというジレンマを楽しむゲーム。
ボードゲーム慣れが出るゲームであるが、発言の比較的少ないインサイダーと発言の多いプレイヤーが混ざると難易度が上がる。プレイヤーに勘のいい人がいるとインサイダーの思惑とは別にポンポン進んでしまうのでインサイダーの特定はかなり難しい。今回は一人の思い付きで「順番に全員が持ち回りで質問をする」というハウスルールを追加したがかなり良い感じだった。
あとはインサイダーの特定フェーズになると言った言わないの水掛け論になりかねないので全員に疑惑の目を持つようにする事も重要だったりする。

続いて「ワードバスケット」
小学生でも出来るしりとりをボードゲームに落とし込んだ軽めのゲーム。
手札と場のカードにあった単語を如何にひねり出せるかが勝負。
7文字以上を決めた時の気持ちよさは癖になる。
自身の語彙力のみがキーとなるゲームの特性上得意不得意が割とはっきり分かれるので、得意な人は「4文字以上」の縛りなどを追加しても良い。
4文字以上縛りはなかなか歯ごたえがあり面白かった。

次は「ごきぶりポーカー」人を疑うゲームしか持ってきてねえな俺
自分の手札を相手に申告しながら渡して嘘かどうかを見破るゲーム。
見抜けなかった場合には今度は仕掛ける側になるので嘘が下手な人ほど苦手な類。
手札に偏りがあったりすると確実に見破れたりするので、その辺の場の操作まで考えられていたらもっと白熱したかもしれない。
相手が自分の予測しているところまで考えているのか、そこまで考えていないのか相手の方が考えているのかという読みがハマると気持ちいい。

前半戦最後は「それは俺の魚だ!」
これは一人経験者がいたのだが、それも昔の話という事でほぼ全員初見からのスタート。
4人ゲームなので5人中2人が1チームとなりバトルロワイアルとなった。

かわいらしいペンギンのフィギュアとシンプルな図柄のヘックスタイルとは裏腹に
かなり妨害性の高いシビアなゲーム

陣取りゲームとポイント取得を組み合わせたスタイルで、相手のペンギンの動きを妨害しながら如何に邪魔されずに自身のえさ場を確保するか、という広い視野を要求されるゲーム。
最初はワイワイやっていたのが2セット目には全員黙りこくってガチ思考を繰り広げていた
最初の配置から既にゲームは始まっており、ただ多く魚を確保するようなやり方だとあっという間に封鎖されて総漁獲量が減ってしまう。
誰が誰をマークして、誰が誰を妨害するのかという戦略を読みながら目立たずにしれっと自分のえさ場への道を断つ事出来ると強い。

ここまで遊んだところで時刻は20時。最後の一人が仕事が終わってようやく合流できそうという事でなんばまで迎えに出る。
駅で合流して小さな出汁たこ焼きを買って、適当な食料をホテル目の前のコンビニで調達。
前半で借りていたゲームも返して再度新しくゲームを借りて後半戦の幕開け
後半戦の最初は先ほども書いたように「犯人は踊る」で軽く導入をする。

軽く場が馴染んだ後で出してきたのは「ヘックメック」
サイコロを主体としながら戦略性にも長け、なおかつ見ているだけでも盛り上がるという個人的イチオシのゲーム
サイコロを振りながら如何に適切な出目を取り出しつつどこまで攻めたロールが出来るか、ダイスゲームである以上運ゲーなのはそうなのだがそれだけでは済まされないタクティクスも味わえる。
サイコロを乗り越えた後は誰の妨害をするか、いち早く場を閉じて終わらせてしまうか、を選択しつつ勝利を目指していく。
人のターンを見ていても面白いので観戦に回っても楽しめるのが良いところ

続いては「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。」
気になってはいたがやった事はなかったこのゲーム。
今回は紹介してくれたメンバーの「時間無制限」ハウスルールを加えて初体験。
あくまでシンプルに真面目にプロポーズをするスタイルと、何かにつけて一点外さないと満足できないスタイルとで綺麗に分かれて後者は全く勝てなかった。なんでや面白い方がええやろがい
僕ともう一人が完全にそのタイプで指輪を受け取ってもらえないので、お情けで一度ずつ娘役をやらせてもらう事に。
僕が娘役をやった時に「ストーリー性を重視したプロポーズがされたい」と注文を出したところ怪文書が飛んできた。

僕は名家のお嬢様だが既に婚約の決まっている身(らしい)。そこに住む下男とひそかな恋をしていた(らしい)が、遂に結婚が決まり二人は離れ離れになってしまう(らしい)。2人に結婚を覆す力はなく、嫁ぐ僕を下男はどうしようも出来ずに見送る(らしい)。しかし下男はせめて自分に出来る事だけでも、と生涯を掛けて貯めた財産と共に書置きを残して僕に別れを告げる(らしい)
そう、最初で最後のプロポーズと共に……(という事らしい)

よく考えたら結婚できてないしそもそもプロポーズでもないのだが面白くて即決定した。
本来はこれが10秒の制限時間のようなのでかなりストレートなものが多くなるのかな。

まだまだ続くゲーム合宿、次点は「インカの黄金」
これは全員で遺跡の奥に財宝を取りに行きながら、引き際を見極めて他の誰よりも多くの財宝を手に入れるというもの。
やる事は非常にシンプルで進むか戻るかを選ぶだけなのだが、それが大人数になると非常にカオスな模様になってくる。
帰るのが一人だけでないと持ち帰れないレリックや、いつ探索が強制終了されるかわからない罠を搔い潜り、ギリギリまで欲の皮を突っ張ったものが勝ちというあっぱらぱーな表情のプレイヤートークンからは考えられないゲーム。
通して数回やったが2回だけ単身遺跡調査になり大金ガッポガッポの光景が見られた。
平気な顔して「そろそろ帰ろうかな~レリック欲しいし」と言いつつ一攫千金を狙って小細工をかます人もいれば女性陣がやたらと強い意志で奥へとズンズン進むという面白い一面も見られた。

お次は「コードネーム」
二陣に分かれてそれぞれの陣営のマスターからのヒントを頼りに自陣のスパイを当てていくというもの。
マスターのヒントを出す能力とそれを読み取る能力が問われる。
このゲーム3セットやったのだが2セットはルールを読み違えたままやっていたこわいね
マスターとしてヒントを出すとスパイ同士の相談を聞けるのだが、「え?!そっち?!」みたいな解釈をされるのでゲームの難しさをダイレクトに感じられる。
自分が全然意図していない捉えられ方をされるのがもどかしくもあり楽しくもある。ちょっと今度は最初からルールを理解した状態で何度かやってみたい。

続いては「ウミガメの島」
システムとしては至極単純なすごろくなのだが、サイコロを何個ロールするかという選択から人に相乗りできるという点まで独自の要素が何点かある。
特にこの相乗りと言うやつが鬼門で、背中に乗られるとゲームの目的でもある周回報酬の卵が上に乗っている亀に取られてしまう
なるべく人の背中に乗ってうまい汁を吸いつつ自分は乗られたくないというこれまた欲望が出るゲームである。
基本はすごろくなのである意味シンプルな運ゲーだが、ちょっとしたアレンジで盛り上がりには事欠かない作りになっているのが素晴らしい。
深夜テンションという事もあって大いに盛り上がった。

ここまで終えた時点で時刻は朝の4時
一人が限界を迎えて部屋に戻り、それをきっかけに暫しおしゃべりタイムに。
何せネット上の付き合いだけならもうかなりの長さなので喋る事はいくらでも出てくる。
お喋りの延長で始まったのは一人が持ち込んだ「横暴編集長」
非常にシンプルで上の句と下の句を合わせて売れそうな本のタイトルを考えるというもの。
これも色々と傑作が出たので貼っておく。

真ん中にC級映画があるが気にしない
あしなが少女ハイジはあのブランコから足が着くそうだ

「鋼鉄少女ハイジ」はあの名作のスピンオフ。本シリーズからかけ離れたジャンルであるロボットもののラノベがどれだけ売れるのかは疑問だが編集部の推しは強かった。
「ソードアート二十面相」は名作を華麗に現代へとアップデートした意欲作。オンラインMMORPGの世界で二十面相はどのように暗躍するのか。
「走れお祖母ちゃん」は現代のコンプライアンス至上主義に一石を投じるであろう問題作。弊編集部では縛られた現代社会へのアンチテーゼとして出版を推す声が多かった。
同種の変化球として「アンドロイドはばか」も採用。現代のあらゆる分野でのAIへの依存に歯止めをかけ、一度自分の頭での理解を推進するという警鐘を鳴らす意味で出版が決定。
「博士の愛したおじさん」は感動ものかと思いきやゴリゴリのBL。おじさんを正面から推して来る辺り完全に"理解って"いる編集者の策略である。有識者によるとこの「おじさん」は博士のいる大学の用務員らしい
「マリア様がありえないほど近い」はタイトルの圧が強すぎて満場一致で採用。果たしてどれほど近ければこのタイトルが許されるのか。中身を読むのが楽しみである。

ここまでが終わって時刻は朝5時。今回参加できなかったギルドメンバーと通話を繋いだり、絵描きとしての地位を確立したメンバーのスケブタイムが始まったりとカオスなタイムに。
流石にみんなが何となく疲れを見せてきた中、大学院在学中のメンバーは全く顔色が変わらぬまま完徹をしていて普段の闇が垣間見えた。就職はせめてブラックを避けてくれ……
朝7時になったところで4時に寝たメンバーを起こしに行くと同時に一旦風呂でも入るかと一時中断。

楽しさで張っていた糸が切れて、男3人のうち1人は速攻でダウン。
もう一人に先にシャワー浴びてきて、と頼むと同時に僕もベッドに仰向けに倒れたところでブラックアウト
目を覚ましたのは30分ちょっと経ったところで、目を覚ましたらシャワーを済ませたメンバーが部屋の片付けまで済ませてくれていた状態で倒れ伏していた。
ゲーム内では性格の悪いムーブをして周りを引かせていたもののここは大変に助かった。
彼を叩いて起こしてベッドを明け渡してからシャワーを浴びる。
部屋代に応じて風呂がめちゃめちゃ広くて快適だった。
人間不思議なもので例え30分でも寝ると結構目が覚めるものである。
風呂から上がったところで女性陣の方も早く終わった組が再度遊びに来た。

そして実はこの部屋、部屋自体にもゲームが仕掛けられている
室内の各所に隠された20枚のコインを探すというもので、サイゼリヤの間違い探しよろしく大の大人が集まってもなかなか見つけられずに隙間時間にちょいちょい探していた。
この朝の時点で残り数枚まで迫っており、最後はこれを探す時間に。
ネタバレになるのでここには詳細は書かないが、最後だけやたらと見つからないコインがありそこだけは一人に頼んで答えを見てもらい、本当に存在するかを確認までしてもらった。
結果的にどうやらホテル側の想定とは少し違った場所になっていたようでその後にすぐに発見。
こういう細かいところでも楽しめたのは面白かった。

遊びつくして11時にチェックアウトしたのだが、もう一部屋はレイトチェックイン、レイトチェックアウトで取ってくれていたようで少々猶予があるとの事。
一旦片方の部屋を引き払い、もう一部屋に集合して今後の案を練る事にする。
僕はこの時点で帰り道が決まっていないという無計画っぷりだったのでこの場でバスを予約。帰りくらいは新幹線……と思ったけど8000円差はでかかった……。まぁせっかくね、翌日も休みとってあったしね。
結局30分ほど暇を潰した後に昼食もあるからとチェックアウト。
外に出ると昼の陽の光と寒気が肌に沁みる。

昼飯は駅にあったコメダ珈琲で。
思い思いに腹ごしらえをして、一人が大阪城を見たいというのをきっかけに大阪城を見て回る事に。
電車を暫く乗り継いで駅に降りたらマラソン大会をやっていた。
沿道を歩きながら大阪城に辿り着いて門をくぐったら何の催しかわからないがおじさん達が猛禽類を柵に止まらせていた

いつ見てもかっこいい

特に何か看板がある訳でもなく当たり前のように何羽も止まっていたので未だに謎のままだが、一体あれは何だったのだろうか。
とにかく動物園よりも遥かに近い距離で鷲が見られたのは大変にラッキーだった。

天主閣に到着したところで中に入ろうとしたのだが、一人はここに来た時に入った事があるのでもういい、という事になり3:3で分かれる事にした。

雄大な御城
外観はね

男3人でドヤドヤ入ったら門の向こうが完全に現代の博物館でびっくり。
中にエレベーターがあるとは聞いていたがまさかこんなに普通の光景とは。城の雰囲気というものがまるでない。
ここまでとは、という話をしながら上へ上へと昇っていく。中の展示は至って普通の博物館で、これは「大阪城天守閣」と書くより「大阪城博物館」とした方が色々と誤解を生まずに済むのではないのだろうか、などと考えてしまう。

博物館としてはとても楽しい

大変に興味深く展示は面白かったのだが、如何せん睡眠時間30分という事もあり度々意識が飛んでいたのは勿体なかった。それでも8割くらいはきちんと見られたと思う。

かぁーっ!つれーわー

最上階では外に出ることが出来、ここが唯一城を感じた

当時はここから何が見えたのだろうか

下に戻って合流し、ここからまさかの大阪歴史博物館へのはしごが決定。
僕は三度の飯と同じくらい博物館と本屋と美術館が好きなのでこの時点でテンションマックスになった。

暫し歩いて大阪歴史博物館
中では各自自由行動となり、心行くまで展示を堪能することが出来た。
通常のジオラマや展示物を活かした展示から、等身大で再現された内裏や街並みなどの試みも楽しかった。
一番面白かったのは最上階の古代かもしれない。
人々が一人の人間を神として祀り上げるまでの過程はどうなっていたのだろうか、などと考えると堪らなく面白い
帰りしなにちらっと見かけた次の特別展の予告が「異界彷徨」というものでめちゃめちゃに興味をそそられた。あと一つ何か大阪に目的があったら是非見に行きたい

終わって梅田に戻った時点で夕方5時
適当な鉄板焼きの飲み屋に入る。

疲れた身体に酒が入って回る回る
ご飯も美味しかった

最後の粉ものを堪能して、2時間後に退店。ここで2人が解散。
残りは家が比較的近いのと夜行バス組なのでスタバで時間を潰す事に。酔っ払いが突っ伏してぶっ倒れていたが何とか見逃してもらえたようだった。
バスの時間も近くなり、スタバからそれぞれの方面へ向かう事となり、ここで最後の解散となった。
歩いてバス乗り場に向かい、21時半のバスで東京に向かって復路を辿る。

行きよりは足元に余裕があったが伸ばしきれない
でも十分快適

またまたぐっすりと眠り新宿に着いたのは朝の6時。日の昇っていない新宿を素通りして自宅に帰る。

まだ夜

帰りに歩いた土手がちょうど夜明けで綺麗だった

どんな天気でも大体絵になる河原
まだまだ世の中は起きる前

家に着いて適当に買った食料を食べて横になる。もう何もしたくない。一日休みは取ってあるので後はどうにでもなれ、と洗濯だけ済ませてから夢の世界に旅立つ。
何度寝したか忘れたが起きたのは18時頃。
もぞもぞと起き出してから2時間くらいギターの練習をして、ぼけーっと過ごしながら月曜日を終える。

こうして今回の旅行は幕を閉じた。
長年の友人とやっと顔を突き合わせて話せた事も、徹夜でボードゲームを遊び尽くした事も、その後にこれでもかと博物館巡りをした事も全部が楽しかった。
今回を通して得た団体旅行のノウハウも活かしてまた企画したいと思っている。
何にせよ、こういった企画は乗ってきてくれる参加者がいてこそである。
参加してくれたみんなにはこの場を借りて再度お礼を言っておきたいと思う。参加ありがとう!

今回は出発する前からこうしてnoteに書こうとは決めていたので、こまめに写真を撮るようにしていた。
ここでこうして書くことによって、旅行その時の楽しさとはちょっと違う楽しさで二度美味しい
それでもちょっと写真が足りてないところがあったのはご愛嬌。
次にこうしたイベントをした際にはまたこうして日記に書けたらいいなと思う。

以上、リコでした。


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