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数学好きの血

こんにちは。
フェリタス社会保険労務士法人の石川です。

皆さんは、算数・数学は好きですか?

私は中学生の頃から、数学につまづき、高校では「文スぺ(文系スペシャル)」といわれる、理数科目が一切ない文系コースを選んでいたので、苦手意識が強い科目でした。

春から通っている大学院は、心理学系なので研究では統計が必須です。
Σとか、正規分布とか、はるか彼方に習った記憶はありますが、何一つ思い出せません・・。

もちろん、そんな私のような社会人学生のために、統計授業は必修として用意されています。
そこで、気合を入れて統計を学び始めたのですが、これがメチャクチャ面白い!
統計の先生が、とても授業が上手なので、楽しく、分かりやすく、学ぶことができます。

そして、7月からは、調査実習で統計ソフトを使って、データ処理のやり方を勉強していますが、これがまた魔法みたいでとっても面白い!

ただ、意外だったのは、数学というのは、曖昧さを許さない学問だと思っていたのに、心理統計は意外と「何となく」とか「理由は良く分からんけど、こういうルール」みたいなところがあるのだということでした。
もちろん、すごーく高度なレベルの人たちは、そこを説明できるのかもしれませんが、一般の研究者レベルでは、そこは追及しないそうで・・。

私のピアノの先生は、高校の先輩でもあり、実はバリバリの理系で、社会人の時に東工大の大学院で音楽とストレスの関係を研究した博士号取得者でもあります。
その先生に、
「統計の曖昧さがよく分からない」
という話をしたところ、
「自分も院生の時に、同じ質問を教授にしたら、そこは追及せずに、そういうもんだ、で納得するよう言われた。」
と言われました。
先生は理系なので、理屈で説明できない事は気持ち悪いそうですが、統計処理については「そういうもんだ」と割り切ることにした、と・・。

それにしても、中学高校と大嫌いな理数科目でしたが、やってみると統計は結構面白いことにこの年になって気づいたのは意外な発見でした。

私が高校生の頃、理工学部出身の父親が、私の数学の課題を楽しそうに解いていて(何が面白いんだか・・)と冷めた目で見ていましたが、今では少し理解できます。
そして、バリバリのリケジョのうちの娘も、他の課題は一切手はつけずでしたが、数学の課題だけは、楽しそうにやっていました・・。

数学好きの血は、私にも流れているのかもしれません。