はじめての台湾(旅行会社の人目線) 1日目
最初の日記に書いた通り、わたし台湾には企画担当になるまで行ったことなかったのです。
そんなある日、上司から「台湾行ってきなさい。」との命令が下される。
というわけで台湾に行ってきました。っていう思い出の記事です。
長いんで分けて書きます。
【Chapter1.不安ですよ新人だもの】
やってきました福岡空港国際線ターミナル。
はじめてお客さんと一緒に行く海外。最初のご挨拶はカミカミでした。そんなわたしを見てお客さんは不安げ。そりゃそうです、一緒に海外へ行く旅行会社の社員がど緊張してるんですもん。
ですがお客さん、1番不安なのは僕ですよ(๑˃̵ᴗ˂̵)っ
内心そう思いながら搭乗手続きやら出国審査を終えて飛行機へ。
利用したのは台湾の航空会社であるチャイナエアラインのA330。台湾までは約2時間半ほどの空の旅で、こんなに短い区間でも機内食の提供がありました。席はお客さんより前方の方で取ってもらいました。理由はお客さんより先に降りて点呼を取れるようにするため。こういう工夫は結構大事ʅ(◞‿◟)ʃ
でも僕は新人。機内食を余裕こいて食べてたらすぐに回収され、飛行機はいよいよ台湾・桃園空港へ。席が前方なのも、航空会社のお姉さんがアドバイスしてくれたからだよ(^ν^)
さあ、桃園空港に到着しました。これでわたしは完全に退路を絶たれました。という訳で台湾4日間の旅スタートです。今回のツアーはお盆明けの8月中旬。夏休みでご家族づれも多いので、入国審査は長蛇の列でした。
お客さん「どれくらいかかるかな?」
僕「30分くらいじゃないですかね〜」
結果、1時間。ほんと桃園空港の入国審査は時間がかかる。お客さん、僕を疑うような目でみる。僕、涙目。だって入国審査で何時間かかるとか、あんまガイドブック書いてないじゃん。ま、このツアー現地で他の空港から来る人待たなきゃだから、あんまし影響はなかったんだけど・・・
その後、荷物をピックアップしてガイドさんの待つ到着ロビーへ・・・
え、ガイド多くない?うちのガイドさんどこよ・・・
あ、あなたかな?いや、違う。あれ、あなた?え、違うの・・・
僕「すいません、ガイドのAさんはいないですか?」
カタコトのおじさん「アナタノガイドチョットトイレネ。」
僕「あ、そうなんですね、ちなみにあなたは誰ですか?」
カタコトのおじさん「ボクハアナタノガイドノトモダチノキャメラマンダヨ。アナタノガイド、チョットオナカヨワイヨ。」
僕「そうなんですね。僕もです。」
このガイドとは気が合いそうだ。
【Chapter 2.語彙力は大事です】
ガイドのAさんもトイレから無事帰ってきて、他の空港から飛んできたお客さんとも合流し、いよいよ一行はバスへ。
台湾のバスって、冷房ガンガンかけててめちゃくちゃ寒いんですよね。
バスに乗車し、まずは台北へ。
桃園空港からは大体1時間くらいで台北市内に着きます。
まずは蒋介石を祀る中正紀念堂へ。
なんだこのお堂、めっちゃデケェ。
さぁ、中へご案内いたします〜
内部は蒋介石にまつわる品々がずらりと展示されております。
では、この場所のメインの蒋介石の像のある上階へ〜
おー、なんかすごい!
天井の模様は国旗の模様と同じですね。青天白日というらしいです。
実質建国の父ですからね。そりゃ昔から偉い人は銅像になりますもんね。
あれ?でも、中国の毛沢東さんはあのでかい写真だよな・・・まぁ、いいか。
【Chapter 3.願いよ叶えいつの日か】
お次は山の中の十分へ。
十分までは大体1時間くらいの道のりです。
さぁ着きましたよっと。十分での目的は天燈上げです。
ガイドA「皆さん、叶えたいお願い事書いてくださいね〜」
僕「Aさんはいつも何書いてるんですか?」
ガイドA「お金持ちになりたいと健康だよ。」
僕「欲張りですね〜」
ガイドA「あなたは何書くんですか?」
僕「無事日本に帰れますように。」
ガイドA「はっはっ!おもしろいですねぇ( ͡° ͜ʖ ͡°)」
このガイドには二兎追うものは一兎も得ずという言葉を教えてあげたい。そしてちょっとだけ痛い目に遭えばいい。心の中でそう思った。
こんな感じで大きな紙風船を熱気球の原理で上げます。お願い事が叶う確率は15%ほどですかね・・・(理由はまた別の機会に。)
【Chapter 4.日本人にとってのThe台湾】
お次はみんな大好き九份。僕もこの時は、「わぁ九份だ、すげぇ」って思ってました。けど、出張のたびにここへは訪れるようになると魅力を感じなくなるんですよね。だって階段多いもん。あとここにいるのほとんど日本人ですしね。
しかもついた頃にはもう日が落ちて暗くて、階段見えねぇよ・・・
まぁ、上に行ったら見たことある絵でテンション少し上がりましたけど。
ここの階段、1番上まで300段あるので、健脚な方はぜひ健康維持がてら行ってみてください。
さぁ、集合時間になりましたが、お客さん全然帰ってこない。みんなぁ、時間は守ってぇ〜・・・
【Chapter 5.絶対に負けられない戦いがそこにはある】
さぁ、1日目の観光も終えてホテルへ向かいますよっと。
九份からホテルまでは約2時間ほど。1日の終わりのバスで眠気もありますが、お客さんの前で寝るわけにもいかず、眠気を堪えて車窓を眺めていました。通り過ぎる台北の夜景は綺麗で、大学の時来てみたかったな〜とか思ったり。ま、ちょっと寝ちゃってたんですが。
1時間くらいが経ち、車内はお客さんも寝ているのか静かでした。まだあと1時間か〜と考えていると、僕の前の方から「ゔゔっ」という呻き声が聞こえてくるではありませんか。
僕の前にいるのは運転手かガイドしかいません。
はっは〜ん、さては俺の念が通じたかな。
そう、わたしは十分でガイドAさんに“ちょっとだけ痛い目に遭えばいい“と念じていました。
僕「Aさん大丈夫ですか?(^ν^)」
わたしはAさんに問うた
ガイドA「ちょっと辛いね・・・ゔゔっ囧rz」
Aさんは言葉を捻り出す
僕「どこか痛いんですか?(^ν^)」
わたしは笑いを堪えながらもう一度Aさんへ尋ねる
ガイドA「お腹が、、、時間の問題ね、、、囧rz」
おいおいおい、君は天に健康を願ったんじゃないのかい?
あぁ、でも確か君は二兎を追っていたなぁ。はっはっは。君は愚かだなぁ。
でもわたしも鬼ではない。というか車内で漏らされても超困るわ。
僕「下痢止め持ってるんですけど、飲みますか?(^ν^)」
そう、わたしもお腹が弱いのだ。
ガイドA「謝謝・・・囧rz」
そうして、わたしとAさんは絶対に負けられない戦いに打ち勝ったのだった。
2日目へ続く。
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