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【第1章】更年期を悪化させる最大の原因は『環境ホルモン』にあった

オーガニック専門家の立場からも、更年期を悪化させる最大の原因は『 環境ホルモンにある 』と考えている。

もしあなたが、

「 環境ホルモンと、女性ホルモンの関係性 」
「 環境ホルモンが、卵巣にどのような影響を及ぼすのか 」

これらを詳しく知らないままでいると、『 女性ホルモン 』を撹乱させている物質を、日々の暮らしの中で知らないうちに『 吸って 』暮らしていることになるのだ

今回、その、ほとんどの人がまだ知らない、重要なことについて解説していきたいと思う🤔

まず、本題に入る前に、更年期はなぜやってくるのか?

について解説していこうと思う

わたしたちが知っている『更年期』とは🤔

更年期は、女性の生殖能力が減退し、生理周期が終了する自然な過程である。

通常、更年期は40代後半から50代前半にかけて起こりますが、その症状は個人差があることは承知の通りである。

更年期は卵巣の機能が低下し、卵巣からの女性ホルモン( エストロゲンとプロゲステロン )の分泌が減少することによって引き起こされる。

更年期の症状には、ホットフラッシュ( ほてりや発汗 )、睡眠障害、気分の変化、不規則な生理周期、膣乾燥などが含まれる。

これらの症状は、ホルモンの変化による身体的および精神的な影響によって引き起こされるのだ。

更年期は自然な生理現象であり、すべての女性が通る道である。

しかし、症状を軽減するために、ホルモン補充療法や生活習慣の変更、サプリメントの使用など、さまざまな治療法や対処法がある。

わたしは、1つの疑問を抱いた🤔

更年期は、女性の生殖能力が減退し、生理周期が終了する自然な過程である。

実際、更年期という症状に悩む女性の大半が『 先進国 』の女性ばかりである。

逆に、『 発展途上国 』の女性は『 更年期 』の症状に悩まされていないことを知った😳

ということは、すべての女性が生殖能力が減退するというわけではないということになる🤔

オーガニック専門家の資格を取得して5年目にして、ようやく『 オーガニック 』の重要性について深く理解することができた

実は、オーガニック専門家資格を取得するために学んだ知識の中に『 環境問題 』について深い知識を得ていた

そして、その『 環境問題 』に『 更年期 』の症状を悪化させる『 原因 』が、すでにわかっていたことに気づいたのだ( いや、気づいていたのだが )

巷に流れる情報に、完全にわたしは『 振り回されていた 』ということになるだろう

そして、『 女性ホルモン 』を撹乱させている物質を、わたしたちは日々『 吸って 』暮らしていることに気づいている人は、どれくらいいるのだろうか🤔

『 環境ホルモン 』については、1990年代に世界的な問題として取り上げられてきた

だが、その存在を忘れてしまって、『 根本原因 』を無視して『 違う方法で解決しよう 』としている人たちが多いことに気づいたのだ

日本における『 フェムテック産業 』がいい例ではないだろうか

『更年期』症状を悪化させる『 根本的な原因 』とは何か🤔

実際、この『 根本的な原因 』は『 不妊 』の原因にも繋がっていく

わたしたちが暮らしている この日本という国の現状を知り、体内の『 女性ホルモン 』を撹乱させないためには、どうしたらいいのか🤔

わたしの考えを述べてみたいと思う


◾️環境ホルモンとは?


環境ホルモンは、外部環境から人間や他の生物に影響を与える化学物質である

これらの物質は、内分泌系に影響を与えることがあり、健康や生殖能力に悪影響を及ぼすことがわかっている

主に、環境ホルモンで人体に影響を及ぼしているとされる物質を、以下に記しておく

✅ビスフェノールA(BPA):ビスフェノールAは、プラスチック製品や金属製品の内部コーティングに使われている。これは内分泌攪乱物質であり、ホルモンバランスに影響を与えることがわかっている。

フタル酸エステル:フタル酸エステルは、柔軟剤やプラスチック製品に使われている。これも内分泌攪乱物質であり、特に生殖系に影響を与えることがわかっている。

ポリ塩化ビフェニル(PCB):PCBはかつて電気機器や断熱材に使用されていましたが、現在は禁止されている。しかし、環境中にはまだ存在しており、生物にとって潜在的な脅威となっている。

農薬:農薬には、ホルモンバランスに影響を与える可能性がある農薬が存在する。例えば、除草剤や殺虫剤には内分泌攪乱物質が含まれている。

合成化学物質:日常生活で使われる合成化学物質の中には、内分泌攪乱物質が含まれている。例えば、洗剤、化粧品、香り付き製品などが該当する。

これらの環境ホルモンは、個々の物質や特定の環境への暴露量によって、健康への影響が異なることを述べておく


環境ホルモンの概念は、1990年代初頭に科学界で注目を集めはじめたのだが、これは、環境中の化学物質が生物の内分泌系に影響を与える可能性があることを指摘する研究が増加したことによるものである

環境ホルモンの発見と、その理解に至る過程を見ていこう

✅動物の影響観察:1980年代後半から1990年代初頭にかけて、特に鳥類や魚類の生殖異常や性ホルモンに関連した変化が報告された。これらの研究から、環境中の化学物質が生物の性ホルモンシステムに影響を与える可能性があることがわかってきた。

科学的研究の増加:科学的な研究が増加し、特に環境中の化学物質が生物の内分泌系に与える影響に焦点を当て、研究が進められた。これらの研究は、ホルモン様作用を持つ化学物質(内分泌攪乱物質)が、生物の発生、成長、生殖などの重要な生理プロセスに影響を与えることがわかった。

国際的な議論と取り組み:1991年に、米国のウィングレート環境会議が環境ホルモンに関する最初の国際会議を開催。この会議をきっかけに、環境ホルモンの問題が国際的に取り上げられ、研究や議論が活発化した背景がある。

科学的な確認と認識の成長:研究が進むにつれて、環境ホルモンの存在とその生物への影響がより確認され、科学的な認識が広まっていった。これにより、環境ホルモンの問題が環境保護や公衆衛生の政策立案の中心的なテーマとなった。

環境ホルモンの発見と理解は、環境中の化学物質が、生物の健康や生殖能力に与える潜在的な影響を明らかにするための長い過程であり、今日でもその影響と対策について研究が続けられている


◾️発展途上国の人々はなぜ『更年期』の症状が出ないのか


とある文献の中で、わたしは興味深い文章を見つけた

それは、

『 発展途上国の人々は更年期いうと概念がない 』

という内容だった

45歳〜55歳は更年期という大事な10年間である

そのためには、どのような生活を送ればいいのか🤔


ネットで出回る情報の大半が、『 更年期症状を緩和するためにはどうすればいいのか 』の対処法ばかりだ

なぜ『 更年期 』という時期があり、『 症状 』が現れるのかについての根本的な原因についてもまた、同じ内容ばかりがネット上で飛び交っている

正直な話、飽き飽きしている

本科スクールのBioeat(ビオエット)®︎で、実は『 環境ホルモンが人体に与える影響 』について教えていたことに気づいた😂

原因は、『 環境ホルモン 』が『 卵巣 』に与える影響によって『 更年期 』の症状を悪化させている

これが正解だ

ということは『 環境ホルモン 』にさらされない『 生活 』を送れば、『 更年期 』の症状を悪化させることはない

ということにつながる

だが、この日本という国に住んで『 環境ホルモン 』にさらされない生活を送ることは『 困難 』である

では、どうしたらいいのか🤔

結局『 対処法 』を述べて終わるだけになってしまう

『 環境ホルモン 』が『 卵巣 』にどのような影響を与えるのか、について知ることが大事である

それを知らなければ、『 対処法 』を知っても実践できないだろう

先ほどの話に戻るが、なぜ『 発展途上国の女性は更年期症状が出ないのか 』

その答えは…

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