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タイ進出支援企業に「タイでのSNSマーケティング」のリアルを聞いてきました。

【私たちについて】
クリエイター専門のマネジメントを提供している「株式会社フェローズ」の初の海外拠点として設立された、Fellows Creative Staff Singapore(フェローズシンガポール)

私たちは、「一者一社と熱くむきあう」ことを理念に、現地クリエイターやエキスパートと、海外進出を目指す日本企業の出会いを実現します。
東南アジアで構築してきた独自のネットワークを活用し、東南アジアのクリエイターや、各業界の専門性を持ったエキスパートを紹介しています。

また、シンガポールの優秀な人材、制作クリエイター探し、東南アジアへ進出といった「ご縁」をつないでほしいという相談は、弊社TwitterのDM、HPから受け付けています✉


今回は、タイ現地で日本企業の海外ビジネス支援を行うPromlikit社にお話を伺いました。お話を伺う中で、日本とタイではSNSの使い方やありかたが、異なるのではと感じました。タイ現地の企業だからこその視点、リアルな情報をお届けします。

この記事ではリアルな情報を簡潔にお伝えするべく、具体的なデータなどは省きました。
具体的なタイのSNSに普及率データと、Promlikit社のより詳しいお話(タイのSNS事情からSNSマーケティングのポイントなど)をまとめたものはこちらの記事になります。


今回の記事が以下の方に参考になれたらと思います。

「タイでSNSマーケティングを効果的に行いたい企業」
「タイでSNSマーケティングを始めようと考えている企業」

「タイで主要のSNSについて教えてください!」


1.Facebook

出典:https://icon-icons.com/ja/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3/facebook-%E7%8B%AC%E8%87%AA%E3%81%AE-%E3%83%AD%E3%82%B4/146526

ビジネス系の事柄やニュースをチェックするために見る人が多い印象がありますね。マーケティングやIT、ビジネス、株など。タイの企業の有名どころだとBrandthinkでしょうか。多くのビジネスマンが見ている印象です。
また、プライベートグループについても要チェックです。タイではよくあることで、プライベートグループでビジネスの相談が行われ、そこでビジネスが動いたり、案件を依頼したりします。

2.Tiktok


出典:https://www.pngwing.com/ja/free-png-aztbk

1番の特徴はインフルエンサーだけでなく、一般の個人の方でも発信している人が多いことです。私は日本にも住んだことがあるのですが、ここに関して全然違いました。Youtubeと違って、1つ1つの動画が短いので、再生回数が上がりやすく、多くの人に見られるのがうれしくて投稿しているのだと思います。

もう1つの特徴はインフルエンサーマーケティングがとても盛んなことです。例えば、タイのGarminという男性と韓国のChaleという女性のコラボ。その二人に目を付けたタイの企業が案件を依頼。たったの1時間のTiktokライブで800万バーツを売り上げました。(1バーツ=4.2円換算で約3,300万円)
インフルエンサーのファンと自社のターゲットが一致しており、効果的な訴求ができれば、大きな効果があると思います。

3.X

出典:<a href="https://jp.freepik.com/free-vector/new-twitter-x-logo-with-drop-shadow_57642960.htm#query=x%E3%83%AD%E3%82%B4&position=1&from_view=keyword&track=ais&uuid=d4782303-b3ea-4dd3-bcf5-e3cc7b4711c6">著作者:starline</a>/出典:Freepik

Xは、日本ほどユーザーが多くはない印象です。また、他のSNSに比べてユーザーは若者が多い印象で、40歳以上はあまり見ない印象があります。また、他のSNSでも言えることではありますが、Xはより自分の関心のある事柄を見るためのSNSという感覚があります。


「タイのSNSの最新事情を教えてください!」

1.「インフルエンサーマーケティングが盛ん!」

Tiktok、Instagramをメインに、インフルエンサーを活用したマーケティングがタイではとても盛んです。インフルエンサーにはファンが多く、この方が言うなら気になる、この方が紹介したから知った、ということはよくあります。
しかし、ただインフルエンサーを活用したらよいわけではありません。自社のブランドにあった媒体、自社のターゲットに合ったファンがいるインフルエンサーの選定、伝え方・訴求法、など大切なポイントは多いです。また、自社もしっかりとSNSを運用していることも大切になります。


2.「SNSをHP代わりにする会社が多く、詐欺が多発!?」

HP制作は意外とコストがかかりハードルが高いものです。そのため、無料ですぐ始められるSNSを、自社のHP代わりとして運用している会社も多いです。そしてSNS上では会社のように見せ、お金をだまし取る詐欺が多発しています。

例えば、ホテルを予約するとき。登録料がかかるため宿泊サイトに載せていないホテルも多く、SNSでホテルを調べることも。そこで見つけたホテルを予約して振り込むも、実際には会社もホテルも存在せず。このようなことはよくあるそうです。
そのため、SNS上のチャットで質問をする方も多く、そこでしっかりと回答をするなどして、信用してもらえる運用が大切になります。


現地事情を踏まえたSNSマーケティングを

今回はタイで日本企業の進出支援などを行っている企業Promlikit様にお話を伺い、タイの主要SNS、最新事情についてお聞きしました。私たちが普段日本にいると知らない部分も多く、タイ現地にいるからこそ知っている情報や視点はとても参考になったかと思います。

やはり、現地の文化、消費者行動、およびSNSの使用状況に精通していることでタイ進出の成功率を左右します。日本人がコンテンツを作成し、発信することはできますが、文化的ニュアンスや市場特性を完全に理解することは難しいです。そのため、Promlikit様のような、タイ現地の人材や企業と協力することで専門知識を得ることも有効な手段です。

フェローズシンガポールでは、タイを含む東南アジアのクリエイターや専門性を持ったエキスパートをご紹介しています。タイの現地人材やタイ経験を持つ人材をお探しの方は、こちらをご覧ください。
弊社による東南アジアの人材紹介について解説しています。



また、タイのSNS普及率ランキングや、SNSマーケティングのポイントについては、こちらの記事でより詳しく解説しています。



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