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『一冊でわかるブラジル史』

ひさしぶりに本の紹介です。
Facebookでおすすめしている方がいらっしゃったので、図書館で借りてきて読んだ本。

わたしのFacebookはカポエイラつながりで、ブラジル関係のことがタイムラインに流れてくることが多いのです。

『一冊でわかるブラジル史』

わたしがブラジルとの接点をもったのは、いうまでもなく「カポエイラ」で、出会いはさかのぼること2001年。もう20年以上も前か。

それまでほとんど興味を持っていなかった国、ブラジルが急にわたしの世界に入ってきたのでした。イギリス留学中に、学校でスペイン語をとっていたのでほんの少しのスペイン語の知識をもちながら、ポルトガル語で1~10を数えるのは慣れるまで大変だったのを覚えています。
1 (ウン)ウノ※スペイン語
2(ドイス)ドス※
3(トゥレイス)
4(クアトロ)
5(スィンコ)
6(セイス)
まではまぁまぁ、そこからさき7,8あたりで、あれれ…となり。

スペイン語とポルトガル語は似ているので、おそらくどちらか一方でも自由に操れるくらいの語学力があれば、もう一方もそれなりに通じるように話せるのでしょうが、わたしのようなわずかな知識ではかえって混乱のもとなのです。

そもそも、南米では広くスペイン語が話されているのに、なぜブラジルだけがポルトガル語なのか。
記憶をたどってみても、学校の授業で「ブラジルの歴史」なんてのはしっかり学んだことはなく、今回この本を読んで
「なるほど~~~」
がたくさんでした。

北米と同様、いわゆるヨーロッパの人が「発見」したとされるアメリカ大陸。ブラジルの歴史はその「発見」以降のもの、という制限はあるものの、知らなかったことがたくさん書かれていて、勉強になりました。
いわゆる世界史の教科書を読んでいるような感じで、どちらかというとざっくりと大まかな流れを把握するのには役立つ本だと思います。

初心者がいきなり部分的に詳しい歴史の本を読もうとしても難しすぎるので、そういう人にはちょうどいいと思いました。よくまとめたなぁ…と感心します。

なんとなくの流れはなぞってみただけとはいえ、今までこれらすべてをまったく知らずにブラジルのカポエイラに携わってきたことを、ちょっと反省しています。わたしがカポエイラを始めたばかりの2002年~2003年ごろ、大統領選挙がどうとか言ってたなぁ…とか、ブラジル通貨がレアル(ヘアウ)のほかにクルゼイロ、なんてのも聞いたことがあったなぁとか、その当時はなんとも思っていなかったけど、わりと最近のできごとだったんだなぁと。

あらためて、日本の歴史の長さを実感しました。もう少しきちんと、ブラジルのこと、学んでみようと思います。

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