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夏の終わりに思いだすイギリス

だんだんと日が短くなってきました。
ちょっと前までは19時ちかくまで明るかったのに、今では18時になるともう…という感じ。日が落ちたあとは、真夏のようなうだる熱気はすでになくひんやりとしています。

都内では気がつかないけれど、自宅に帰って晩ごはんを食べていると外ではスズ虫なのかコオロギなのか分からないけど、秋を思わせる虫の声。はぁ~なごむ。田舎って良いなぁと思うのです。

夜寝るときもクーラーはいらないし、なんなら薄い毛布は最初からしっかりとかぶって寝るくらい。汗をかきながら夜中に目が覚めることもないし、これからは布団が嬉しい季節になるんだなぁ…と嬉しい気持ち半分、寂しい気持ち半分。

今年の夏はお風呂の設定温度をずっと38℃にしていたのですが、昨日はさすがに少し寒いんじゃないかと思っておもいきって40℃にしたら
さいこう!
あたたかいお風呂に浸かれるのって本当に最高。幸せ。日本に住んでてよかったと思った瞬間でした。

***

こんなときふと懐かしく思いだすのは、30年前のイギリスでのホームステイ。寒さに震えながらチョロチョロとしか出ない、水圧も水温も低いシャワーで髪を洗い身体をあらう辛さったらない。ここは先進国か? と首をかしげたくなった。イギリス人はこれでいいのか? と思いながら直接たずねることはできなかったけど。。

もう昔の話なので、現代のイギリス家庭は違うかもしれませんけどね。それでも、シャワー室(1階)とお風呂(2階)が別々で両方あったご家庭だったので、まだ恵まれていたほうなのかもしれません。ただ、一日に使えるお湯の量が決まっていて、それがなくなるとお風呂の場合は水しか出てこなくて途中から水風呂…なんていう悲劇もあったっけ。

そういうときは、仕方がないけどあきらめて泡アワがついたまま、お風呂をあがってたなぁ。日本式のお風呂に慣れていると泡を洗い流さないなんて!!!と気持ち悪かったけど、一般家庭にホームステイさせてもらっている身としては、だまって現地の方式にしたがうしか方法がなかったのです。

10代の高校生だったからなんとかなったけど、今だったらとってもツライと思うのです。「風呂に入らない」というオプションを使うかも。

そう、イギリスは日本みたいに毎日お風呂に入らなくても平気な気候だったというのもあります。頭を洗うのも1週間に1回あればいいんじゃない?くらいの……(これは個人差があると思いますが、わたしはわりと洗わなくても平気でした)

ここに書き記すことがちょっと憚られるのですが、わたしのイギリス留学時代のこと。何日も頭を洗わないでいると頭皮が油でぺたぺたしてきます。もういい加減、やばいんじゃない?ってくらいになるまで、放置していることが多かったです。だって、お風呂(シャワー)じたい、毎日入るものではなかったし、入ってもチョロチョロシャワーとか水風呂だと、髪を洗うのもひと苦労、そして勇気のいることなのです。

いまは…どうなんでしょうね。
お風呂事情。シャワーも勢いよくシャーっとでているのかな? それとも…。あ、そういえば、シャワーもお風呂も壊れてることも何度かあったような。そういうときは、我慢するしかなかったのよねぇ…もうあまり記憶には残っていませんが。


で、いま。
日本のお風呂は「最高だな」と再確認できる季節になってきて嬉しい、という今日のお話しでした。一日の終わりにあたたかいお風呂に浸かってリラックス、そしてそのまま布団にもぐりこんで寝るのが最高ですね。


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