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文字が読めるシアワセ

「そうやって、なんでも読まない!」
「そんなものまで読んで、どうするの?!」
と夫に言われる。よく、言われる。
どうやらわたしはいつでもどこでも、何かしら「読んで」いるらしい。
自分では無意識で、目に入ってくる文字は「読んで」しまうのだ。

食料品のパッケージ、原材料、賞味期限、カロリー表示など。手にするとだいたい読んでいる。数日前は、おやつの時間にお菓子の外袋にはいっていた乾燥剤のパッケージを手に取って、読んでいた。お菓子の外袋はプラゴミ、乾燥剤は燃えるゴミに分けなくちゃいけないからね。

別に珍しくもなんともない。だいたい何が書いてあるかくらいは、わかる。でも、なんかちょっと気になるじゃない?(気にならない、か……)
電子レンジ禁止、とか水濡れ注意、とかそんなことが小さな字で書いてある。読んだところで、賢くなるとか役に立つとかそんなことは、ない。けどなんとなく気になるから読んでしまう。

***

なぜ、文字を読むのか?
と聞かれたら、「そこに文字があるから」としか、こたえようがない。

思い起こせばまだ小さな頃、ようやくひらがなが読めるようになったとき。出かけた先で、看板やトラックに書かれた文字を一生懸命読もうとしていた。読めるのは「ひらがな」だけだったから、漢字が出てくると読めない。でも文字が「読める」ことは嬉しかったなぁ。

漢字が読めるようになってくると、これまた家族で旅行したときなどは、その土地や町の名前が書かれた標識をみて、読んでみる。間違っていることも多かったけど、人の名前や地名は一般的な読みではない読み方をすることも多いから難しい。大人になったらどんな文字も読めるのかなぁ~なんて思っていたけど、大人になったいまでも読めない文字が多い。

十三(じゅうそう)
中百舌鳥(なかもず)
なんてのは、大学生のときに関西に出てくるまで見たことも聞いたこともなかった地名(駅名)。
日本にはまだまだ知らないところがいっぱいなんだなぁ、、と思った。ほかにも
◎大阪の日本橋(にっぽんばし
◎東京の日本橋(にほんばし
と文字は同じなのに読み方が違うとか、ややこしい!と思う。

大学生のとき、夏休みの集中講座で韓国語を勉強して、そのときに「ハングル」を習った。今では自分の名前をかくのも怪しいくらいにしか、記憶にないのだけれど、そのときは案内標識にハングルがかかれていようものなら、「とりあえず読んで」みていた。読めないことが多かったけど…💦

ちょっと話がそれてしまったが。
とにかくわたしは「文字が書いてあったら読みたい」みたいだ。何が書いてあるんだろう、って思うよね?チラシのすみっこに小さい字が並んでいたりするとそれはもう、、、なにが書いてあるんだろうって。
そのうち、きっと読めなくなるから。小さい文字が読めなくなるから。
今のうちにたくさん読んでおこうと思う。文字が読めるってシアワセ。

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