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『英語の思考法─話すための文法・文化レッスン』

今日も本の紹介。

イングリッシュジャーナルを読んでいて、見つけた本。自分でもよく気づいたな、と感心するのだけれど、今月のプレゼント、のページに載っていた。
なにかアンケートか課題かに答えるのかな?(よく見ていない)応募すると抽選で3名様に、というもの。読者プレゼントにするくらいだから、きっと良い本なのだろうと当たりをつけて、図書館で借りてきた。

英語の学習をしていて、なんでか分からないけど、なんか不自然な英語、を作り出してしまう。って、英語学習者ならあるある、じゃないだろうか。

日本語をそのまま英語に直すと、意味はなんとなく通じるんだけど、ニュアンス的にはちょっと違うし、なんかおかしい、みたいな。

そんなもやもやを、あぁ!あぁ、そうか!と晴らしてくれる本でした。

わたしがイギリスに留学した頃は、英語を話すのは本当に苦労した。まずは単語すら出てこない。単語が並べられるようになって、今のこと過去のことを区別し、わたしがなのか彼が彼女が、なのかを区別できるようになる。それなりにこみいった文章も言えるようになり、イギリス人の話す英語は理解できた、けど自分ではイギリス人のような表現がスラスラと出てこない。もどかしい。

少しずつ生活に慣れてきて、少しずつネイティブスピーカーの真似をして、少しずつそれっぽく自然な英文が出てくるようになった頃、帰国。

今度は、日本語を話すのにおどおど、ビクビクしてしまった。とっさに言葉が出てこない。えっと、どうやって相づちうったらいいんだ、とか、こう言われたらなんて答えたら良いんだ、とか元通りになるまでは日本語のコミュニケーションが億劫に感じたりした。それほど長くは続かなかったけど。

母国語である日本語に不自由するのは、外国語がうまく話せないのよりも、恥ずかしいものだから。

そんな経験を思いだ佐せてくれた。

英語を身につけるためには文法や単語を記憶するだけでは不十分なのだ。この本にあるように、英語の【思考法】や【文化】を理解する、というか身体にしみ込ませるというかインストールというか、身につける必要がある。日本式の考え方をしていては、うまくいかない。

外国語なのだから、完璧な英語を話せなくてもいいのでは、伝われば良いのでは、という考えもありかもしれない。だけれども、やっぱりそうじゃないんだよなぁ〜と、この本を読んでいて改めて思った。


最近、ふと気になった本は手当り次第読んでいるのだけれど、先日の『文章力が身につく本』で日本語の思考回路になっていたところに、この英語の本、頭が混乱する。

日本語の文章も奥が深く、それを極めながら英語の思考法ってのは脳への負担が半端ない(笑)

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今回はさらっと読んで、また必要になったら読み返そうと思います。ということで、読書メモ📝でした。
英語を身につけたい人にはおすすめの本です。
わたし個人的にクスッと笑ったのは、
『はじめに』に書かれている"Excuse us."のくだり。そっかそっか、とニヤリとしてしまいました。

英会話に興味のあるかたにぜひお勧めの一冊です。

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