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自分の環世界を変えていく〜「からだ」のサインに気づくためのヒント④

五感を研ぎ澄ませ、違いを感じるために刺激を少なくする


五感を研ぎ澄ませるにはどうしたらよいのでしょうか?
でも、既に繊細な違いを感じ取って行動している場面もあるかもしれません。
買い物場面を思い出してください。
キャベツを買うとします。

ちょっと小綺麗な駅前のスーパーでは、1玉128円でした。
少し駅から離れた雑多なスーパーでは、1玉99円で並べられていました。

みなさんならどちらを買うでしょうか?
私なら、ちょっと歩いても99円の方を買うでしょう。
29円も差があります。
ではこの場合はどうでしょう?


新しいパソコンを買うのに、A店だと10万円、B店だと9万9970円。
安いからB店で購入するかもしれませんが、キャベツの時に感じたような30円の値引きとは違う感覚だと思います。

この違いはなんなのでしょう?

ウェーバーの法則

それは、ウェーバーの法則が関係しています。
これは、刺激を与えたとき、その違いを知覚できる弁別閾は、もとの刺激の強さに比例するというものです。
つまり、違いを感じるのにもとの刺激は小さければ小さいほど違いがわかります。

ウェーバーの法則


重さで考えてみましょう。
本5冊持ってい場合と、コピー用紙を1枚持っている場合です。
それぞれの上にさくらんぼを1つ載せたとします。
この場合、5冊の本をもっている人はさくらんぼの重さには気づきませんが、コピー用紙1枚を持っている人はさくらんぼが載せられたことに気づくでしょう。
このことは、あらゆる感覚でおきています。
例えば、大音量の場所、ライブ会場だったり、雑踏だったりが背景にあると、大声じゃないと、相手に声かけても伝わりません。
でも、コンサートがはじまる、静けさのなかだと、小さな咳一つしてもホールに響きます。

これは、匂いにもあてはまりますし、光にもあてはまります。
もとの刺激がネオンで明るい都会の空では星があまりみえませんが。
山の暗いなかで空ではたくさん星がみえます。
刺激をすくなるすると、星の豊かさがみえやすくなります。

なので、感じること、豊かさに気づくには刺激を少なくすることが大前提なのです。



そこで、2つ目のヒントは、五感を研ぎ澄ませ、違いを感じるために刺激を少なくするです。
筋肉の無駄な力を使わない快適なポジションになり、静かな環境に身をおいて、自分の状態に耳を澄ますと内的な自分の「からだ」のサインがわかってくるでしょう。先の項で述べた「見えないゴリラ」を見逃さず感じ、バイアスを外して吟味するきっかけになります。
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なので、一日の中の少しの時間でもノイズを減らして自分に注意をむけてみるのをおすすめします。

目のワークについては動画を作成しましたので、参考までに共有します。
自分の身体の可能性を感じ、豊かに過ごしていけますように!



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