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計画的・場当たり的に年休をとるメリット・デメリット

こんにちは、ふぇいはやとです。

この4月から役職になったことで部下ができました。

私は「サラリーマンだけど家事育児優先」をスローガンに掲げておりますが、同じように「部下も家族同然」のように大切にしたいと思っています。

今回は、部下の年休取得をテーマに、計画的あるいは場当たり的に年休を取得することのメリットやデメリットについて紹介します。

役職である以上、部下の健康管理も上司の役目であり、年休取得促進もその一環であります。

年休5日は義務ですが、それ以外にも年休は20日程度ありますし、その他会社独自の特別休暇も存在しています。

私の課の目標は、「課長も課員も全員、年休(その他特別休含む)完全取得」としています。

そこで、部下にも「年休は計画的に入れて、1年間で完全消化させようね」と伝えたところ、微妙な反応でありました。

今回はそんなエピソードを交えて、テーマについてこれから紹介したいと思います。

本題に入る前に、お知らせです。

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◾️自分と部下との相違(エピソード)

自分が担当の時にいつでも気兼ねなく自由に年休を取得できた結果、仕事以外の趣味やプライベート生活も非常に充実していました。

自分が役職になって部下ができたので、部下にも同じように自由に休んでほしいと願っていました

今回部下もできたことだし、「年休は計画的に入れて、年間で完全消化させようね」と活き活きと伝えましたが、部下の反応があまり良くありませんでした。

どうしたのかと聞いてみると、「そんなに計画的に休みを入れてもこれと言って予定がない」というのです。

「予定がなくても休みを取り入れれば、いつも仕事でセカセカしている心をリラックスできたり、カフェで空を見上げながら心を無にして時を楽しんだりできるんだよ」と提案しました。

しかし、それでも部下はピンとこない様子でした。

よくよく考えると、僕も独身の若い時は、そんなこと全く考えていませんでしたし、休む理由といったら仕事にやる気がなかったり、風邪を引いたりした時のような、“場当たり的な年休“で、“計画的な年休“はGWやお盆、年末年始くらいしかなかったことを思い出しました。

これを受けて、部下に「もしかして、計画的に休むよりも場当たり的に休む方がやりやすい?」と聞くと、案の定そうみたいでした。

ということで、部下に一言伝えました。

「急に仕事やる気なくなったり、だるかったりした時も、普通に休んでいいよ。そういう時は仕事のパフォーマンスも落ちるからむしろ休んでメリハリをつけた方が次の日ウキウキ気分で仕事に取り組めたりするからね。そもそも年休に理由は不要だし、僕はみんなが気兼ねなく休める環境を整備したいと思ってる。」と伝えました。

すると、部下たちも「急な休みとかでもとっていいのであれば、非常に助かる」ということで、両者の希望が叶うかたちとなりました。

今後は、“急に誰がいつ休んでもいいように事業継続できる体制を整えること“に注力したいと思っています。

◾️計画的に休むメリット・デメリット

◯メリット

①予定が立てやすい

事前に年休を計画することで、仕事やプライベートの予定を合わせやすくなる。

②ストレスが軽減される

無理なく仕事と休息をバランスよく取ることができるため、ストレスが減少する。

③タスク管理がしやすい

年休を計画的に取得することで、仕事の優先順位を考え直す機会にもなる。

④効率が上がる

休息を取りながらリフレッシュすることで、仕事の効率が上がり、生産性が向上する。

⑤組織にとっても良い

予め休暇の予定を伝えることで、他のチームメンバーや上司も業務を調整しやすくなる。

◯デメリット

①急な仕事の増加

休暇を計画的に取得している間に急な仕事が舞い込むことがある。

②予定変更の難しさ

事前に計画していた休暇を変更するのが難しい場合がある。

③緊急事態への対応が難しい

急な状況変化に対応する余裕がない場合がある。

④他の休暇との兼ね合い

他のチームメンバーや組織の休暇と調整するのが難しい場合がある。

⑤休暇中の仕事へのストレス

休暇中でも仕事のことを気にしてしまうことがある。

◾️場当たり的に休むメリット・デメリット

◯メリット

①急なリフレッシュ

突然の疲労やストレスから解放されることができる。

②状況に応じた柔軟な対応

仕事の状況や体調に合わせて臨機応変に休暇を取得できる。

③予定変更がしやすい

事前に予定を立てていないため、休暇の日程を変更しやすい。

④急な仕事に対応しやすい

急な仕事が舞い込んでも柔軟に対応できる。

⑤突然の休息が効果的

急にリフレッシュすることで、仕事に対するモチベーションが上がることがある。

◯デメリット

①予定が立てにくい

仕事やプライベートの予定を立てるのが難しい。

②ストレスの蓄積

突然の休息では十分にリフレッシュできず、ストレスが蓄積されることがある。

③他の休暇との兼ね合いが難しい

他のチームメンバーや組織の休暇と調整するのが難しい場合がある。

④休暇中の仕事へのストレス

急な休暇の場合、仕事のことを気にしてしまうことがある。

⑤生産性の低下

突然の休息で仕事の流れが途切れ、生産性が低下することがある。

◾️役職者に求めらる能力

「計画的に休む場合」や「場当たり的に休む場合」のメリット・デメリットについて簡単に紹介しましたが、部下によって取得の仕方は様々です。

ここで大切なことは、上司である私たちの役割とは
“働きやすい環境を整備してあげる“
“誰がいつ休んでも業務継続できる組織づくり“

ことだと考えています。

◯働きやすい環境を整備することの重要性

①従業員の満足度とモチベーションの向上

働きやすい環境を整備することで、従業員は仕事に対する満足度が高まり、モチベーションを維持しやすくなります。
これは、仕事に対する意欲や生産性の向上につながります。

②離職率の低下と人材の定着

快適な環境で働けることは、従業員が組織に留まる理由となります。
結果として、離職率の低下や人材の定着が図れます。これは、組織にとって人材の継続的な育成や維持に大きなメリットがあります。

③効率と生産性の向上

ストレスや不満が少ない環境では、従業員がより集中し、効率的に仕事をこなすことができます。
その結果、組織全体の生産性が向上します。

◯誰がいつ休んでも業務継続できる組織づくりの重要性

①リスクの分散

誰がいつ休んでも業務が継続できる状態を整えることで、従業員の急な休暇や病気などの不測の事態に対応できます。
これにより、業務のリスクが分散され、組織全体の安定性が向上します。

②業務の停滞防止

特定の人物に業務が依存している状態では、その人物が休暇や退職した場合に業務が停滞してしまうリスクがあります。
誰がいつ休んでも業務を継続できる組織づくりをしておけば、このようなリスクを回避し、業務を遅延なくスムーズに進めることができます。

③チームの協力と連携強化

誰がいつ休んでも業務が継続できる組織づくりは、チーム全体で業務をサポートし合う文化を促進します。
従業員はお互いにサポートし合い、連携を強化することで、組織のコミュニケーションや協力体制が向上します。

これらの取り組みは、組織全体の効率性や生産性の向上に繋がるだけでなく、従業員の満足度や定着率の向上にも寄与します。

結果として、組織の競争力が向上し、持続的な成長を実現することが可能となります。

◾️将来のパパにもメリットがたくさん

仕事と育児家事を両立させるパパにとっても、上記のメリットは以下のような場面や状況で非常に効果を発揮します。

①柔軟な休暇取得

育児や家事の都合で急に休暇を取りたい場合、誰がいつ休んでも業務継続ができる組織では、パパも柔軟に休暇を取得できます。
例えば、子供の急な体調不良や学校行事、家事のサポートが必要な場合に、仕事を休んで家族をサポートすることが可能です。

②効率的な仕事の遂行

働きやすい環境を整備してある場合、パパは仕事に集中しやすくなります。
そのため、効率的に仕事を遂行することができ、定時に仕事を終えて家庭に帰る時間を確保できます。
これにより、育児や家事を行う時間が増え、家族との時間を大切に過ごすことができます。

③ストレスの軽減

仕事と育児家事を両立させるパパにとって、ストレスは大きな問題です。
しかし、働きやすい環境を整備してある組織では、ストレスが軽減されるため、家族との時間を楽しむことができます。
例えば、残業や仕事のプレッシャーが少ない環境であれば、家庭での役割を果たすことに集中しやすくなります。

④家族との調整がしやすい

予定が立てやすい環境を整備してある場合、パパは家族との予定を調整しやすくなります。
仕事の予定や休暇の取得が事前に計画できるため、家族との時間を確保しやすくなります。
例えば、子供の学校行事や家族旅行など、家族とのイベントに参加することができます。

これらの効果は、仕事と育児家事を両立させるパパにとって、よりバランスの取れた生活を送るための重要な要素となります。

結果として、パパは仕事と家庭の両方で充実した生活を送ることができ、家族との絆を深めることができます。

◾️まとめ

計画的な年休と場当たり的な年休のメリットとデメリットを理解し、組織全体で業務継続できる体制を整えながら、従業員が柔軟に休暇を取得できる環境をつくることが重要です。


以上、参考になれば幸いです。

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