■予想外の出来事が起こる世界に対処するため長期にわたり貯金せよ?『サイコロジー・オブ・マネー』

『サイコロジー・オブ・マネー』を読みました。



僕が営むFeelWorksは、

『上司力®研修』シリーズを
日本を代表する大企業の課長層・部長層の方に向けて
開講し続けています。





年代的には40～50代の方中心。



プレイングマネジャー、働き方改革、人生100年、
パワハラ防止、DX、雇用延長、リスキリングetc.
管理職を取り巻く環境が厳しくなるなか
こうした上司自身が自身のキャリアについて
考える余裕を持てていないことを痛感。



2019年に

『50歳からの逆転キャリア戦略』を書いたところ
6刷ベストセラーになり、

第2弾
『50歳からの幸せな独立戦略』

第3弾
『50歳からの人生が変わる痛快！「学び」戦略』

を出すまでに至りました。



並行して、

『50代からの働き方研修』を開発し
多くの大企業で開講し続けています。





このなかで、感じるのは、
未来へのキャリア展望を考えるにあたり、
必ずお金の不安がブレーキになってしまうということ。



僕自身は40歳で、
生涯の仕事を人材育成に定めて独立起業。
当初3年間くらいはめちゃくちゃ苦労しましたが、
経営者人生17年目に入った今は
「お金はなんとかなる」と思っています。



それは成功したと言いたいわけではなく、
真面目に誠実にコツコツ働いていれば
大金持ちにはなれないけど、
自分と家族を守って生きていくことはできるという感覚。



人生にとって、むしろ、お金より大切なのは
「家族や友達などの繋がりがあること」
「心身ともに健康であること」
「将来への希望があること」
だと確信しています。



といって、お金はどうでもいいわけではありません。
無知のままでは、国や自治体による重税や
無駄な浪費をしてしまいかねない。



うちの仲間たちにも、
「お金に振り回されないために、お金には強くなろう」
と語り続けています。



本の話に戻ります。

著者はアメリカのベンチャーキャピタルのパートナー。
帯に「一生お金に困らない「富」のマインドセット」

とあります。



先述のように不安に駆られる
読者心理に響くだろうなと思い読み進めました。
新NISAも大活況な時代ですし。



著者は

「予想外の出来事が起こり得る世界に対処するため
　長期にわたり貯金せよ」

と言います。



先般読んだ

『DIE WITH ZERO』の主張
「将来不安に駆られて貯蓄するより、
　その年代ごとでしかできない経験にお金を使え」と

真逆の主張で面白かったです。



要は自分はどう幸せに生きたいか、
のためにお金とどう付き合いたいか、ですね。



僕は、「DIE WITH ZERO」に賛成かな。

すべては、日本の上司を元気にするために。

備忘録は
※前川孝雄のはたらく論

『■予想外の出来事が起こる世界に対処するため長期にわたり貯金せよ?『サイコロジー・オブ・マネー』』

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