それでも恋に堕ちていく


酔って帰って気持ち悪い朝にハーゲンダッツを買いに行ってくれてたり、

プレゼントが何個もあって、一つずつ楽しそうに出して、くまのぬいぐるみとか可愛いのもあればPRADAの素敵なポーチが出てきたり、

何も知らないデートプランで待ち合わせ場所に着いたら、まさかのイチローのラスト試合観戦だったり、

頭痛くて冷えピタが欲しいって言ったら私がおでこ狭いの知っててちゃんと子供用買ってきてくれたり、

本人寝てて無自覚の時に急に抱きしめてきたり、

生理痛で死んでたらマッサージしよっか?って腰をほぐしてくれたり、

夜突然の呼び出しに答えてくれたり、

駅まで迎えにきて重いバッグを持ってくれたり、



愛されてると感じる瞬間はいつだって唐突で、優しさを感じることで恋に落ちていく


酷い態度を取られたときは、そんな愛や優しさを忘れてしまって、愛や優しさを感じているときは酷い態度を取られた過去を忘れてしまう


その繰り返し


好きだから甘やかしてしまう。それで調子に乗るから怒ってしまう。種を撒いているのは私の方なのかも。

完璧な王子様なんてどこにもいなくて、私はなんでも許せるほど強い人間ではない


そんな男女が付き合って家族になるなんて不思議な世だ


私の辛さは受け入れて欲しいのに、あなたの辛さを受け止める自信がない、優しく包み込める自信がない

そんな矛盾したわがままな私を、あなたは愛することができるのか


無償の愛を知らない私は、無償の愛を恐れている


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