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「男として見れない」には、理由があって……。

恋のはじまりは、ふわふわ、ドキドキ。

ドーン!! 

という衝動が走り抜け、脳内ドーパミン、プッシャァ!!!

なのに、それがいったい、どうしたっていうのでしょう。

ハッピーエンドの先にある幸せは、胃の中でじんわり広がる出汁のよう。
ちゃんと意識しないと、気付けない。

付き合いが長くなればなるほど、距離が近くなればなるほどトキメキは日常に埋もれ、あれだけ隠したかったオナラも、ゲップも解き放ったわたし、そして彼。

それなのに。
いや。それだから?

彼に一番言いたいことが伝えられず、苦しくなる時があります。

その背景には、一緒に過ごしてきた年月分の不平不満と諦めが蓄積されていて……。

普通は、こうしてくれるよね?
パートナーだったら、やってくれるはず。気づくはず。

それなのに、なぜ?


そういえば、あの時も、この時も!
どうして毎回同じこと繰り返すワケ???モヤモヤモヤ

ってことは……



愛されていない!!!  ガッデム‼️



勝手な思い込みと妄想を膨らませた結果、悲しみは不満を呼び、不満は怒りを呼び、その結果として出てくるのは、この言葉。


男として見れない。



いや、


見たくない。ドーン


そんな彼への抵抗は、自分自身への諦め、そして否定を生みます。

−「話し合っても、どうせわかってもらえない」

−「何度言っても変わらなかった」

−「どうせ女として見られていないし、どうせ男としても見ていない」

本当はそんなことが言いたい、伝えたいワケじゃない。

それなのに「男」、そして「パートナー」として彼と一緒にいると、曝け出せない自分の本音。

それは、便秘みたいに頑固で、溜めておけばおくほど辛く、苦しい。

そんな時は一人になって、腐敗臭放つ不平不満爆弾の解除をするしかない! と、爆弾処理を繰り返す日々を過ごしていました。

しかし、ここ最近、処理する前に気持ちが溢れ、彼に爆弾投下する頻度が増えています。

どんなに努力しても変わらない現実(彼の言動)に嫌気がさして、彼に対し怒っている自分のことまで責める日々。

彼を自分の都合で変えたくない。でも、変わって欲しい!
という矛盾。

もう嫌だ。
なんでわたしばっかり努力しなくちゃいけないの……?

そんな気持ちが沸々と湧き上がり、隣でスヤスヤ呑気に眠る彼を蹴り倒したくなったり。

そんな時出会ったのが、アツさんでした。


***

アツさんは奥様との関係に悩んだご自身の経験をきっかけに、夫婦関係の研究を始め、ポッドキャストnoteなどで発信されている方です。


アツさんは言います。


「夫婦は努力しないとパートナーになれない」

「親であり、夫婦であること」を両立させるとはどういうことか?


それを聞いた時、わたしは咄嗟に思いました。


もうこれ以上、努力するなんてムリッッッ!!!



わたしもそうですが、一般的に女性は生まれた時から他者を大切に、調和を好み、それに尽力する人が多いと思います。

それに対し男性は、大切な家族を守るため、そして自分自身の目標ややりがいを達成するために外側にエネルギーを放ちます。

どちらも、お互いのことを思って行動しているけれど、仕事などの外側に意識が向きがちな男性にいくら働きかけ、努力しても、一向にこちらを向いてくれない、変わらない様子に嫌気が刺し、

ドッカーン!!!

と爆発する女性は多いはず。


わたしはやった。
努力してきたじゃないか……。

でもアンタは変わらない。(恨みつらみ〜)

だから、もうオシマイです。さようなら。アッサリ

アツさん曰く、女性がこの境地に達して初めて男性は気づくらしい。


「なんかやべぇことになっとるっっっ……!!!」


と。


二人の関係を良くするため、日々努力し続けてきた女性。
そして、そんな女性や家族を守るため仕事などで頑張っている男性に対して「努力なしではパートナーになれない」と言うのは酷な話。

しかし、アツさんとポットキャストで対談させて頂いた際、やっとその意味を理解しました。


女性はもっと男性からの思いやりや愛を受け取って甘えていいし、ある意味努力しない、無理しないことを努力する必要があって、

男性は女性に対し愛情や思いやりをもっとコミュニケーションとして伝える努力が必要だってこと。

その前提には、お互いが自分を大切にする必要があるってこともわかりました。

ジェンダーフリーとか、多様性が叫ばれる昨今。
男性、女性と一括りに出来ないことは重々承知ですが、わたしは「男性」というパートナーに対し、なんらかの期待や思い込みがありました。

ドラマ、映画、世間的なイメージ。そして、父親からの影響もしかり。

でも、それはわたしの勝手なイメージや思い込みであって、彼そのものを指すワケではありません。

勝手な憶測で傷つく前に「それはいったいどういう意味なのか」と本人に確認したり、自分の気持ちを伝える努力が必要不可欠だった。

でも、わたしは嫌われることや傷つくことが怖かったから「どうせ自分なんて」と、いつも諦めモード。
これはパートナーだけの話ではなく、人間関係全般に言えることでした。

感情でぶつかり合うのではなく、前向きな話し合いや気持ちを伝え合う努力がお互いに必要だった。

男性向き夫婦関係改善を研究しているアツさんはこうおっしゃいます。

”妻に嫌われた時、それは二人の愛の終わりではなく、愛という新しい絆を作り上げる時が来たということ”

恋から愛への移行不具合ー恋のメカニズム

この言葉は、

「パートナーを嫌いになった時、それは二人の愛の終わりではなく、愛という新しい絆を作り上げる時が来たということ」

とも言い換えられるのかもしれません。


「夫婦は努力なしでは、パートナーになれない」。


愛という新しい絆が作れず、一度離婚を経験したわたしには、その言葉の意味が深く染み渡ります。

「愛したい」
「愛して欲しい」

純粋な感情はわたしの恥部。
隠したいと思うほど恥部だから、曝け出すのが恐ろしく恥ずかしい。

「悲しい」
「寂しい」
「もっと大切にして欲しい」

ねじれ腐った感情の元は大抵、こんな気持ちが隠れています。

恋愛、結婚という、わかりやすいハッピーエンドの先の幸せは、自分たちでのみ創れる世界。

まだ見ぬ世界についてゆっくり、静かな熱を帯びながら話してくれたアツさんの言葉がじんわりと心と身体に広がっていきました。

今まで見てきた世界は、一人の世界。
でも、二人で創る世界はどうやら、なんだか、違うみたい……。

そんな世界の広がりを、わたしも感じてみたい。経験したい。

だからこそ、今度こそ拗ねずに受け取ってみよう。
委ねてみようと思う。
曝け出してみようと思うんだ。


怖いけど。


素直な気持ちを彼に伝え、受け止めてもらえた時、わたしは再び彼を「男」として見始める。愛おしく感じる。

それは、男性も同じらしい。


そう思うと、恋愛を超えた先の性的スウィッチは、心理的なものが大きいように思います。



なぜ男性は感情を表現するのが苦手なのか。
夫婦関係は、どこから修復していけばいい?
夫婦のセックスレス、性のトリガーとは?

などなど、アツさんとの対談はめちゃくちゃ熱かった。(アツさんだけに)

恋愛、夫婦、パートナーシップはもちろんのこと、人間関係で悩んでいる方に知っていただきたい、一緒に考えていきたい内容ばかりです。

みなさんにも聞いて頂ければ嬉しいな。



アツさんのポッドキャスト▶︎

アツさんのポッドキャストでは、夫婦の性的同意、セックスレスなどについて語らせて頂きました。アツさんのnoteはこちら


詢川華子ポッドキャスト

なぜ男性は感情を表現するのが苦手なの?
夫婦関係は、どこから修復していけばいい? 夫婦の性のトリガーなどのお話を3回に分けて配信予定です。


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