アダルトチルドレン説明書             (最後に診断テスト添付あり)

🎈こんにちは🎈

⚜⚜⚜⚜⚜⚜看護師でカウンセラーの ふぃーるです⚜⚜⚜⚜⚜⚜

今回は、かなりの長編になっています。
是非最後までお付き合いください。

私が、アダルトチルドレンについてみなさんに知っていただこうと思ったきっかけは、下の記事にあります。

▶アダルトチルドレン6つの役割

アダルトチルドレンのタイプは、アメリカの心理セラピスト、ウェイン・クリッツバーグが書籍に表した「アダルトチルドレン6つの役割」のが始まりです。

アダルトチルドレンの6つの役割とは、ウェイン・クリッツバーグが、1985年に出版した「ACOA症候群(The Adult Children of Alcoholics Syndrome)」という本の中で言い表した言葉です。

アダルトチルドレンとは、子ども時代、機能不全家族で育った影響で、大人になっても生きづらさを感じている人を指します。

ウェイン・クリッツバーグは、この本の中で、成人したアダルトチルドレンが、子ども時代、機能不全家族の中でどのような役割を担ってきたか?の特徴を、ヒーロー(英雄)、スケープゴート(身代り役)、ロストワン(いない子)、ピエロ(おどけ役)、イネイブラー(支え役)、プラケーター(慰め役)の6つの役割として表しました。

ただ、アダルトチルドレンとひと言で言っても、様々な人たちがいます。なので、アダルトチルドレンのタイプの意味とは、アダルトチルドレンのタイプが明確に6つに分かれるという意味ではありません。

あくまで、アダルトチルドレンという概念を理解しやすくするために、機能不全家族で育った子どもたちの性格を、とりあえす6つにまとめたものです。

▶アダルトチルドレンタイプの解説

ウェイン・クリッツバーグが現した6つの役割のなかで、プラケータ(慰め役)とイネイブラー(支え役)は、ケアテイカー(世話役)としてひとつにまとめられる場合があります。

また、プラケータ(慰め役)、イネイブラー(支え役)、ケアテイカー(世話役)をそれぞれ別のタイプとして考える場合もあります。

なのでここでは、ウェイン・クリッツバーグが現した6つの役割=ヒーロー(英雄)、スケープゴート(身代り役)、ロストワン(いない子)、ピエロ(おどけ役)、イネイブラー(支え役)、プラケーター(慰め役)に、ケアテイカー(世話役)を加えた7つのタイプについて、その特徴を解説します。

▶ヒーロータイプ(英雄)

家族の期待を背負っている。責任感が強く、学校や職場でも周りのまとめ役になることが多い。
学業やスポーツやビジネスでもいい成績を取ろうと頑張り、世間の評判を気にしたり、「しっかりしている!」と褒められるように努力します。
息抜きが苦手な部分があり、ミスや失敗を極端に恐れ、他人のミスも自分のミスのように感じがちです。
完璧主義のように、「もっと○○しなきゃ!もっと○○しなきゃ!」と、ついつい自分を追い込んでしまいがちです。
自分の頑張りによって家族の結束を維持しようとする一面があります。

ヒーローの特徴

皆が憧れる英雄であり頼れるリーダー
ヒーローとは、「英雄」という意味で、家族や周囲の期待に応えるために懸命に頑張っている存在であり、別の呼び方では、「小さな大人」「スーパーチャイルド」「小さな保護者」など、子どもでありながら、大人のように頼りにされる存在という意味が込められています。

アダルトチルドレンのヒーロータイプの印象は、完璧主義という言葉がとても当てはまります。
ヒーローは、機能不全家族で育ったことで、親から示された期待と理想を、絶対の使命として受け取り、周囲の期待になんとしても応えようと努力を重ねます。
よって、周りから見るヒーローの性格は、「頼りがいがある人」「優等生、エリート」「できる人」「欠点がない人、完璧な人」「頑張り屋、努力家」などの印象に映ります。
ですが、ヒーロー本人の内面には、周囲の期待に応えなければならない強いプレッシャーが続いており、重い責任感に押しつぶさそうになりながら懸命に頑張り続けています。

機能不全家族のヒーローであるべき!
アダルトチルドレンのタイプの中でヒーロ-タイプは、「自分に対し、常に自分以上であることを求め続ける!」かのように頑張りに頑張りを重ねます。

「常に成功し続けなければならない!」「周囲の期待を裏切ってはならない!」「負けてはならない!」と思い込んでいるため、諦めてしまう人や甘えてしまう人に対して激しい敵意を抱いたり、自分にも周りにも諦めや失敗を許さない厳しくも強い一面がある反面、挫折や失敗をとても恐れているのもヒーローの特徴です。
このように、内面の怖さ、寂しさ、苦しさ、恐れを、優等生という姿で懸命に隠しているのがヒーローの特徴です。

そして、ヒーロータイプの性格形成に大きな影響を与えているのは、幼少期の育ての親の躾け=禁止令とドライバーです。
ただ、アダルトチルドレンのヒーロータイプのすべてが親に強要されたわけではなく、両親の様子や家庭の様子に不安を感じた子どもが、両親や家庭に笑顔をもたらしたいと願い、自らの意思によって、自発的に機能不全家族のヒーローになろうと努力を始める場合もあります。

本当は全然平気じゃない
ヒーロータイプの方は、「無理です!」「わかりません!」「助けてください!」の三つが言えないのが特徴です。
また、「寂しい…怖い…苦しい…心配…」などの気持ちも言いづらいかもしれません。

上記の気持ちを言えないだけで、言えない気持ち=我慢した気持ちはすべて自分のストレスとなりますので、リズムが崩れ始めると、雪だるま式に苦しさが増大してしまいます。

この生きづらさの原因は、機能不全家族で育ったことにより、子どもの頃の家庭環境が、上記のような弱音を言える環境ではなかったことが原因です。

止まったり休むことが怖い
今まで、休むことなく懸命に走り続けてくれたヒーロータイプさんは、そのぶん、休んだり止まったりすることがとても苦手だったり怖かったりします。

車に例えたら、「停車している車なんて価値がない!」「ずっと走り続ける車こそ価値があるんだ!」「止まるなどあり得ない!休んでいたら置いてかれる!」と、このようなヒーロ―タイプさんの気持ちが聞こえてきそうですね。

ヒーロータイプさんが感じている苦しさとは、苦しさのぶんだけ家族を想う優しさであり、自分のことよりも大切な家族を優先し支えてくれたこの優しさこそが「アダルトチルドレンが生まれる理由」です。

ヒーローと仕事

アダルトチルドレンのヒーロータイプは、責任感が強く、リーダーシップにも優れ、強い意志を持ち合わせているので、ほとんどの場合、スポーツチームや職場の中心人物として活躍します。
ただ、強いて言える特徴としては、ヒーロータイプは、プライベートを軽視してでも仕事の功績を求めがちです。
なので、自分1人で好きなペースで進められる仕事は得意なのですが、会社などのチームワークになると、周囲の人たちのリズムに合わせられず、複数人でのチームワークをとてもストレスに感じ、人間関係にトラブルが生じたり、失敗できないプレッシャーに追い立てられ休めなくなり、心理的に燃え尽きてしまう場合があります。

そして、恐れていた失敗や挫折を経験すると、心に張りつめていた緊張感が一気に崩れてしまい、自分自身の存在が許せなくなったり、自分自身に絶望感を感じて、ひとつの失敗で人生のすべてが終わってしまったかのような大きなショックを感じる場合があります。

ヒーローと恋愛

アダルトチルドレンのヒーロータイプの恋愛は、ケアテイカー(イネイブラー&プラケーター)に似ている部分もあり、誰かに期待をしてもらいたいし、誰かの期待に応えていたので、恋愛においては、「自分よりもか弱く、自分が居なければ生きていけないよいうな相手」を選びがちです。
そして、ヒーローの恋愛は、自分の活躍を頼みにしてくれたり褒めてくれる相手とは安定していますが、自分への感謝が足りないと感じたり、少しでも反対意見をさし挟まれると、烈火のごとく怒りだしたり、急に愛想を突かすような態度をとる場合があります。

イメージとしては、亭主関白という言葉が近いのかもしれません。

このように、ヒーローの恋愛は、対等な自立共存というより、共依存状態になりがちです。

そして、依存傾向の女性がヒーロの男性に依存をしてしまうと、当初はとても頼りになり安定した関係が続きますが、ヒーローへの感謝や褒めることを怠るなど、ヒーロとの間に気持ちの擦れ違いが生まれ、ヒーローから癇癪や激しい暴力=DVを受けてしまったり、離れようとしても束縛や監視を受けてしまう場合があります。

ヒーローの克服

アダルトチルドレンのヒーロータイプは、「誰かに認めてもらうことで存在価値を感じる。」という特徴があります。
なので、ある意味、「常に努力し続けていないと見捨てられてしまう…」という強い焦りと不安を感じている場合が多いです。
もう十分頑張ってきたことを認めてあげよう
ヒーローさんの功績をヒーローとして称えましょう


▶スケープゴートタイプ(身代り役)

スケープゴートはヒーローの真逆の位置取りで、家族における一番の落ちこぼれとして、あえて厄介者を演じます。
自分が厄介者を演じることで、「この子さえいなければ…」という懸念を家族に抱かせ、家族に共通の心配ごとを振りまくことで、逆に家族の結束を維持しようとする一面があります。
ヒーローはプラスの評価で期待を膨らませ家族の結束を維持しようとするのに比べ、スケープゴートは非行行為や迷惑行為などマイナスの評価で心配を煽り家族の結束を維持しようとします。
また、スケープゴートは素直になることに怖さや恥ずかしさを感じやすく、「どうせ自分なんて…」と拗ねているような一面があります。

スケープゴートタイプの特徴

スケープゴートタイプの特徴は、自己犠牲による献身的な優しさです。
親や家族から一方的に悪者にされたり虐げられているため、自己否定感をかなり強く感じています。
なので、「どうせ…なにをやってもうまくいかない…」「どうせ…全部自分が悪い…」「どうせ…なにをやっても無駄だ…」と、自分自身の存在価値を見いだせずにいるのがアダルトチルドレンのスケープゴートタイプの特徴です。

自己否定と自己犠牲で家族を支えなきゃ…
アダルトチルドレンのスケープゴートタイプは、自分が失敗をしたり、自分が問題を起こしたり、自分が家族に対してマイナスの影響を与えると、家族が自分を問題視してかえって家族が結束すると考えています。
なので、わざと問題児であろうとしたり、わざとダメな人間であろうとしたり、わざと大きな問題を起こしたり、いわば家族内の問題児&厄介者として自分自身を捧げ、あえて家族の嫌われ役を演じることで自分への不信感や不満を煽り、家族の結束を維持しようとします。
このように、自虐的=自己否定や自己犠牲をしてでも家族を支えたい!と願う優しさが、アダルトチルドレンのスケープゴートタイプの特徴です。

周囲の犠牲にならなきゃ…
アダルトチルドレンのスケープゴートタイプは、自分の苦しい境遇を嘆いている反面、自分が幸せになることを恐れている部分も持ち合わせています。
なので、わざと人の和を乱す言動をしてしまったり、わざと不仲を招くような態度と取ってしまったり、わざと周囲の犠牲になってしまったりしてしまう場合があります。

そのため、いじめ、ハラスメント、DV、虐待、といった暴力被害を受けると、かえって自分の存在意義を感じ、被害をあえて受け止め続けてしまう場合があるため、周囲が被害に気づけないまま、事態が深刻化してしまう場合があることも、アダルトチルドレンのスケープゴートタイプです。

自分に罰を与えなきゃ…
アダルトチルドレンのスケープゴートタイプは、親や家族から不当な罰や虐げを受けてきたため、反対に、罰を受けていない状態に、かえって不慣れさや不安を感じてしまう場合があります。
なので、あえて自分自身に罰を与えて心を落ち着かせようとする心理が巡りやすく、拒食、過食、リストカット、などの自傷行為を行う場合があることが特徴的です。

また、アダルトチルドレンのスケープゴートタイプは、親や家族から冤罪(えんざい)を押し付けられ続けてしまったために、人から信頼や好意を寄せられたり、自由や恵まれた状態に置かれると、かえって怖さを感じて戸惑ってしまいます。

よって、人の信頼や好意をわざと裏切ることで逃げてしまったり、怖さからの逃避で自暴自棄となり、薬物犯罪、年少妊娠、などに巻き込まれやすいです。

スケープゴートの性格

大きく分けてふたつの特徴があります
ひとつめは、
「言動は荒っぽいけど根は優しい人…」
ふたつめは、
「自分を犠牲して静かに耐え続ける優しい人…」

自暴自棄
スケープゴートは、親を始め、家族や周囲の人から虐げられてしまった経験があるので、人を信頼したり、自分を信頼することがとても苦手であり、素直になることや真面目な態度をとることがとても難しいという辛い部分があります。

よって、スケープゴートの性格は、芯にある「本当は優しい性格の自分」の存在を感じながらも、認めることが難しく大きな葛藤を感じてしまい、ついつい自暴自棄になってしまう場合があります。

また、スケープゴートが父親や母親となると、誠実に懸命に子育てをしようとすればするほど、愛することや信頼することへの恐れ、芯にある「本当は優しい性格の自分」を認めることへの葛藤が生じてしまい、心的負担が増大し、子育てを放棄してしまったり、子どもに暴力を振るってしまう場合もあります。

アルコールと薬物依存

スケープゴートの性格は、身代り役と呼ばれるように、誰かの罪や失敗を身代りとなって背負う=親から罰を与えられ、その罰を受けることで初めて自分に存在意義があるという心理的なブロックを持ち合わせてしまっています。

これはもともとの性格ではなく、生まれ持った資質でもなく、運命でも宿命でもありません。

あくまで、生まれた後に受けた、幼少期の親の躾の影響=禁止令とドライバーの影響によるものです。

スケープゴートが本来の自分が持ち合わせている自由や信頼を育もうとすることは、育ての親の教えに背く=親に反抗する=親に見捨てられる…という見捨てられ不安に直結してしまい、「罰を受けていれば見捨てられない…でも罰を受けていないと見捨てられてしまう…」という大きな葛藤と不安によって強力に縛り付けられてしまいます。

このような大きな葛藤と不安を抱え続けることは、心にとってとても大きな負担となります。

なので、心の大きな負担を少しでも和らげるため、スケープゴートは、アルコール依存や薬物依存に頼らざるを得ない場合もあります。
自傷行為
また、スケープゴートの性格は、「毒親の呪縛から自由になりたい!」と思えば思うほど、「見捨てられ不安」が燃え上がり苦しくなってしまい、結局、「やっぱり罰を受けて安心したい…」という想いに至ってしまいます。
よって、「やっぱり罰を受けて安心したい…」という想いを満たすために、拒食や過食やリストカットなどの自傷行為を自らに課し、自分で自分に罰を与えることで安心を感じようとします。

このように、スケープゴートにとって、「アルコール依存、薬物依存、拒食、過食、リストカット…」などの自傷行為は、「自分が生きている感覚」を感じ、ほっと安心を感じるための大切な手段です。

なので、常識や理屈を押し付けてやみくもにやめさせるなどの対応は、スケープゴート本人の葛藤と不安をかえって煽り苦しさを増大させてしまうでしょう。

疾病利得
スケープゴートの性格は、「ありのままの自分では両親に認めてもらえない…」という苦しい思い込みを抱えてしまっています。

ですが、自分が病気になった時だけは両親が優しくしてくれたり、自分が苦しい立場にあるときだけは両親がかまってくれた体験があると、「自分が被害者的立場でいることで周囲から愛情が得られる。」という複雑な心理状態(専門用語で疾病利得と言います。)を作り出してしまいます。

なので、「自分は可哀そうな人間…」という建前を維持するために、わざと病気を治癒しようとしなかったり、障害や苦境を克服しようとしなかったり、自らの疾病を自らがかえって長引かせることで、家族や周囲から愛情や同情を確保しようとする(共依存関係)を構築しようとする一面があります。

機能不全家族とスケープゴートの関係

機能不全家族とは、子どもから見て不安を感じる家族、もしくは、子どもにとって不十分な家族とも言えます。

子どもは、家族と言う居場所が安定してこそ、安心して大人への成長を遂げていくことができます。

ですが、自分が成長するために必要な居場所=家族に機能不全や不安を感じると、まずは、自分自身のことより、自分の居場所=家族を機能させ安定させることを優先しようとします。

なので、機能不全家族においるスケープゴートは、「機能不全家族を支え、自分の安心の居場所を確保したい!」という願いがあるからこそ、自分を犠牲にし、機能不全家族の問題を一手に引き受けてしまいがちです。

よって、家族に対する積年の想いを抱え続けているため、大人になっても家族間で粗暴なトラブルを起こしがちであったり、反対に、大人になっても親の介護などを一手に引き受けてしまい、親の介護に縛られ、自分の人生を犠牲にしていまいがちです。

このように、アダルトチルドレンのスケープゴートタイプと機能不全家族の関係は、自分のことよりも家族を優先し支え続けている自己犠牲の苦しい関係とも言えるのかもしれません。

▶ロストワン(いない子)

家庭内ではあまり目立たないようにし、いるかいないかわからない。という印象を演じる子どもです。
ヒーローやスケープゴートのように、プラスの意味でもマイナスの意味でも家族の関心を集めることはせず、病気や苦境も隠して家族に負担や刺激を与えることを避けます。
褒めたり怒られたり心が揺れ動くこと自体が苦しいため、家族ともあえて安全距離を置き、自分の心が傷つくことを防いで、引きこもりなど、苦しいながらも家族に負担を掛けないようなんとか生き抜こうとします。
とくに、ロストワンの性格、ロストワンの症状は、日本人の男性にも女性にも多い特徴と言われていますので注目してみる価値があります。

ロストワンタイプの特徴

アダルトチルドレンタイプのなかで、ロストワンタイプ以外は、思考や行動に際立った特徴が見受けられるのですが、ロストワンタイプは「自分の特徴をひた隠しにすること」が最大の特徴です。
よって、家族など、周囲の人たちから見ると、ロストワンタイプの特徴は非常にわかりずらいものです。
存在感が薄いと感じる
話すことや自己主張が苦手と感じる
空想が好き、集団が苦手で一人でいることが多い
長男&長女=第一子ではない
実年齢より若く見える

ロストワンタイプの性格

ロストワンタイプは内面的な性格をひた隠しにする特徴があるため、家族や周囲の人間からは、その性格が非常にわかりづらく感じます。

空気を読む力に優れている
話すことを苦手に感じる
我儘を言うのが怖い、まじめで我慢強い
芸術や職人芸など、こだわりと根気を必要とする1人作業を好む
冷たい性格だと感じる
曲がったことが嫌い、人と違っていると感じる

ロストワンタイプが生まれる原因


ロストワンタイプは「子ども時代、自己主張や感情表現を育ての親に抑え込まれたり否定された経験」を持つ場合が多く、このような家族環境を生き抜くために「子ども時代、自分の主張や感情を隠さなければならなかった…」という点が、ロストワンタイプが生まれる原因のひとつです。

これが「ロストワンタイプはテンションが低いと感じる原因」でもあります。

ネグレクトの家庭
過干渉&過保護の親
兄弟姉妹を差別する親
拡大家族

ロストワンタイプが抱える症状と問題

ロストワンタイプの最大の特徴は「話すこと=言葉による感情表現が苦手」「集団で過ごすより一人でのびのびと過ごすことを望む」の2点と言えます。

ですので、例えば、芸術家や職人さんのように、誰にも邪魔されることなく、ひとつのことに自分が納得を感じるまで集中して黙々と取り組む作業においては、抜群の才能を発揮する場合があります。

ですが、家族、学校、職場、地域などの組織の中に押し込められてしまうと、集団の中での人間関係の窮屈さとロストワンタイプの性格とのアンマッチが原因で、様々な問題を抱えてしまう場合があります。

家族、学校、職場、地域など、集団が苦痛
不登校、引きこもり、転職が多い
孤独感を抱えやすく、孤立しやすい
離人感を感じやすい
疎外感を感じやすい

ロストワンタイプの恋愛傾向

時間を掛けて感情を表現することを望む
共依存より自立共存を望む
一途な恋愛を望む
否定しない相手を望む

ロストワンタイプの克服

ロストワンタイプは「どうせ、自分のことなんてわかってもらえない…」と、自分の本当の気持ちを心の奥底に封印してしまっている場合があります。

また、ロストワンタイプは「文章や会話といった感情表現に苦手意識を感じやすい代わりに、イメージを使った感情表現を得意とする…」という特徴があります。

信頼を育み防衛機制を和らげる
対話に加え、イメージも活用した心理カウンセリングを行う
ロストワンタイプのインナーチャイルドを認識する
「変わっている」とは「独創的で貴重」であることに気づく
自分の個性を自分で認め心理的自立を果たす

ロストワンタイプ(いない子)について重要ポイント

ロストワンとは、いない子いう意味で「ロストチャイルド」とも言われる
周囲の人たちが感じるロストワンタイプの特徴は、集団から離れ、一人でいることが多く感じる点
ロストワンタイプの性格は、集団より一人が好き、人と話すより一人で空想していたいと感じる
ロストワンタイプが生まれる原因は、ネグレクト、過干渉&過保護など、機能不全家族で育った影響
ロストワンタイプが抱える問題は「不登校」「引きこもり」「転職を繰り返す」など、人間の集団に対する苦手意識が特徴的
ロストワンタイプの恋愛傾向は、対等で自由な自立した恋愛関係を望む
ロストワンタイプの克服は、自分の気持ちを責任をもってゆっくりと感じ認めること

▶ピエロ(おどけ役)

おどけていて子どもっぽく、人との争いや人と比べられることを恐れます。
例えば、スポーツチームなどに所属してもレギュラーを目指さなかったり、ゲームなどでも実力を出さずわざと負けてしまったりします。
あるいは褒められたり評価されて昇進や中心人物になることを極端に拒否したりします。
沈黙や静けさなど気まずい雰囲気になると大きな不安を感じるため、気まずい雰囲気を恐れ、いつも明るく振る舞うように努力しています。
落ち着きがないと言われるほどの明るさを持っているのですが、その明るい仮面の下の本当の自分を誰もわかってくれないと懸命に耐えています。

ピエロの特徴

平和を願う一途な明るさと優しさ…

底抜けの笑顔と明るさと気遣いで周囲の平和をなんとか維持しようとしてくれる平和的な優しさです。

アダルトチルドレンのピエロタイプは、自分の気持ちを後回しにしてまで、穏やかな雰囲気を全力で守ろうとしてくれます。

周りの雰囲気が険悪になることをとても恐れ、いつも明るく振る舞ってくれるのが特徴です。

なので、「人に嫌われてはいけない!」「人の機嫌を損ねてはいけない!」「みんな仲良くしていなければいけない!」と、常に焦り恐れているのがアダルトチルドレンのピエロタイプの特徴です。

争いや競争が大嫌い!
アダルトチルドレンのピエロタイプは、自分の感情を後回しにしてでも周囲の雰囲気を和やかにしようと務めるため、スポーツや勉強や仕事などの成績で人と争うことが大嫌いだったりします。よって、スポーツチームや学校のクラスや職場では、他の人と争うことを避けたり目立つことを恐れ、中心人物になることを避けたり、ちょっとしたゲーム遊びでも争いが起きないように、わざと負けてあげたりします。

このように、周囲の雰囲気をいつも穏便にしていたいと願う優しさがアダルトチルドレンのピエロタイプの特徴です。

また、時折、強いものの言いなりになってしまうこともあるため、場合によっては、「八方美人」「お調子者」「優柔不断」「世渡り上手」などと言われてしまうこともあります。

褒められるのも嫌だ!
アダルトチルドレンのピエロタイプは、人に嫌われることを極端に恐れているため、人からのねたみや嫉妬に極度に警戒を感じます。

なので、誰かに褒められたり羨ましがられると、人から嫉妬されるのではないか?と、大きな焦りと不安を感じます。

よってグループでも、リーダーやキャプテンや代表といった中心人物になることを極端に拒否したりします。

このように、周囲にニコニコと笑顔と優しさを振りまくことで、周囲の注目が自分の内面へ集まらないように、自分の身を懸命に守っているのもアダルトチルドレンのピエロタイプの特徴

争いの雰囲気や息詰まる静けさが怖い!
アダルトチルドレンのピエロタイプの一番大きな特徴は、周囲の雰囲気にとても敏感であることです。

とくに、喧嘩や言い争いなど、衝突や争いの雰囲気になると、我を失うほどの大きな動揺を感じたり、反対に、息詰まるような静けさの中にいると、鉛を背負っているかのような大きな疲労感を感じる場合があります。

これは、両親の夫婦喧嘩の雰囲気や両親の不仲による冷め切った雰囲気を、幼少期に大きなストレスとして抱え込み、大人になっても影響を受け続けているためです。

このように、ピエロタイプが振りまく優しい笑顔の内側には、「幼少期に味わった、喧嘩の雰囲気や冷たい雰囲気は、もう二度と味わいたくない!」という切実な願いが隠れています。

ピエロタイプさんが感じる苦しさとは、家族の笑顔と穏やかな家族の雰囲気を願う優しさであり、周囲の雰囲気を穏やかにしようと支えてくれた優しさこそが「アダルトチルドレンが生まれる理由」です。

ピエロタイプが直面する問題

アダルトチルドレンのピエロタイプは、周囲を明るくするために、自分の感情を限界まで抑えこんでしまう特徴があります。

なので、周囲の人間関係において衝突が生じたり喧嘩が起きると、不仲だった自分の家庭の様子がフラッシュバックし、とても大きな負担を心に感じます。

突然、心のバランスが崩れる場合があります
ピエロタイプの特徴は、常に周囲の雰囲気に敏感で、内心はソワソワビクビクしていることです。

周囲の人間関係で衝突が生じたり喧嘩が起きると、明るく楽しくしようと全力で頑張ります。

ですが、限界に達すると急に元気がなくなり、前日まではニコニコとした笑顔で学校や職場に通っていたのに、突然、不登校や出社困難となり、うつ症状を発症してしまう場合があるあります。
このように、ピエロタイプは、とにかく争いや衝突に直面することが辛いので、少しの言い合いでも、突然泣き出したり、大声を上げたり、過去のストレスが敏感に反応してしまい、堪えていた感情があふれ出てきてしまう場合があります

思春期はとくに繊細…
近年でも、中学生や高校生で、つい先日まで明るくニコニコ過ごしていた生徒が、突然、自らの生命を絶ってしまうというケースが、残念ながらしばしば見受けられています。

ほとんどの場合、友人関係の不和や友人のグループ同士の衝突など、人間関係の合間で苦しでおり、ピエロタイプは、明るく優しく、No(ノー)と言えない性格のため、いじめなどに巻き込まれてしまう場合もあります。

特に思春期のお子さんは、友人同士のトラブルや衝突が起きがちですので、表面的にニコニコしてばかりであまり困った表情を見せないお子さんは、決して安易に安心することなく、そっと見守ってあげるのもひとつの愛情表現なのかもしれません。

ピエロの恋愛

アダルトチルドレンのピエロの恋愛は、幼少期の両親の雰囲気が大きなブロックとなり、自由で素直な恋愛がなかなか難しく感じる場合があります。

とくにピエロタイプは、幼少期の両親の雰囲気が「不仲」であった場合が多いと言われ、「父と母(人生で最初に会った異性)と仲良くすごせた!」という成功体験が、幼少期の両親とのあいだで未だ叶っていないため、異性と穏やかに過ごす経験が不足し、恋愛に自信を感じづらいのが、アダルトチルドレンのピエロの恋愛です。

嫌われることを恐れすぎてしまう…
誰かと恋愛をするということは、同時に、いつか別れるかもしれない可能性を抱え込むことにもなります。

なので、嫌われることを極端に恐れるアダルトチルドレンのピエロタイプは、「恋愛に臆病」という一面があります。

よって、アダルトチルドレンのピエロの恋愛は、「好意を抱く異性の方から接近してきてくれるのをじっと待つ…」という雰囲気が多く見受けられます。

このように、アダルトチルドレンのピエロの恋愛は、自分から進展を生み出すというより、好意を抱く異性をニコニコと笑顔で見守ることが多いため、友達関係にはなれても、それ以上の関係までなかなか踏み込めない場合が多いようです。

相手を優先しすぎてしまう…
アダルトチルドレンのピエロタイプは、人に嫌われることや人との衝突が起きることをとても恐れているので、ついつい自分の気持ちを抑えこんでしまい、相手の気持ちばかりを優先してしまいます。

なので、アダルトチルドレンのピエロの恋愛は、「いい人すぎる…」「優しすぎる…」など物足りない印象を相手に与えがちなのかもしれません。


恋愛は信頼関係を築くわけですので、「寂しさ、孤独、怖さ、怒り」といった言いにくい本音を勇気をもって相手に伝えてこそ、お互いの信頼関係が高まるものです。

ですが、「寂しさ、孤独、怖さ、怒り」といった本音を笑顔で隠してしまうピエロの恋愛は、かえって相手との信頼関係が築きずらくなってしまう場合があります。

軽い恋愛より深い人間愛…
とはいえ、年齢の離れた相手、生い立ちや身体に大きなハンデを持つ相手、責任や立場が大きく異なる相手など、ピエロの優しさに救われ大きな愛情を感じ全福の信頼を寄せる相手も多くいるでしょう。

とくに、経営者やアスリートなど、厳しい世界で孤独と闘っている方から見ると、ピエロの明るさと優しさは、とても魅力的且つ癒しに感じ、自らを献身的に支えてくれる良妻と感じ、大切に迎えてくれるケースもあるようです。

なので、アダルトチルドレンのピエロの恋愛は、恋愛ゲームのような身近なポップな恋愛より、人間愛に近いとても深い愛情が育まれる場合があります。

▶ケアテイカー(世話役)

「優しい子」「思いやりのある子」と言われるよう努めてきたところがあり、周囲の役に立つことが一番の指標です。
自分勝手にならないように、常に自分の希望を我慢しています。
困っている人がいると放っておけない優しさがあります。
自分の都合より他人の都合を優先しがちで、自分の都合を優先することはとてもわがままなことだと感じてしまいます。
相手の気持ちや望みを敏感に感じ取ることができます。
その反面、「自分がどうしたいのか?」「自分がどう感じているのか?」がわかりずらくなることがあります。
ケアテイカーの特徴は、世話好きな日本人の母親像にみられる特徴でもあります。

ケアテイカータイプの特徴

ケアテイカータイプは、お願いされなくても、自分からお世話をする優しい気遣いができる一面が最大の特徴です。

また、ケアテイカータイプは、面倒見の良い気質の日本人に多いタイプと言われ、特に、ケアテイカータイプである母親が多いとされます。

お世話に対する見返りを求めがち
看護師、介護士、保育士、教師に多い
お世話をすることに依存しやすい
相手を共依存関係に巻き込みやすい
余計なお世話、ありがた迷惑、過干渉をしがち
お世話できる機会を自作自演しがち

ケアテイカータイプが原因で起きる問題
ケアテイカータイプがお世話を好むことは、必ずしも悪いことではありません。

例えば、ケアテイカータイプのお世話好きな特徴を、「看護師」「介護士」「保育士」「教師」など、お仕事や職種に向けていくと、自分にとっても周囲にとっても大きなプラスに作用する場合があります。

ですが、ケアテイカータイプのお世話好きな特徴を、「夫婦」「家族」「子育て」「職場」「学校」「友人」「恋愛」など、プライベートに向けていくと、ケアテイカータイプの世話焼きが原因で、様々な問題を引き起こしてしまう場合があります。

子どもの問題に過干渉になりやすい
子育てでイライラを募らせやすい
人間関係のトラブルを招きやすい
逆恨みでいじめや仕返しなどをしがち

ケアテイカータイプの恋愛傾向

ケアテイカータイプの恋愛傾向は、相手の世話を焼きすぎてしまうところです。

よって、アダルトチルドレン:ケアテイカータイプの恋愛傾向は、心的エネルギーを大きく消耗する場合が多く、「恋愛でトラブルに巻き込まれやすい」という点が最大の特徴です。

相手との強力な共依存に陥りやすい
付きまといなどの行動に陥りやすい
恋愛感情のもつれを起しやすい
相手も自分も大きく傷つけてしまう場合がある

ケアテイカータイプの克服

ケアテイカータイプの克服は「誰かのお世話をするように、自分のお世話をしてもOK…」という雰囲気の中で解きほぐしていく必要があります。

ケアテイカータイプのインナーチャイルドを認識する
「相手の世話をしない」=「相手に任せる」ということに気づく
「誰かのお世話をしたい!」という欲求を「自分のお世話をしよう!」という欲求に転換し、自分が自分のお世話をすることで、自分が落ち着き、相手も落ち着くことに気づく

ケアテイカータイプ(世話役)について重要ポイント
ケアテイカーとは、世話役という意味で、「リトルナース」とも呼ばれる
ケアテイカータイプの特徴は、気立てがよく、世話焼きな反面、周囲からの評価や感謝に不満を感じると、トラブルを起こしやすい点
ケアテイカー、イネイブラー、プラケーターは、それぞれ違った特徴がある
ケアテイカータイプが原因で起きる問題は、人間関係や子育てにおける過干渉が特徴的
ケアテイカータイプの恋愛傾向は、相手のお世話をしすぎる余り過干渉となり「大きな恋愛トラブル」に陥りやすい傾向にあります。
ケアテイカータイプの克服は、相手のお世話は相手に任せ、自分のお世話は自分で行い、自立共存の関係を築くこと

▶イネイブラー(支え役)

自分のことよりも他人のことを優先して常に動き回っていることが多いです。
父親代わり…母親代わり…といったように、年の離れた兄弟の一番年長の子供がこのタイプになることが多いです。
両親に頼りなさを感じると、母親代わりになって幼い弟妹たちの面倒をみたり、ダメな父親の代わりになって母親と弟妹を父親から守ろうとします。
自分が支えてきた父親あるいは母親あるいは兄弟が十分に幸せになるまで自分の幸せを後回しにする傾向があります。
男の子が父親代わりとなって母親を支え続け、女の子が母親代わりになって父親を支え続けると、それぞれ恋人や夫婦のように近しい関係となり、周囲からは理解しずらい親子関係に映る場合があります。また、娘と母親のペアでも友人のように近しい関係となり、娘の結婚や出産など人生の進展が遅れてしまう場合もあります。

イネイブラータイプの特徴

イネイブラータイプは、見捨てられ不安の影響を受けやすく、見捨てられること、嫌われること、必要とされなくなることを極端に恐れるあまり、自己犠牲を惜しまなかったり、相手の言いなりになってしまったり、相手を支えすぎてしまう一面が最大の特徴です
「No」と言えず、相手を突き放せない
チーム、組織、仲間を支える
極端な服従関係に陥りやすい
親や兄弟姉妹と共依存の関係に陥りやすい

イネイブラータイプが直面する問題

優しすぎるが故に「愛のムチ」が振るえず、相手の言いなりになってしまったり、相手を突き放せず、甘やかしてしまう特徴があります。

なので、家族、職場、友人、恋愛などの人間関係において、相手のために尽くしているつもりでも、結果的に、問題を大きくしてしまっている場合があります。

このように、イネイブラータイプが直面する問題のほとんどは「自らが問題を大きくしてしまっていることに、イネイブラー自身が気づけていない…」という傾向があります。

依存症の悪化をかえって手伝ってしまう
子育てにおいて過保護になりすぎてしまう
親の介護で疲れ果ててしまう
子どもへの虐待や犯罪も見過ごしてしまう

イネイブラータイプの恋愛傾向

支配的な相手との共依存に陥りやすい
ひとりぼっちを恐れ、恋愛依存症に陥りやすい
ダメンズと共依存に陥りやすい
大きな責任を抱える人を支える恋愛は上手くいく
イネイブラータイプの克服
イネイブラータイプの克服は「相手を支えないことは、相手を見捨てることにはならない…」という雰囲気の中で解きほぐしていく必要があります。

イネイブラータイプのインナーチャイルドを認識する
「相手を支えない」=「相手を信じる」ということ、に気づく
「誰かを支えたい!」という欲求を「自分を支えたい!」という欲求に転換し、自分が自分の支えとなり自分を安心させることで、相手も安心することに気づく

イネイブラータイプ(支え役)について重要ポイント

イネイブラーとは、支え役という意味で、依存症の進行を支えてしまう「イネイブリング」が語源
イネイブラータイプの特徴は、献身的な自己犠牲で信頼を集める反面、Noと言えず、トラブルに巻き込まれやすい点
イネイブラー、ケアテイカー、プラケーターは、それぞれ違った特徴がある
イネイブラータイプが直面する問題は、過度な自己犠牲と共依存が特徴的
イネイブラータイプの恋愛傾向は、一人ぼっちを恐れるあまり「恋愛依存症」に陥りやすい
イネイブラータイプの克服は「支える」と「見守る」の違いを理解し、自分も相手もどちらも信頼すること

▶プラケーター(慰め役)

プラケーターは、心配そうで自信がなさそうな母親を懸命に支えようとします。
つまり、プラケーターが慰める相手は、ほとんどの場合、母親であることが特徴です。
とくに、父親の暴力・ギャンブル・飲酒・浮気・仕事依存のことで母親が悩んでいると、優しく問いかけて愚痴を聞いてあげます。
母親の愚痴を聞いてあげる小さなカウンセラー、それがプラケーターの優しい個性です。末っ子であることが多いと言われます。

プラケータータイプの特徴

プラケータータイプは、自信のなさそうな人、困っている人を放っておけない優しい一面が最大の特徴です。

女性に多い
人に信頼される
共依存関係に陥りやすい
世代間連鎖しやすい

プラケータータイプの恋愛傾向

プラケータータイプの恋愛傾向は、自分を犠牲にして相手に尽くすことに喜びを感じがちなところです。

愛情と同情の区別がつきづらい
回避依存に陥る恐れがある
共依存に陥る恐れがある
近すぎる親子関係に陥りやすい
恋愛や結婚を先延ばししがち
自分と似たタイプと上手くいく

プラケータータイプの克服

プラケータータイプの克服は「自分だけではなく…みんな一緒に…」という雰囲気の中で解きほぐしていく必要があります。

プラケータータイプのインナーチャイルドを認識する

「弱音」を認めることで心に安心が生まれることに気づく
自分が自分を慰め、自分で自分を安心させることで、親や周りの人たちも安心することに気づく

プラケータータイプ(慰め役)について重要ポイント

プラケーターとは、慰め役という意味で「小さなカウンセラー」とも言われる
プラケータータイプの特徴は、女性に多く、聞き上手で信頼を得やすい反面、共依存関係に陥りやすい点
プラケーター、ケアテイカー、イネイブラーは、それぞれ違った特徴がある
プラケータータイプの恋愛傾向は、共依存や回避依存など偏った恋愛関係になりいすい
プラケータータイプの克服は、自分を幸せな気分にすることで親や周りの人を幸せな気分にすること

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長文を最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

どうぞ、悩んでいらっしゃる方の心が軽くなりますように。
そして、初めて知った方の理解が深まりますように🍀🍀🍀🍀🍀

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