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北海道移住日記4日目「カーテンを縫う」

北海道に移動してきて4日目、入居してから3日目となった。

おととい何もない部屋に到着して私はどうなってしまうんだと怯えていたが、きのう続々と段ボールが運び込まれ(ちなみに荷物は77点だった)部屋の質量が増え、少し安心。お気に入りのぬいぐるみと一緒に、実家から持ってきた布団で寝たらなかなか元気になった。


役場に必要な書類を一旦提出し、ひととおり電気ガス灯油水道インターネットの契約が終わってやっと、目がぱっちり開いた気がする。(まだネットは繋がってないし灯油は古いのを入れ替えた方がいいらしいので使えないが。)
自覚もしていたがここ数週間、虚な目で脳内が大混乱していたのだ。

気持ちが落ち着いたら、
カーテンでも縫うか。
となったので、お風呂場用にカーテンを縫った。

台所も外から丸見えだったので、少し値の張るカフェキッチンカーテンを買った。見る度にルン♫とするのでケチらないで気に入ったものを買ってよかった。

母がわざわざ関東から手伝うために同行してくれたのだが、母がいなかったら生活がここまで来るのに10日ぐらいかかっていた気がする。家の周りの草刈りもしてくれたし、車の運転もしてくれた。引越し運び込み・ガス・電気工事を同じ日の時間で頼んでしまったので3人分ぐらい身体が必要だったから代わりに説明を聞いてもらう場面がめちゃくちゃあったし、なにより疲労困憊だったので尻叩きをしてもらわないと、1日1つの事務しかできなかった気がする。

というか体育会系の母の体力凄すぎる。苦手な飛行機で北海道まで来てもらって疲労でイライラしている私の相手をして運転をして疲れてるだろうと僅かながら残った気遣いで「疲れてるだろうから休んでね(私も休みたいので…)」と言ったら「体力有り余ってるから出来るところだけ草刈りしてくる♫」と言って家を飛び出て行ったのを見て、母の背中が北海道の草原のように広く感じた…

車社会の北海道でどこまで電動自転車で活動できるかも未知数である。
夏は全然生活する分には問題ないとは思うのだが、冬までには車を手に入れた方がいいのかな(免許は持っている)とはぼんやりぼんやり思っている。

でも、便利から離れ、自分の力で生活する力をつけたいと思った第一歩を、いろんな人の手を借りてやっと一歩を(いや、実際は0.0000001歩ぐらいかもしれない)歩み出せたのかもしれないとこれを書きながらじんわり実感が湧いてきた。


まだまだ冒険は始まったばかり。




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