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英語苦手な人の基礎英文法/英文の作りと推測する和訳法!/再投稿

thatの区別


説明①: 英文法のみを述べるのは抵抗ありますが必要な確認だけさせて下さい。皆さんは理解されていると思いますが、一応、以下3つのthat区別を説明します。
1. I know that he is innocent.
2. I know the fact that he is innocent.
3. This is the fact that he knew.

説明の前に下記英文例❶内のthatと同じものは前述①の1.2.3.のどれかを考えます。

英文例❶ The rumor that the company would go bankrupt(倒産する)/ spread immediately.

英文例❶のthatは、説明①2. I know the fact that he is innocent. のthatと同じです。

文法用語は使いたくないですが、前の名詞=that以下を表す「イコールの同格」というもの。

①1.はthat節(名詞系節)でthat以下全体がknowのO(目的語のよう)に。

①3.は関係代名詞のthat(目的格/名詞にかかる形容詞系)で、1.3.は共に中3レベル。

英文例❶は、that以下という=噂がすぐに広まった=①2.that以下という=事実を分かっている。

説明①の2.と3.を混同する人が多いようです。

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少し応用へ


説明②: ここまで理解できている前提で少し応用へ進みます。

くどいですが下記文中thatは説明①の1.2.3.のどのthatと同じかを確認します。

英文例❷ Concern cannot be dispelled that foreign workers will flow out of rural areas into urban areas where wages are relatively high.

※「英文の作り」、「大まかな和訳」と共に考えてみます。

結論は①の2.や英文例❶のthat(同格)と同じものですよね。

⇒英文の作りは、Concern cannot be dispelled/ [ that foreign workers will flow out of rural areas into urban areas/ (where wages are relatively high).] の3つの「かたまり」群で構成。

見た目は①1.と似ていますが、concernがthatと離れているのは英文の頭でっかちを避ける為です。そこだけが応用で少し単語レベルも上がりますが、骨格は説明①2.も英文例❶❷も全て同じです。

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英文の作り


英文例❷ Concern cannot be dispelled /that foreign workers will flow out of rural areas into urban areas /where wages are relatively high.

説明③: 大まかな文の作りは、先ずthatの内容とconcernが同じもの=(同格)、次にthat中のurban areasにwhere 以下のオマケが付いたもの=(関係副詞)。

つまり、「that以下という=concernが、dispelされない」が大きな英文の作り(構成)。これを苦手な人が単語一語ずつ追うとこのレベル辺りから??と分からなくなり始める原因にも。

あとは分からない単語のウソをつきながらでも、和訳全体を考えます。あくまで英文法は英文の構成を把握するため。

和訳へ


説明④: 英文例❷ Concern cannot be dispelled /that foreign workers will flow out of rural areas into urban areas /where wages are relatively high.

上記英文の一部和訳は、that内のforeign workers will flow out of rural areas into urban areasまでは「外国人労働者が地方から都市部へ流れる」その都市部説明がwhere wages are relatively highで「(両者を比べると)相対的に賃金が高い」。残りは最後、concern cannot be dispelledとなっています 。

分からない単語の意味推測


説明⑤: ここから単語の推測をします。dis-は「否定や反意」などを表す接頭語と知っていれば、cannot be dispelledは「マイナスする(なくす)ことは出来ない」と想像は可能ですよね!?

残りはconcernの意味。「be concerned with~と関係がある」、「 be concerned about~を心配する」のどちらかと関係ありそう。どちらも知らない場合は、dispel(マイナス系の意味)との関係からも推測出来ます。

もうお分かりと思います。

説明⑥: 英文❷(和訳例) Concern cannot be dispelled [that foreign workers will flow out of rural areas into urban areas (where wages are relatively high)].  [外国人労働者が、(地方から相対的(/比較的)に賃金が高い)都市部へ流れる]という懸念は払拭できない。となります。

※最後まで読んで頂いた方、有り難うございます。そのどの段階でも理解できるのに英語が苦手という方がいましたら、それは、(by heartそらで)英文を音読していないか、英文を幹>枝>葉のような塊で見ず、単語一つ一つを追って読んでいることに原因があるのかもしれません!?

※英文法の考え方は下記の投稿も参考にされて下さい。



※全身痛再発7年目で外部の学校には指導に行けませんので、サポートは本当に有り難いです。投稿内容にご納得の上、何らかの形で英語指導の機会を与えて頂ければ幸いです。よろしくお願いします。 HP⇒https://feedback01.webnode.jp/ 福岡県 北九州市 小倉南区