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入院から10日目で退院 「最善を目指して最悪に備える」の巻(2023年5月31日)

昨日から今朝にかけて、今日もイビキで寝付けず、23時過ぎまではネット動画でザッピング…
何とか寝れたけれど、深夜2時過ぎに目が覚め、トイレに行きたかったけど我慢しつつ、うつろうつろし、朝の4時半には再度目が覚めた…

それ以降は、ネットサーフィンして過ごすことに…

やっぱり大変

相部屋に入院している人達も、インシュリンを打たないといけない糖尿病を患っている人も多いけど、今回は酸素ボンベが手放せない患者もいるようで、退院したらしたで、その人の地元の病院との連携で酸素ボンベの調達をする手配も大変そうです…

良く街中で酸素ボンベを引きずっているご老人を見かけるけど、やっぱり年取ってから、普通に身体が不自由になっていく中での更なる不自由って大変ですね…

歳をとるほどに健康は意識しないと、そのうち外に出たくない人生になってしまいますよね~♪

やっぱり健康が一番大切ですね…

わたしより10歳程度年上の人は、抗がん剤治療中で自宅近くの大学病院に移るということで、その手続きが大変そう…

今日は血液検査次第で、午後退院するらしい…

やっぱり大きな病気にかかると、病院に外来で行く回数もばかにならないし、入院だって近くの方が良いですね…

わたしも最初に2~3悩みましたが、やっぱり一番近い病院が選択肢としては優先順位が高いかな~♪ その病気を治す名の知れた医者がいれば、それに靡いて遠くの病院を選択するかも知れないけど…

個人的には、今の大学病院で本当に救われたので、わたしは関東にいる限りにおいては、この大学病院をお勧めしたいですね(^^)v
ただ、近い将来駅前の再開発で病院の建て替え案件が走り出すと思うので、その時はこの大学の別の病院に転院になるかも知れませんが… んっ、それまでわたしが生きていればの話です…はい、肺、High…

「最善を目指して最悪に備える」

この言葉は、昨日病室で読んだKindle本で船戸崇史著(2020)『がんが消えていく生き方』の中で、癌で亡くなられたSさんの手帳に記された言葉です。

今のわたしには癌との共存にも、仕事の上での情報セキュリティへの向き合い方にも共通する考え方だと理解し引用させていただきました。

「最善を目指して最悪に備える」

今の自分にはかなり重たい言葉だけど、やっぱりそのような生き方になるし、そのための貴重な時間を大切に、少しでも長く生きたいんですよね~♪ まあそうはいっても人間は必ず死に向かうわけではありますが…

看護婦問診

いつものように体温と血圧測定…
昨日から体温計が額にピッとやるタイプに代わって、今朝は36.4度でした。血圧は高めで154/91。
なかなか寝れないことと血圧って関係するのかな?
ネットで調べてみると、睡眠不足は高血圧になるらしい…

わたしの場合は20年以上睡眠不足状態だから、もう慢性的に高血圧なのかも…
やっぱり退院後は睡眠時間を増やす努力をしないと、残り少ない生存期間も危なくなるかも…

朝食

今日はパン食。パン以外は完食です。

朝食

癌の分子標的薬タグレッソは、オレンジジュースとともに胃に流し込みました。

退院準備

看護婦さんから、10時には病床を空ける必要があるので、9:30~9:45には空けられるように準備してくださいと声がかかり、それまでに退院の書類等を持ってくるとのことでした。

とりあえず片づけられそうなところからキャリーケースに詰めました…
入院時には、飲み物と納豆などを布バッグに入れて持ち込みましたが、丁度布バック分が消化された感じです…

スリッパやレンタルWiFi、PC等以外は、片付けも済みました…

医師問診

9:00に2人の先生が病床にきました。
特にこれといった副作用もなく、本日退院ということで、医師の最終確認をもらいました。
ただ、タグリッソの到着が10時頃だということで、少々遅れるらしい…

次は外来で6月6日にCT検査、それを受けて13日に外来での各種検査と検診…

あとはこれから分子標的薬タグレッソでの副作用がでることなく、癌が大きくならないことを祈るのみ…

先生に感謝の礼をした次第です。

こ、これでやっとイビキ地獄から解放されて、外に出られる~♪
その安眠が約束された世界に戻れるのが本当に嬉しい…

退院準備つづき

最終的な退院確定を受けて、まずは心電図モニターを外し、久々の下着シャツを着て、帰りの準備をすすめました。
やっぱり靴下を履いて革靴に足を入れると、まだまだ足のポカポカ感というかしびれは強調されるようで、まだまだこの副作用は続きそう…

病院事務の方から、明細書と会計方法を説明され、その後、看護婦さんから次回の外来の予約票と服用するタグレッソを14日分もらい、病室のある8階を後にしました。
そして会計を終わらせましたが、やはり分子標的薬タグレッソの価格が高価なので、入院費用もお高い印象…
それもクレジットカードで払うので、力がなくなるような脱力感は感じずに済んでいる状態…
いや~、これからわたしも薬価貧乏に突入するようで…

帰りの藤が丘駅のホームから病院を撮影…
入院しなくても良い日が来ますようにと願をかけました、癌だけに…

東急田園都市線 藤が丘駅 上りのホームから病院を眺める

そのうち、駅のホームから病院を撮影すると、完全回復するという都市伝説って現れないかな~♪ お願いしますよ~♬

帰りの駅前スーパー

電車を降り駅前のスーパーにまっしぐら…
個人的な退院祝いで、焼き肉が食べたかったので、牛肉と豚肉を調達…
野菜も適度に購入して、今日の夜は焼き肉決定♬

昼食は、久しぶりにお刺身と、何故かお惣菜として売っていた「かしわご飯のおにぎり」。
これに焼き魚(ほっけ)で、軽いお魚三昧…
自分の好きなものを好きな時に食べれるのは、本当に贅沢なことですね…

洗濯

帰宅早々、入院関係含めて洗濯機に…
今日は何とか曇りだけど夜には乾くかな…
明日は関東も雨らしいので、洗濯は今日の昼までにする必要があるわけで…

自分で髪切り

理容店に行って髪を切ると、抗がん剤の副作用を知らない店員さんだと、髪の毛が抜けていくのに慣れてないだろうから「なんじゃこら!」ってなると思うので、わたしの場合は、当面、購入したバリカンで、自分の髪の毛をカットしてます…

特に耳の上あたりは鏡をみて、何とか操作できるものの、後頭部はスペーサを信じてカットしています…

まだ、点滴の方の抗がん剤治療を終えて1か月なので、まだまだ新しい毛は生えてきていない状態で、ネットで調べると1~3か月でやっと新しい髪の毛が生え始めるらしく、しばらくは癖毛をともなうそうです。
その後、髪の毛が成長するごとに癖毛もなくなっていき、8か月~1年で、やっともとの状態に近くなるというか戻るというか、そんな感じになるそうです。

なのでわたしの場合は、8月までに新しい髪の毛が生え始め、年末年始を越えたあたりから段々もとに戻っていく感じかも…
まだまだ長い道のりです。

まあ、完全にはハゲていない今の状態が、果たして良いのか悪いのかは本当に微妙で、わたしの年頃でも、現実としてハゲてきている人も多いので、癌の副作用を知らない人は「アイツもとうとうハゲやがった!」的にわたしを見ているのかも… そんな視線を感じる精神年齢17歳であった…

未だに続く足の痺れ

入院中は、検査やトイレ、洗面所に行く以外は病室にいましたし、革靴を履く機会がなかったので、足の痺れを体感する機会が、ぐっと減って楽でした。

そうはいっても足の痺れは続いており、いったいどこが痺れているのかを、自分でも触診しながら確かめていきました。

確かめた結果は次の通り…

足の痺れの現状

特に足の裏の指から土踏まずのところまでが常時痺れています。なので足で踏ん張るような必要があるときは、力加減がわからなくなります。

靴下を履いて、革靴を履くと、足の裏全体がじくじくと感覚的には蒸れた感じというか、水たまりに靴ごと入った後に、靴の中に水が入った感覚のジュクジュク感になり、そのまま足の裏全体が痺れる感覚になります。

ただ、正座をした後に発生する立てないほどの痺れではなく、本当に軽い痺れがずっと続いている状態です。これって、感覚的には「気持ち悪い」状態がずっと続いてる、そんな感じです…

ネットで調べてみると、抗がん剤治療が終わると直ぐに回復する人もいれば、4~5年も続く人がいたりして、本当にまちまちのようです。わたしの場合も、この状態がいつまで続くのやら…

たぶん、シビレるくらいに長いのかも…

そんなこんなの退院日でした。
さて、明日から仕事で出勤だー!

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