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2度目!経済産業省の新入職員向けコミュニケーション研修

昨年(2022年)の4月に新入職員向け・10月に2年目職員向けに実施したコミュニケーション研修を、今年も新入職員向けに実施しフィアレスが担当させていただきました👏

研修概要
対象:一般職の新入職員約170名
実施方法:対面・30名〜60名ごとクラスを分けクラスごと独立して進行
講師:4名
テーマ:「主体的に動く」を考える

研修の目的

新入職員同士、同期とはいえ、環境が変わる中で新しい人間関係を構築していくのは実は大仕事です。当たり前のように思えて、案外難しく、しかし、一旦関係性ができれば社会人生活を送る上で大きな基盤となるコミュニティづくりに着眼し、研修を行いました。

このために、壁をなくし交流を深めること、業務上の壁に当たったときに気軽に相談できる相手を増やすこと、厳しい状況におかれたときに、踏みとどまる手法を身につけること・・などを念頭に、「同期の絆を深めること」「主体性を身につけること」をマイルストーンとして設定しました。 

特に、今年社会人となる新入職員は、学生生活の3年間をコロナ禍で過ごしてきており、対面でのコミュニケーション量が従来世代よりも少ないという特徴があります。彼らがコミュニケーションを深めるコツをつかむきっかけになることも期待しました。 

約170名に対して一斉に実施する本研修ですが、参加者の学びを保証すべく、30名〜60名ずつのグループにわけ、それぞれ講師が研修を行う形式をとっています。
 
講師4名、アシスタント7名で新入職員の交流を作っていきました! 


最初にとりくんだのは「参加者同士の関係性を作ること」

それぞれの名前を覚えたり、好きなものを知り合ったり、お互いのパーソナリティに触れるような時間を作りました。同じパーソナリティを持った人を見つけた時の嬉しさや、名前をさん付けからあだ名に変えたことで得られる親密感を、参加者それぞれに感じていたように思います。
 
その中でも、自分から話しかけること、声をあげるてみることなど、「主体的に動く」に繋がる要素も少しずつ取り入れていきます。

<参加者の感想>
・初めてお会いした方と、共通点が見つかることで一気に親近感が湧いた。
・同じ目標を一緒にやることで、チーム感が生まれたと感じた。
・研修を通して心を許せる仲間ができたので、仕事で辛いことがあったらヘルプします!

後半には「主体的に動くことについて考える」を扱っていきました。

新社会人になるにあたり、よく「主体的に動ける人になろう」と言われることがあると思います。

ですが、そもそも主体的に動くとはどういうことなのでしょうか?
人前に出てきて堂々とプレゼンをすることなのか。
リーダーシップを発揮してどんどん進めていくことなのか。
では、積極的に話を聞こうとするのことは主体的と言えないのか。
周りのサポートがなければ、主体性を発揮することが難しくなるのではないか。

特に経済産業省の皆様はとても優秀で、講師が望んでいることをキャッチしてやってくれてしまったり、言われたらリーダーシップを発揮して進めてくれたり、前に出て表現もできてしまうことを、過去2回の研修で感じていました。
なんとなくできちゃうからこそ、自分がどうしたいと思っているかを二の次にしていたり、チームではなく個人プレイで引っ張りすぎたりということもあるのではないかと担当の方とお話しさせていただいたのです。

・自分から相手に目を合わせに行ってみる。
・自分から声をかけてグループになってみる、自己開示してみる。
・目標に向かってチームで動いた結果、自分から動く瞬間と動けない瞬間を見つける。
・自分で動くには、受け止めてくれる周りの存在や在り方が大きな影響を及ぼしている。

 そんなことを体験し、自分なりに見つけてもらえたらと思い、研修を設計しました。 

当日は、言われたペアで組むのではなく、自分が声をかけてチームを作ってみたり、チームで協力して行うワークを通して、自分が引っ張るタイプだったのかフォロワーだったのかを観察してみたり、あえて人の発言や態度に対してNoやYesと言うことで他者に与える影響を考えてみるなど、各クラスで様々な体験をしてもらいました。

<参加者の感想>
・普段の生活の中でも他人に自ら目を合わせにいかないなと思った。目を合わせないことで自分を守っているのかもしれない。
・よく話をする人たちだけに挨拶や会話をするだけではなく、会話をしたことがない人とも、自分が動くだけで変わると実感しました。
・「誰も出ない」という状況で「じゃあ私が」と言ってしまいがちだと自覚した。
・本当に伝えようと思ったら、自然と体が動くものかなと思ったのが一つの気づきだった。
・初対面の人とペアを組んだ瞬間が印象的だった。普段自分からは滅多に声を書けないので、かなり新鮮だった。今度は自分から誘ってみようかと思った。
・自分の気持ち次第で相手の気持ちにも影響があった。会議がある時は意見を言ってもらえるような雰囲気にさせる気持ちでのぞみたいと思います。
・失敗しても責めるのではなく、その失敗が誰かの経験として刻まれることを学びました。
・自分が何かを引っ張っていくことが苦手だと考えていたが、意外と大丈夫だった。

このように、それぞれは小さなことですが、自分で動いてみるという経験を積んでもらうことで新たに発見する自分を知ったり、普段と反応が異なることを体験してもらうことによって、これから社会人として様々な人と関わったり、新たなシチュエーションに置かれたときに自分がどのように行動する傾向があるのか、それを認めたいか変えていきたいか考えるきっかけになれたように思います。また、主体的に動けなかったとしても、動けなかったなりの発見があればと思います。

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