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クリスタ・デイヴィス 『感謝祭は邪魔だらけ  家事アドバイザーの事件簿 創元推理文庫』 島村浩子訳 大矢博子解説 東京創元社 2012年11月刊 410ページ  日記 2016年9月19日 数ならで世に住の江のみをつくしいつを待つともなき身なりけり 新古今和歌集 1792  なだいなだ(1929.6.8-2013.6.6) 蜀山人( 大田南畝 1749.4.19-1823.5.16)

日記
2016年9月19日
午前0時50分起床 雨
室温26.1度 湿度76%
体重51.4kg BMI 19.1
懸垂5回 スクワット30回
61歳8か月

数(かず)ならで世(よ)に住の江のみをつくしいつを待つともなき身なりけり
 俊頼朝臣
 題しらず
新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1792
「人数にも入らぬ身でこの世に住み、辛労の限りを尽くしているが、思えばいつの日時節が到来するというあてもない身であることだ。」
『新日本古典文学大系 11』岩波書店 1992.1 p.521
康和四年(1102)閏五月、堀河院艶書合
[けそうぶみあわせ 恋文としての贈答歌を詠進させ披講した歌合]。
住の江 摂津国の歌枕。上を承けて「住む」に掛ける。
みをつくし 水路の標識の杭。「身を尽くし」に掛ける。
待つ 有名な「住江の松」(住吉社頭の松)に掛ける。
艶書合は男女の歌人が恋歌の贈答の形式で歌を合わせた特異な歌合。
これは男が贈った本の歌で、本来は逢瀬を待ちわびる恋歌であるが、
ここでは述懐歌の扱い。
「松」に寄せる雑歌。

源俊頼(みなもとのとしより(しゅんらい) 1055-1129)
平安時代後期の官人・歌人。源経信の三男。
金葉集編者。
金葉集初出。金葉集・千載集最多入集。
勅撰入集二百七首。
隠岐での後鳥羽院による
『時代不同歌合』では壬生忠岑と番えられている。
小倉百人一首 74
「憂かりける人を初瀬の山おろしよはげしかれとは祈らぬものを」
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/tosiyori.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/源俊頼

2013年の立春、
2月4日から毎日一首づつ読み始めた
新古今和歌集の通読(つぶやき)が
四年かかって終わりました。
https://bookmeter.com/mutters/153791951
https://bookmeter.com/mutters/153744722
全二十巻
春夏秋冬賀哀傷離別羈旅恋雑神祇釈教
1995首
明日から再読
2017.3.26

 

http://taka.no.coocan.jp/a5/cgi-bin/dfrontpage/fudemakase/edokyouka1.htm
なだいなだ(1929.6.8-2013.6.6)
『江戸狂歌  
 同時代ライブラリー
 古典を読む』
岩波書店 1997.3
https://www.amazon.co.jp/dp/4002602990

単行本
『江戸狂歌
 古典を読む 24』
岩波書店 1986.3
https://www.amazon.co.jp/dp/4000044745

蜀山人[ 大田南畝 1749.4.19-1823.5.16]
の逸話を紹介しょう。彼が、十返舎一九に語ったという話である。
ある夏の日のこと、わし(蜀山人)が多摩河原の治水小屋で、
 朝もよし昼もなほよし晩もよしその合ひ合ひにチョイチョイとよし
と自作の狂歌を口ずさみながらチビリチビリと飲んでいると
のみが一匹ピョンとわしの持つ盃に飛び込んできた。それを見て、
なんだ、とんだお客さんなど苦笑いしながら、そこはこちらも狂歌師
だもの、とりあえず、  
 盃に飛び込むのみものみ仲間洒のみなれば殺されもせず  
と詠んだね。ところが、盃の中ののみのやつめ、生意気な野郎で、
すかさずそれに反歌をしたじゃないか。  
 飲みに来たおれをひねりて殺すなよのみ逃げはせぬ晩に来てさす  
のみの分際で、なんとこしゃくな口のききよう、と、わしは怒って、
盃からやつをひっぱり出すと、敷居の上でひねりつぶしてやった。
ところがこののみめ、感心にもつぶされながらも歌よみの意地は忘れぬと見えて、ぜひ辞世の歌を残させてくれという。もっともな願いだから、かなえてやった。すると、こう歌いおった。  
 口ゆゑに引き出だされてひねられて敷居まくらにのみつぶれけり  
どうじゃね、こののみの辞世。
十返舎一九も、この蜀山人先生の、エスプリあふれる話を聞いて、
きっと大笑いをしたに違いない。
この逸話を読んで、ぼくはただ、この江戸の文人の対応の
自由闊達さに、感心するのみだった。
蜀山人先生がのみと歌のやりとりをしている場面が、一筆がきの
デッサンで見せられたように目の前に浮かんできた。
またどういうわけか、その時ぼくのこころには、シャリヤピンの歌う
「のみの歌」が浮かんだのである。それは、ゲーテの詩に
ムソルグスキーが作曲した歌である。」

https://www.youtube.com/watch?v=BxjIhaBQQBw
蚤の歌 シャリアピン

https://ja.wikipedia.org/wiki/蚤の歌_(ムソルグスキー)
「アウエルバッハの酒場でのメフィストフェレスの歌」

https://www.amazon.co.jp/dp/4002602990

https://www.amazon.co.jp/dp/4000044745


https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=276726454

クリスタ・デイヴィス
『感謝祭は邪魔だらけ
 家事アドバイザーの事件簿
 創元推理文庫』
島村浩子訳
大矢博子解説
東京創元社 2012年11月刊
410ページ
https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488261061
https://www.amazon.co.jp/dp/448826106X

「料理コンテストに参加するソフィは、
食料品店の駐車場とコンテスト会場で、
計2回も死体を発見してしまう。
絵のように美しい町を舞台にした、
期待のコージー新シリーズ登場。」

「アレクサンドリアの町は感謝祭シーズンのまっただなか。
古く美しい家並みが残るオールドタウンに暮らすソフィは、
食料品の買い出しにいった先で男性の死体を見つけてしまう。
さらに翌日、彼女も出場する料理コンテストの会場で、
また別の死体を発見することに。感謝祭のおもてなしと殺人事件、
難題ふたつに直面し、どうする家事アドバイザー?
期待のコージー・ミステリ第1弾。
解説=大矢博子」

https://honyakumystery.hatenadiary.org/entry/20130704/1372892104

https://bookmark-bookend.seesaa.net/article/366188847.html
ウタタネコル
読んだ本の記録。
すぐ忘れちゃうので。
「※※※ caution! ※※※
犯人ズバリ! なネタバレはないですが、
全てを楽しみたい方は、読まない方が良いです。」
「登場人物 
ソフィ・ウィンストン …イベントプランナー
ポール・バウアー … ソフィの父
インガ … ソフィの母
ハンナ … ソフィの妹。末っ子バツ2
クライグ・ビーチャム … ハンナの婚約者。医師
マース(マーシャル)・ウィンストン … ソフィの前夫
ナターシャ … ソフィのライバル。マースの恋人。上流志向が強い
アンドリュー … マースの弟
ヴィッキー … アンドリューの妻
ジューン … マースの母
バーナード(バーニー)・フレイ … マースの友人。イギリス人
ハンフリー・ブラウン … ソフィの旧友。葬儀屋
ニーナ・リード・ノーウッド … 近所の住人。親友
ハムステッド大佐 … 近所の住人。銀髪でハンサム
フランシー・ヴァンダーフーセン … ソフィの隣人。騒がしい
サイモン・グリア … 実業家。料理コンテスト主催者
クライド … サイモンの運転手
エマ・ムースバッカー … 料理コンテスト参加者
ウェンディ・シュルツ … 料理コンテスト参加者
オーティス・プルチンスキー … 私立探偵。被害者
ディーン・コズウェル … 新聞社の編集者
フライシュマン(ウルフ) … 刑事
ケナー … 刑事。欠陥ケナーと陰で呼ばれる
フェイおばさん … ジューンの姉で故人。家の元の持ち主
ソフィの兄 … 出てこないけどいるらしい
デイジー … 愛犬
モチー … 愛猫
マッカーサー … ハムステッド大佐の愛犬」

2013年6月19日読了
福岡市総合図書館蔵書

http://www.kristadavis.com/
http://www.cozy-mystery.com/krista-davis.html
Krista Davis
DOMESTIC DIVA MYSTERY Series:
The Diva Runs Out of Thyme (2008)

https://www.amazon.co.jp/dp/0425224260

https://www.amazon.co.jp/dp/0425224260

2008年に米国で発表されたコージー・ミステリ。
Sophie Winston
「四十四歳の自立した有能な女性」、
家事アドバイザーの事件簿シリーズ第一作。

舞台は「ワシントンDC から川を一本隔てただけの」
オールドタウン、アレキサンドリア。

巻末には作品中に登場する料理の
「レシピ&クッキングヒント集」が
6ページ掲載されています。
美味しそうだなぁ。食べてみたいなぁ。

「わたしはオードヴルをめぐる難題に直面した。
感謝祭のボリュームがある料理の前には何も食べたくない
という人もいれば、何か軽くつまみたいという人もいる。
そこで招待客が到着したら焼けるようにと、とっても軽い
ひと口サイズのチーズパフの種を用意した。
もう少し食べたい人のためには、ピリッと辛い蟹肉の和え物を
マッシュルームの傘に詰めた。
 … 
カラリと黄金色に焼けたチーズパフをガラスの皿に載せた。
 … 
わたしはオーヴンからマッシュルームの蟹肉詰めを取りだし、
フライ返しを使って皿に盛りつけた。
ジュージューいっている詰めものからにんにくの
いい香りが立ちのぼる。」
p.103

https://www.kristadavis.com/domestic-diva-mysteries-list/
The Domestic Diva Mystery Series in order --

  1. The Diva Runs Out of Thyme

  2. The Diva Takes the Cake

  3. The Diva Paints the Town

  4. The Diva Cooks a Goose

  5. The Diva Haunts the House

  6. The Diva Digs up the Dirt

  7. The Diva Frosts a Cupcake

  8. The Diva Wraps It Up

  9. The Diva Steals a Chocolate Kiss

  10. The Diva Serves High Tea

  11. The Diva Entertains a Doubt (June 2017)

https://note.com/fe1955/n/nde3281e0e316

読書メーター
ミステリの本棚
登録冊数370冊 著者名五十音順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091193

https://note.com/fe1955/n/n6a01d67677e2

https://note.com/fe1955/n/n1c9be724f80c

h
ttps://note.com/fe1955/n/ndf98c7c38747

https://note.com/fe1955/n/n01590a9369d6

https://note.com/fe1955/n/nd0eae2ad59eb

https://note.com/fe1955/n/n6f47abe3f7b3



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