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未来から逆算して考える「高校選びの基礎知識」
この記事は,2023年(令和5年)4月23日(日)に実施された,足立はばたき塾の進路説明会に話者として登壇した際のトーク内容を文字起こししたものです。構成や内容に一部修正があります。
目の前の高校入試のことを真剣に分析しよう【ここでの注意】保護者・・・自分の過去の経験・知識をそのままあてはめようとしない。しっかりと「現在の高校入試」を知って,自身も勉強し情報をアップデートすること。
1・ひとく
これまでの休校期間を無意味に過ごした中3生へ
2月末からいきなり始まった休校期間。思わぬ形で舞い込んできた長期の休みをどのように過ごしていますか。GWが終わっても休校が解除されるとは限りません。いや,都市部では休校期間が延長される可能性の方が高い。
それでも,10か月後には高校入試がやってきます。
どこに住んでいようが,貧富の差があろうが,「時間」だけは全員が平等に消費します。この休校期間を無意味に過ごしてしまった皆さんは,このグータラ
休校期間をグータラ過ごしてしまった受験生が今すぐに始めるべきこと
中3生であれ,高3生であれ,10か月後に入試がやってくるとわかっているのに毎日勉強が手につかず,グータラな日々を過ごしている皆さんへ。
「受験生」へ気持ちを切りかえて! 中3生,高3生と「受験生」は同じように聞こえるかもしれませんが「似て非なるもの」です。1日も早く「受験生」へと進化しましょう。
指示されたノルマをきちんとこなせば終わり・・・中3生,高3生
言われなくても心構えをしっかり持ち
「公立中学なんてダメよ」という声が聞こえなくなってきた理由
仕事柄,多くの保護者の方々と話をする機会がありますが,「公立中学校に対する不安・不満・ダメ出し」を口にされる方が減ったという実感を持っています。わが家の子どもたちが小学生だった2000年代前半には,多くの保護者が不安を口にし「ゆとり教育への自衛」を中学受験への動機としていたものです。あれから15年弱,保護者の評価がどのように変わったのか一目でわかる興味深い調査結果が発表されました。
●大きく変
中学入試で増え続ける「英語入試」
2019年1月10日,埼玉を皮切りに首都圏の中学入試がスタートしました。
多くの受験生が自分の未来に向かってチャレンジしていますが,その中身は近年様変わりしつつあるようです。
その筆頭が「英語入試」で,ちょうど1年前になる2018年度には,首都圏中学入試で「英語入試」を実施する私立中学が3ケタの大台に到達しました。これは首都圏私立中学の3分の1を越えており,わずか4年で実施校は7倍に増えているの
高校で始まる新科目「公共」って御存知ですか?
2022年度から高校で実施される(2019年春に中学入学する世代が高校生になるタイミング)新しい学習指導要領の改訂案が公表されています。大学入試改革とあわせて高校の教科・科目が大きく変わることを御存知でしょうか。今回は小中学生で学習する「社会科」がどのように発展していくのか,その1点に絞ってご紹介していきます。
新科目『歴史総合』『地理総合』の衝撃 小中学校で「社会科」とした学習した内容は,高
中3保護者会で話した「将来から逆算して考える志望校の選び方」を文字に起こしてみた
去る5月20日(日)に私が関わる2つの塾で保護者会が行われた。私は午前午後とはしごする形で埼玉と東京を行き来し話者を務めた。
対象はどちらの塾も中学3年生の保護者,つまり「受験生の親」。すでに子どもが「将来やりたいこと,目標」を明確に持っているのであれば苦労しないが,高校入試を控えた中3生に限ると残念ながら「目標を持っていない」「自分の適性がわからない」子の方が多いように見受けられる。
だか
首都圏私立大学がどのくらい難化したのかザックリと検証してみた
2019年3月8日 早稲田大学の合格実績と分析記事を更新
(2018年4月30日作成)
今春の大学入試は,大規模大学を対象とした定員抑制策(定員の1.10倍を超えて入学者がいればペナルティ)の影響を大きく受け,とくに首都圏では多くの大学が入学者を絞る傾向が見られた。そのため,「2018年問題」と呼ばれた18歳人口急減の影響はどこ吹く風とばかりに,大手予備校を中心として「私立文系の浪人クラス」
九州地区限定の「朝課外(0時間目)」は,福岡を離れた人間からだとこう見える
1年に1回くらい,九州の高校で一般的に行われている「朝課外(0時間目)」のことが話題になる。新聞報道などがきっかけになるのだが,何も変わらないまま沈静化してまた翌年・・・,の繰り返し。先日も
高校の「朝課外」揺れる現場 強制か選択か、賛否の声 在り方見直す学校も 福岡の県立高校
という記事が私の手元にも流れてきたばかり。18歳まで福岡で育ち,現在埼玉在住の私から見ると,残念ながらこの議論自体