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FC今治が取り組む教育事業とは。

しまなみ野外学校

仲間と力を合わせて困難を乗り越えた時の感動や、若者たちの遺伝子にスイッチを入れるチャンスを与えたいという思いで始めました。日々変化する自然の中で、様々なチャレンジをし心の中に眠る遺伝子にスイッチが入るような体験の場を目指し、活動しています。

わたしたちは五感を使って創造性を育むことを大切に考えています。もちろん、野外以外でも様々な分野で創造性を育むことは出来ます。私たちの活動を1本の木に例えると、木の根とは、地球とつながっている環境のことを指しています。しまなみ野外学校では、自然界や文化の中でフィールドワークを行うことで、環境がおかれている現実を実体験を通じて知り、より良い未来を築くために共に考える気づきの場でもあります。

しまなみ野外学校では、普及/育成プログラムに相当する「バリーズ」、大学や通信制高校などとタイアップして取り組む活動「アライアンス事業」そして主に企業などと取り組む団体向けの「研修事業」の3つの活動を展開しています。

なぜ野外体験なのか(岡田武史)
我々は皆、ご先祖様から氷河期や飢餓を乗り越えてきた強い遺伝子を受け継いでいます。しかし、我々が豊かだと思って作ってきた社会。こんなにも便利・安全・快適な社会の中ではその遺伝子にスイッチが入らないのではないでしょうか?一つの公園の遊戯具でけが人が出たら全ての遊戯具が使えなくなる。危険なものは全て排除されている。こんなに守られていていつ強くなれというのでしょうか?リスクにチャレンジし、困難を乗り越え、仲間と力を合わせて目的を達成した時の感動。若者たちに遺伝子にスイッチを入れるチャンスを与えたいという思いではじめました。もちろん、野外体験でなくても方法はあります。しかし、自然の中では科学がどれだけ進歩しても、金融工学が発達しても、人間が絶対に勝てないものがあることを知ることができます。先の見えない不確実な時代をたくましく生き抜くために遺伝子にスイッチを入れ、おおいなるものに対する畏れを知るために、ぜひチャレンジしてもらいたいと思います。

バリーズ(普及/育成プログラム)
地域の子どもたちと県内外の子どもたちが共に自然の中で活動します。普段の暮らしの中では飛び込めない“一歩踏み込んだ先”の体験を大切にしています。その中でも年代別に「しまなみキッズ」と「チアーズ」という2つのカテゴリに分けて活動に取り組んでいます。

しまなみキッズでは、小さなお子さま連れのファミリーから小学校低学年を対象に約25種類の自然体験プログラムを実施しておりこれまでに約700名以上の方々が参加しました。チアーズでは小学校高学年から若い世代を対象にした冒険心いっぱいの長期キャンププログラムを実施しておりこれまでに約60名以上の方々が参加しました。具体的な活動例は以下となります。

「瀬戸内縦断プロジェクト8泊9日」無人島キャンプを行いつつ、シーカヤックで広島から今治へ海を渡る。
「島の冒険キャンプ8泊9日」小学生がシーカヤックで海を渡り、無人島キャンプ。

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アライアンス事業
大学や通信制高校、企業、公益財団法人など、各団体のテーマや目的に沿った企画を提案しています。過去には「無人島4泊5日キャンプ」や「瀬戸内海縦断アドベンチャーウォーク5泊6日」のような活動を実施しました。

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研修事業
主に企業や公共団体に対して、日帰りから7日間にわたる幅広いプログラムをカスタマイズし、研修として提供しています。過去には東証一部上場企業(メーカー系)や、新人国家公務員(初任行政研修として)の方々との取り組みも実施しました。

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その他、しまなみ野外学校に関する詳細はこちらのリーフレットをご参照ください。

しまなみアースランド

わたしたちは幼稚園児から大人まで様々な年代への環境教育に取り組んでいます。その一環として、2015年10月より、今治市から指定管理を受託し「しまなみアースランド」の管理運営を行っています。公園内では「今治自然塾」の活動として「環境教育プログラム」および「moricco」の2つの活動に取り組んでいます。また、専門のインストラクターが所属しており、代表取締役会長の岡田自身もインストラクターとして活動しています。

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環境教育プログラム
NPO法人C.C.C.富良野自然塾(作家 倉本聰氏主宰)から導入した、地球の歴史や環境問題について、施設を使用して空間的・体験的に学んでいくプログラムです。 地球や生物の進化の歴史を辿るとともに、直面している環境問題と向き合い、未来を考えていくことができます。 現在、今治市内の小学5年生全員がこのプログラムを体験しており、年間体験者数は約1500名にのぼります。

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わたしたちは、今、自分が置かれている環境に満足できること、身の回りに溢れている幸せに気が付けること…つまり「心を豊かにすること」に環境問題解決の糸口があると考えています。「心の豊かさ」を中心に置いたアプローチ、当社らしい環境教育を創っていきたいと考えています。

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Bari Challenge Unviersity

BCUは「全国の若者が今治に集い、夢や仲間や新たな考え方に出会い、世界中で躍動するきっかけを創り出すこと」を目的として、全国・海外から今治市に若者が集まり、1週間の時間を共に過ごすことで、今治市が抱えている課題を探し出し、その解決に向けて何ができるのかを議論していくワークショップです。 

本プログラムがきっかけとなり、起業や海外留学に挑戦するOB/OGが続々と生まれるなど、若者にとっての「志の原点」、そして当社にとっての「次世代のリーダーを生み出す拠点」となる取組みです。2016年から開始したBCUはこれまでに4回開催し、総勢300名を超える若者たちがOB/OGとして巣立っていきました。

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BCUが始まったきっかけ(岡田武史)
「これだけのメンバーが集まったら、かなりインパクトのあることができるのでは?」。2014年の冬に東京駅のステーションホテルのレストランに集まったアドバイザリーボードのメンバーからの声がきっかけでした。私がFC今治のオーナーになるにあたって、名前を貸して欲しいとアドバイザーになってもらったのですが、一度くらい会議をやろうということになり、みんな忙しい人たちなのになんとほぼ全員の14名が集まってくれました。ありえない奇跡でした。そこから始まったのが、社会変革にチャレンジする若者を育てる目的で、私が学長、アドバイザリーボードメンバーが教授となって行うワークショップ「Bari Challenge University」です。最初は100名での2泊3日、翌年はOB会も開催、3年目は50名規模に縮小し、4年目となる2019年はOB/OGが中心になって企画と運営を行い、25名規模で1週間のプログラムに。オール今治の実行委員会形式からFC今治の事業への行うなど、進む方向を模索しながらも続いてきました。毎年BCUを開催するたびに大変だけど絶対に続けなければならないと強く感じます。

FC今治アドバイザリーボード
FC今治アドバイザリーボードBari Challenge Universityは以下の15名のFC今治アドバイザリーボードと共に取り組んでいます。FC今治アドバイザリーボードとは、(株)今治.夢スポーツの掲げるミッションステートを実現するため、サッカーや今治にとどまることなく、アドバイザリーメンバーの経験に基づいた深い知見と幅広い見識を取締役会に提供することで、フレキシブルでダイナミックな成長の実現とコーポレート・ガバナンスの向上を目的とする組織です。

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その他、Bari Challenge Universityに関する詳細は以下をご参照ください。

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