50代ですが只今不動産独立開業準備中 (17.お前もう電話要らないだろ事件【前編】)
「お客さん来て買うって言っても買付とっちゃダメだよ。
物件担当と夜伺いますって言ってアポだけとるんだよ。
俺が買付の取り方教えてやるからさ😈」
(※注 買付 = 「購入申込書」のこと。
不動産業者間では「買付」「取り纏め」
等と言う場合が多い🙂)
大手不動産会社に勤務して1月経過し、
センター長の上野さん(仮名)からダメ出しを
食らい印刷マシンと化していた私に唯一優しく
接してくれたのが、6つ年上の先輩の
三ッ頭さん(仮名)だった。
三ッ頭さん(仮名)は、
「印刷何時に終わんの❔
えっ3時位❔
じゃあ終わったら一緒に下見に行こうよ。😈」
とか
「今週末から売り出し
(※注 オープンハウス、現地販売会のこと。)
始める現場があるから手伝ってよ❗️
お客さん、すっげえ来ると思うからさあ😈」
等と、色々と気にかけてくれて、
親切に接してくれ
同行等させてくれた。🙂
ありがたいなあ🤗
と、最初は心から感謝したのであるが、
しかし、、、、
下見等の時、運転手は当然新入りの私である。🚙
道などまだ全然覚えていないので三ッ頭(仮名)
さんの指示どおりにハンドルを切る。🚙
「えーっと、じゃあ次の信号右曲がって。⤵️
そしたら2本目左、⤴️次の止まれ右行って。⤵️
そうそう、あ、あそこのタクシー🚕の前に止まってくれ。
おっけー。じゃあちょっとインターバルね😈」
と言ってガッとイスを倒してそのまま眠ってしまう。😴
そして30分~1時間位すると、
バッと起き上がって、
「よし、いこー❗️」
となる。
これが平日はほぼ毎日続く為、
週に延べ3時間~5時間、イビキをかいて横で眠る
三ッ頭さん(仮名)の横で起きるのを待つだけの
時間を費やすことになる。
😰😰😰😰
更に現地販売会であるが、
私に課せられた役割は、
毎週土日、朝10時から夕方の5時迄
三ッ頭さん(仮名)担当物件に貼り付いて
来場受付をする事で、
結果、最初に貼り付いた全2棟の建売は
2棟とも成約に至ることになった。😀
が、購入顧客の方の成績は
大半が三ッ頭さん(仮名)につけられた。🤔
売り物件の成績は当然全て三ッ頭さん(仮名)のものである。
その後も入社して3ヶ月位迄は三ッ頭さん(仮名)の
運転手兼補助作業員であったが、ある週、
どうしても人員配置が出来ないので頼む。
と、立川(仮名)さん担当の物件の現地販売会に
貼り付くことになった。
交代の時間に現地に行って立川(仮名)さんから
鍵を渡された際、
「いつまでも三ッ頭さん(仮名)の運転手やってると、
潰されちゃうよ。😈まあでも今は三ッ頭さん(仮名)にとって
kubokazu君は、金の卵を生むニワトリだから
そう簡単には抜け出せなさそうだけどね。😫」
「。。。。。。。。。。」
(どう言うことなのだ❔)
聞くと、私の前にも三ッ頭さん(仮名)の運転手
と化し、ほんのわずかな成績配分が続いた挙げ句に、
結局半年持たないで辞めていった人が何人か
いたというのである。😰
(う~ん、これは困った😖💦
まずいところにハマってしまったかも。
このままでは辞めていった方々同様、
しゃぶりつくされてミイラにされておしまいらしい。
折角どうにか入社できたのだから、
それだけは避けねば。
どうしたものか🤔どうしたものか🤔)
と、考えて、考えて、考えた結果の私の結論は、
『よし、とにかく先に自分の予定で
スケジュールを埋めてしまおう❗️
そうすれば誘われても堂々と断れる。
ミイラへの道を防ぐには、もうこれしかない。🌋』
であった。
この時のイメージの世界の私は、
ジェイソンはたまたフレディから
必死で逃走中の若手無名俳優。
であったのである。😱😱😱
ジェイソンから逃げ延びる為に
私にできることは2つあった。👹
一つ目は、
上野さん(センター長・仮名)が自身で撒きに行っている
ポスティングチラシの同行を申し出ること。🙌
これで、
夕方はそのチラシの印刷作業をせねばならないし、
上野さん(仮名)のポスティングに同行すると
信じられない位の広範囲に配布に行くため、
事務所に帰社する時間は基本終電ギリギリであり
もうその時間は三ッ頭さん(仮名)は帰宅しているから
次の日の予定を押さえられずに済む。🙌
(※センターの責任者自らが1回に3000枚、
夜半から深夜にかけて現地販売会のチラシを
撒くのです❗️
それも楽しそうに❗️😱❗️
嘘みたいですが本当の話です。😱)
二つ目は、
それまでの現地販売会に来場された方々に
電話をかけまくり、物件を紹介しまくり、
資料を送りまくり、週末は案内でスケジュールを
埋め尽くすこと。そうすれば一日中現地販売会に
貼り付かずに済む。🙌
一つ目の副次的効果としては、
上野さん(仮名)と同行がてら
色々な話を聞く機会を得られたこと。
前にも書いたが、その昔「カミソリのマサ(仮名)」と、
荒くれ者の多いこのエリアで他業者に
恐れられ一目おかれた程の人であり、
何よりも精神面で教わることが多かった。🙇🙇
二つ目の効果としては、
行動量に伴い、お客様とのコミュニケーションが
とれ始め、そして週末のご案内が増え始め、
商談、申込み、契約の流れが月毎に右肩上がりで
増えて行った事。🙌🙌
結果、私は入社7ヶ月目に単月成績で表彰される
ところまで成績が向上していき、そして、その頃
になると、明らかに私の方が日々忙しい状況と
なっていたため三ッ頭さん(仮名)が私に用を
言いつけたり、同行を促す事は皆無となった。🙌🙌🙌
大成功である。🙌🙌🙌🙌
そして、私の後輩は、この後翌年度迄、
配属されてくるものは誰もおらず、
私が単月成績で表彰されたこの頃から
三ッ頭さん(仮名)の成績は目に見えて
落ち始めて行った。😯
不思議なもので、乗っている時はフットワークも軽く
打つ手がよい方向に進んでいくが、悪い時は
打つ手打つ手がことごとく裏目に出てどんどん
負の連鎖で追い詰められて行ってしまったりする。🤔
そして三ッ頭さん(仮名)はついに、、、、、
続きは
「お前もう電話要らないだろ事件(後編)」
に続く。🤗
次回、カミソリのマサ(仮名)大暴れの巻
こうご期待❗️
これって何の話でしたっけ❗️❔🙇🙇🙇🙇
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