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#45:子どもとの手遊びや歌から応答的な関わりが広がる

今回は

「子どもたちとの手遊びや歌から応答的な関わりが広がる」

というテーマでお話しさせていただこうと思います。

これは1歳児のクラスでのお話です。

 乳児さんって結構歌とか好きなんですよね。

手遊びとかいろんな方が動画に上げてくださったりしてると思いますが

その中で『アンパンマンの手遊びをしたい!』と子どもから出たので

何気なく壁際で1、2人に対してアンパンマンの手遊びをやり始めました。

すると、他の子もみんな壁際に座って1列に並び初め

なぜかアンパンマンの手遊びを

みんなでやり始めるという不思議な光景が始まったんです。

”壁ぺったんしてね”などと言わなくても。

このように興味を持つと自分たちで自然と集まってくるんだなと思いました。

あそびの中でもそれぞれ自分の好きなあそびがあって 

子どもたちそれぞれがバラバラの場所で遊んでいる中で

一人ひとりの表情を観察するのは難しいですが

久しぶりに1歳の子が並んで何かをやってるのを見たので

この子ってこんな表情するんだなとか

この子は今までそんなに感情の表出があんまり見られかったな

笑うようになったなと

同じことをやっていても一人ひとりの表情の変化が見れて

単純に面白かったなと思いました。


そしてこのアンパンマンの手遊びですが

工夫してることとして

アンパンマン、しょくぱんまん、カレーパンマン、ドキンちゃん、バイキンマンが出てきて

最後の”キラキラキラキラ僕チーズ”のところで

チーズの鳴き声を真似したりします。

普通に“わんわん“でも伝わると思いますが

ある程度繰り返していく中で

チーズのような高い声、テイストの違う声を出すんです。

すると興味を持って、結構笑ったりとか

子どもたちの表情引き出すきっかけになったりとかします。

そして3回目位にちょっと変化入れようかなと思い

“とんとんとんとんアンパンマン♪”
”はいどうぞ”と言って

ほっぺからちぎるような動作をして

”はいどうぞ”
とみんなの口元に持ってく

しょくぱんまんでもカレーパンマンでも同じことを繰り返して。

ちょっと変化をつけながら手遊びをすると

ずっとアンパンマンの手遊びで盛り上がり楽しむことができます。

自然と集まってきて、場を共有して、楽しんでという

そんな手遊びの関わりがあったのでシェアさせていただければなと思います。


細かい配慮や工夫は子どもたちの笑顔の引き出すことにつながったり

楽しむきっかけになったりすることもあると思うので大事なことかなと思います。

手遊びに関して加えると1歳ごろの子どもたちは

先生の手を見ながらちょっと動かしてみて

お友達を見ながら一緒に動かしてみるというように

大人がやっている指の動きを見て、また自分自身で指を見て確認したりします。

その時、自分の指や体がどう動いてるのかを確認してたり

さっき見たものと一緒になっているかを確認するような仕草もあったりしますので

子どもたちが「手先をどういう使い方をしているのか」という視点を持ちながら

楽しんでるかを観察することも大事なのかなと思います。

少しでも参考にしていただければ嬉しいです。

エピソード by りょうすけ

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