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映画感想 2020-09

コロナ禍の中で映画館でみた映画の覚え書き。いろいろごちゃ混ぜ。
ネタバレもちょいあるのでご注意ください。

「ハスラーズ」

TOHO日本橋で鑑賞。原題:Hustlers

われらがJ.Lo様とコンスタンス・ウーのW主演。2008年9月におきたリーマンショックを起点に運命が変わるストリップクラブの女性たちを描くお話。監督はローリーン・スカファリア(「ローラーガールズ・ダイアリー」の音楽担当していたらしい)女性監督は徐々に増えているけど大型バジェット作品を任せられるひとはまだ一握り。今回のキャスティングはジェニファー・ロペス、ジュリア・スタイルズ、リゾ、カーディ・Bと名だたるアーティストが参加しています。

女子オンリーのケイパームービーでは「オーシャンズ8」並みにゴージャス。事実に基づくあたり、金融業界のガバガバ感に胃が痛くなりますが…金持ち野郎に負けてたまっかよ!奪ってやんよ!なギラギラの肉食女子をみてると元気になりますね。ちなみに私は鑑賞後テンションぶちあがりしてピンヒールを3足買いました。

見どころはオープニングのJ.Loのストリップ劇。あれだけで1800円の価値ありますがな!

「Doesn't money make you horny?  抱くならお金よ」

鑑賞中のめり込んでみていたので、気づいたら終わってて「え、この気持ちどうしよう…」みたいな始業式で憧れの先輩ラモーナakaJ.Lo姉貴に一目惚れしたまま3年間過ごすみたいな映画ですね(伝われ)

真面目な感想はこちらを読んでください。すまんな。
フィオナ・アップルは青春だぜ。

コンスタンス・ウーは「クレイジー・リッチ!」も有名ですが2017年の映画「The Feels」がお気に入り。レズビアンカップルの結婚式前夜を主題にした話でめちゃくちゃ可愛いです。ネトフリでみられます。


「海の上のピアニスト(4K)」

恵比寿ガーデンプレイスシネマで鑑賞。原題:The Legend of 1900

たぶん初見は96年?とか。学校抜け出して行った渋谷の映画館にて。生まれてから船から一度も下りたことのないピアニスト、1900(ナインティーン・ハンドレッド)の物語。音楽は巨匠エンニオ・モリコーネが担当。

「愛を奏でて Playing Love」が名曲すぎてな…。オールタイムベストの作品ゆえに感想書くのが難しいです。見てほしい(投げやり)

己が歳を重ねたいま、よけいしみる話。若きティム・ロスが主人公なんですけどほんとに綺麗でね…うぶでね…ピュアでね…(ヨボヨボ)主人公は船であり、海であり、人生である。ピアノはそれを奏でるだけってのが切ない。

結構好きなピアノ映画多いんですよ。
「譜めくりの女」「シャイン」「戦場のピアニスト」
「海の上のピアニスト」「ピアノ・レッスン」
「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」
「アマデウス」「4分間のピアニスト」

まだ未見の作品↓
「アンナ・マグダレーナ バッハの日記」




「赤い闇 スターリンの冷たい大地」

恵比寿ガーデンプレイスシネマで鑑賞。原題:Mr.Jones 

「太陽と月に背いて」「ソハの地下水道」のアグニェシュカ・ホランド監督作品。赤といえば共産党、共産党といえば中国かソ連、いやロシアですね。WWIIでソ連は落下傘なしで雪山にひとをバンバン落としていったとか、穴を掘る罰ゲーム*があったとか、何でもありな国です。

*刑務官に連行された運動場のような場所で「ここに人ひとり埋めることのできる穴を掘れ」と命令され、完成させると「元通りに埋めろ」そして少し離れた場所を指し再び「穴を掘れ」といわれる。極寒の中、いつ自分が埋められるのではないかという恐怖を与える拷問

1933年、WWII直前のソ連が独り勝ちしていた裏には隣国ウクライナ搾取があった…という話。実在の英国人記者ガレスの目をとおして語られます。開始早々、いけすかない支局長ピーター・サーズガードと危うい秘書ヴァネッサ・カービーの配役にノックダウン。主人公のガレス、みたことあるなーと思ったら若草物語のブルック先生(メグの夫)でしたよ。英語、ロシア語、ウクライナ語、ウェールズ語を使いたおしてました。お見事!

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「狂うほどに、飢えている」がキャッチコピーの本作。鑑賞前にカレー2種ナンライスサラダ付きを食べてしまい背徳感でいっぱいだったけど、そんなの吹っ飛ばすくらいエゲツない映画でした。ロシアへの愛憎がまたひとつ増えたよ。

見どころ、密入国する過程でのソ連の監視網、飢えで満たされている白黒の鉄道(ガレスが食べている桃?オレンジ?だけが異様に浮かび上がる)、ホルドモール(ウクライナ人居住区でおきた人工的な大飢饉)の子供たちの歌

飢えと寒さが家の中を満たしている。
隣人は正気を失い、ついに自分の子供を食べた・・・

ウェールズから新たな取材に向かうガレスの背中にかぶせる様に出るエンドロール。30歳をまたずに取材地の満州で殺害されたとのこと。もちろんソ連警察が関与していたとか…21世紀になっても同じことしてますよ赤い祖国。ああ、えぐい。ちらっと出るジョージ・オーウェルを語り部としていて「動物農場」が書かれた経緯やスターリン主義を知っていると理解度が深まるかも。

鑑賞後にパンフ買おうとしたらレジ閉まって現金のみで「現金がないんです、なんとかなりませんか」と情けなく食い下がる自分がソ連ぽかったというオチ。

アグニェシュカ・ホランド監督インタビュー

参考レビュー↓



「TENET」

とりあえず2テネットしました。エモが爆発してネタばれすぎるので英語感想置いておきますね。ニール…(ダンケルクの「ホーム…」の余韻で)

spoiler*
If the protagonist dies in the future after given an order to Neil he knows his favorite man has gone and won’t be left behind anymore so he won’t hesitate to save the protagonist it would explain the sad longing in Neil's expression when he looks at him that’s EMO

Neil must share the deep history he can’t say a word to twisted past or future.

“For me this is the end of a beautiful friendship”
"for you it’s just the beginning”   

Ahhhhhhh Casablanca!!

No friends at the dusk?   Neil is the friend at dusk.

The theory suggests that Neil is future son of Kat who admire the protagonist for a long, but what about max? What could Max be short for, Maxwell Maxim Maxine Maximillian “Maximilien” ....last 4 backwords? N E I L.

EMOOOOOOO


何テネッた?なんて日本語が生まれてきてますね。
いいぞもっとやれノーラン!

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