若さなんて、なんなんだ
今までは、自分が一番年下だったのに、周りから敬語で話されることが多くなった。
同級生たちは、結婚という名のゴールテープを切り、新たな門出を迎えている。
人生の先輩方には恐れ多いのだけど、少しずつ、確実に、歳を重ねているみたい。
この期間はとっても微妙なラインだな、と思う。
年下の子たちが周りに多くなって、頼られることが増えた。
ちょっとでも力になれれば、なんて思いながら、お姉さんっぽくアドバイスしちゃったり。
その一方で、ひと回りくらい年上の異性とお話させていただくと、性的な目で見られることがある。
つまり、下にみられるのだ。
結婚なんてものや、周りの「ふつう」を押しつけられて、耐えがたい気持ちになる。
「ふつう」じゃなきゃだめなのかな。
「若さは価値」そんなことはわかっている。
実際、何回も大学生という肩書きを使って免罪符をもらってきた。
後輩扱いされて、先輩方からご馳走していただいた。
若いから、で許されることは多い。
でも、もう疲れてしまった。
若さを理由に性を消費されることに。
年齢を理由に自分自身を消費されることに。
若いから甘えられる?
若くないから社会のルールに沿って生きなさい?
もう年齢なんていう定規は、いらないよ。
わたしは、わたし自身を生きたい、
なんて思うのです。
日常からそっと逃避行する時間に使わせていただきます。