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【就活生向け】財務データを読み解き、企業選びのコツを掴む方法②
こんにちは。
株式会社FBL の金子です。
街のどこのお花屋さんの前を通っても、ポインセチアがたくさん売られていて、もうすぐ12月なんだなぁとしみじみ感じています。
昨日からクリスマスソングを聴いて、気分はすっかりクリスマスです!
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さて、今回は前回の続きをお届けしたいと思っています。
基本的な「企業のお金」の流れを知り、
財務データを読み解き、就活での武器にする!
前回は、なぜ財務データが就活に役立つのかについて、コンサルタントではない私の目線でお伝えしたので、今回はコンサルタントからの視点で企業選びのコツを掴んで、就活をうまく乗り切る方法を、弊社代表に質問してみました!
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代表に質問してみた!
どんな人が財務データを読めるようになるといいですか?
━━読めないより読めた方が良いけど、どんな人と言われたら、バックオフィスの人。経理財務や経営企画、原価管理にも必要な情報。金融機関に勤めたい人は必要だね。
ちなみに財務三表(B/S、P/L、C/F)は、僕はBSから見る。一番重要だからね。
読めるようになるとどんなメリットがあると思いますか?
━━企業を定量的に判断するのに必要な資料だから。
業界問わず。どんな業界でも同じ内容だから、就活生が見れると、企業選択には役立つと思うよ。
読み解くポイントはありますか?
━━僕がコンサルタントとして見るポイントと就活生とではポイントが違うんだけど、就活生であれば、まずは儲かってるか儲かってないか。
また、単年の業績よりも何年か推移をみて、成長してるかどうかがポイントかもね。
従業員数と人件費があれば平均的な給与水準も推測できるし。
これは、財務諸表を開示していない企業を調査する時も、売上高、従業員数がわかれば、業界の平均的な経営指標を加味すれば、一人当たりの人件費も推測できる。
数字の背景『そのような結果になった理由』はチェックすべきですか?
━━有報なんかに書かれてるからね、そういう情報も必要。
その中に企業が取り組もうとしている内容を自らの社会人生活の目標として取り組みたいなんてアピールも良いね。ちゃんと下調べ出来てるんだなぁという印象を与えるね。
売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益、1番大切なのは何?
━━ここに順位はなくて、売上高から原価を引いた粗利(売上総利益)はどれだけマーケットで優位性のあるサービスを提供してるのかがわかる利益。
そこから本部経費を差し引いて算出するのが営業利益だから、どれだけの固定費を有しているのかがわかるでしょ。この営業利益が高ければ、本業で儲ける力がどれだけあるのかを知る事ができる。
そこから、本業と関係ない金融費用なんかを差し引いたものが経常利益だから、経常利益をみたら、最終的にどれだけの利益をだせたのかがわかる。
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なぜ勉強しないといけないのか
━━「考える」と「悩む」の違いについて。
経験値×情報=考える
経験値×情報無し=悩む
机に向かって難しい顔してもアウトプット出来ない人は、経験値だけで解答を導き出そうとしてて、インプットが足りてない人が多い。
きちんと勉強していて常に新たな情報を入れてる人は、ちゃんとイノベーションができる人が多い。
学校で座ってれば情報が入ってくる”授業”という環境があるうちはよいけど、どんな情報をどれだけ、どこからピックアップするのか?
自分で考えて行動できる人、勉強を自主的に出来る人は方法を知ってるから社会に出てから差が付くよ。
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就活生は何をみられているのか
━━これはね、コミュニケーション能力。
作ってきた杓子定規の回答しか出来ない人より、対話の出来る人。
数多いる学生全部と面談は出来ないから、ふるいにかけられて残る最低限の基礎学力は必要だけど、面接まで漕ぎ着けたら、コミュニケーション能力は大事。
企業研究や自己分析は当たり前なんだけど、どんな職種でも言われた事にたいしてちゃんと会話が出来るかどうかが大切だと思うよ。
たとえ技術職だとしても、他部門との調整でコミュニケーションが必要になってくるし、経験を積んで上の立場になれば部下の教育も必要になってくる。
聞かれてない事までベラベラ喋るんじゃなくて、きちんと自分の考えを自分の言葉で表現できる人は魅力的だと思う。
大学生が学生生活に、「将来どんな仕事をしたいか」って…なかなか難しい問題だと思うけど、良い機会なのでちゃんと考えた方が良いね。
今は一生勤めあげる時代じゃないとは言いつつ、会社に勤めることで学ぶことはとても多い。一貫性をもって仕事に臨むと自分の市場価値もあがる。
色んな人の話を聞いた方が良い。
OB訪問をその為に上手く使えたら良い。
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まとめ
今回は、社長の言葉をそのままお伝えしてみました。
先日の母校でのガイダンスもとても有意義な時間だったと聞いてます。
情報が溢れていて、便利な時代になっても、やっぱり心に響くのは生の声。
失敗も含め、いろいろな経験をしているからこそ伝えられること・伝えたいこともあるのかなと思います。
コミュニケーション能力を高める方法として、インプットした情報を自分で考え、自分の言葉として人に話す。そこからまた違う学びを得る。
そうゆう意味でも財務データを読み解き、自分の情報として言葉にできるようになると就活にとても有効だと思います。
就活におけるニッチ戦略として、ぜひ勉強してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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