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【クラシコを制したキーマン.偽WGガビ】バルセロナ戦術分析

躍動したバルサの「6番」

サッカー界の中でも1.2位を争うの伝統の一戦でありダービーマッチといえば、バルセロナvsレアル・マドリードのエル・クラシコの名を挙げる人は多くいるはずだ。

あらゆる伝説的な試合を演じてきた両者の戦い。そんな戦いは昔から現代にも。そしてこれからも続き、いつまでも我々サッカーファンにフットボールの素晴らしさを教え続ける存在となるはずだ。

そして今節行われた2022/23 ラ・リーガ第26節。バルセロナホームのエル・クラシコ。首位をひた走るバルセロナが2位レアル・マドリードを迎えた。

結果は首位のバルセロナが後半ロスタイムに逆転ゴールを叩き込み勝利。この勝利でバルセロナは2位レアル・マドリードとの勝点差を「12」まで広げ、ラ・リーガの優勝を決定づける結果となった。

この重要な一戦のキーマンとなったのが「6番」をつけた18歳ガビだった。この試合彼が起用されたポジションはWGだった。彼の主戦場であるインテリオール(IH.シャドー)ではない起用法にはシャビ監督の狙いが詰まっており、それをピッチで存分に発揮してみせたガビ。

それではWG起用されたガビのタスクを戦術的に解説していこうと思います!

▪️偽WG.ガビ

バルセロナのベース配置は4-3-3。その左WGに入ったのがガビだった。彼はチームがボールを保持すると、その持ち場から離れインサイドに入りボールを受けるアクションを見せていった。

このガビの偽WG。WGであり、IHのような立ち位置でプレーするアクションが、レアル・マドリードの計画を狂わせていった。

▪️4人目の中盤

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