考察:【「メッシロス」で変わったことは?】〜バルセロナには70%の保持率が必要?
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開幕からビックゲーム目白押し。その中でバルセロナとバイエルンのビックゲームを拝見。その中で、バルセロナに感じたことをこの記事では書いていこうと思う。
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「メッシロス」で変化はあったのか?
はじめに、今回の夏のマーケットで世界中に驚きと、落胆を与えたメッシの退団。メッシがいないバルセロナは何十年ぶり?バルセロナの試合を定期的に観る人間ではないが、バルセロナの試合を見たときにはいつも彼はピッチで躍動していた。
そんな象徴がいなくなった、「メッシロス」後のバルセロナがどう変化をしたのかはひとつの注目ポイントだった。
結論から言うと、私の目にはメッシがいた時と「あまり変わっていない」と言う回答だ。
変わったのはメッシのプレーが恋しい…メッシがいたら1人で打開して局面を変えられるな…とメッシがいなくなった影響ばかりが頭に思い浮かぶようになったことくらいではないだろうか。
ボール非保持の局面では後方に5バックを形成し、ブスケツ、ぺドリ、デヨングの中盤3人がその前の広大なスペースを走り回る。この中盤3人の仕事量の多さは相変わらず。前線の2トップはカウンターに備えて積極的に守備をするわけではない。
この状況はメッシがバルサのユニフォームを着ていた時とあまり変らないのでは?とバイエルンに押し込まれるバルサを観てそう感じた。
メッシの年齢を考えたり、彼をより攻撃へ加担させるために守備の役割を削減させたメッシシフト。それをこの試合前線の2トップにやらせていた感じを受けた…守備を軽減された2トップはそれを超える攻撃をチームに還元出来たのか?
そんなメッシがいた時と同じ様な事をやっても結果は変わるのだろうか?むしろ逆効果では?メッシシフトはメッシがいたから成り立つことで、他の選手にその立ち回りが出来るわけがないからだ…
まだまだシーズンは始まったばかり。「メッシロス」の時間を過ごしたのはまだまだ短い。これからバルセロナは変化していくはずだ。変化しなければチームは前へ歩むことが出来なはずだから。
無力感漂うボール非保持
ボールを持っていない時のバルセロナの無力感。そんなものがピッチ上に漂っていたように感じた。
後方に5バックを形成し、ゴール前にGKと共に時間とスペースを奪いにいったバルセロナ。しかしバイエルンというチームはそれだけでは簡単に止められる相手ではない。もう少し5バックが前に出てボールへアタックしたり、人へついていくことが出来ればバイエルン攻撃の自由を奪えてだろう。
ボールを持った時の輝き
しかし、ボールを持っている時のバルセロナはやはり輝きを放つ。ブスケツをはじめ、中盤のぺドリやフレンキー・デヨングはひらりとバイエルンの高強度のプレッシングを剥がしていく。そして新加入のメンフィス・デパイも非常にボールを扱うのが上手い選手。彼が列を降りてボールを引き出すことでバイエルンのプレッシングを空回りさせるポイントとなっていた。
マンツーマンプレスを食らっても、ボールを奪われないスキルや、独断で打開してしまうスキルは多くの選手が兼ね備えている。
だからこそ、バルセロナの良さを最大限に出すためにボールを保持する時間を長くすることへ拘ることが良いのかもしれない。いつかの日のバルセロナを思い出す…
目指すは70%以上の保持率
この試合のボール保持率の割合はそれぞれ50:50とイーブンだった。バルセロナはこのボール保持率では、相手がビッククラブとなればこの試合の内容と結果にまたなってしまうかもしれない。他にも問題はあるが、ひとつの解決策として、ボール保持率を高めること。それも60%ではなく、70%以上は必要かと考察している。
70%をボールを保持すれば、バルセロナのボールを保持するスキルを発揮できる時間も長くなる。またボールを握る時間が長くなれば、ボール非保持の時間も短くなる。そうなればあの無力感が漂う時間も短くなる。
自分たちの良さをを最大限に活かし、弱さを隠す。その為にはボール保持率70%を目指す必要があると考察した。「メッシロス」後の新たな形として絶対的にボールを握るバルセロナを取り戻しても面白そうではないだろうか?