色、いろいろ

東京郊外で生まれ育ちソウルにちょっと滞在し現在台北在住 日本、韓国、台湾という東アジア…

色、いろいろ

東京郊外で生まれ育ちソウルにちょっと滞在し現在台北在住 日本、韓国、台湾という東アジアのご近所3ヶ国の小さな世界で暮らす小市民が感じ、考えたことなどをそこはかとなく書きつくっていきます。 乗り物が好きなので文章の内容とは全く関係のない乗り物に関する写真を掲載しております。

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  • 鐵道文化園區

    台湾の鉄道に関する展示施設などをご紹介しようと思います。

最近の記事

泰安鐵道文化園區

台中郊外の泰安駅の旧駅 1998年に山線の経路が変わったことにより廃駅となってしまった駅が泰安鐵道文化園區という無料で楽しめる鉄道公園になっています。 現在の泰安駅とは1.5キロほど離れたところにあります。 私が行った日はたまたまこちらの敬老の日に相当する重陽節のイベントがあったので、線路上にステージがありブラスバンドが演奏をしていましたが、普段はきっと向こうまで続く線路が見渡せるのだと思います。 ステージの奥の線路を進むと隣の勝興駅(こちらも廃駅でこの名前の駅はもう存在

    • 自己紹介

      知りたい人がいるかわかりませんが、自己紹介をしてみたいと思います。 まずはnoteの名前の「色、いろいろ」について。 noteに本名を使いたくないと思って考えた時にまず頭に浮かんだのは、学生時代に色に関する勉強をしてきたこと、そして、ここ数年でなぜかハマった子供時代の大人気バンドのとある人物のブログがcolorsであったこと。 なので何か色に関する名前をつけたいと思ったら「色、いろいろ」という名前を思いつきました。 実は最初にある特定の色、つまりは私がとても好きな色が思い

      • 習うより慣れろは正しい、でも習うことも大切だ

        最近、友人が教えてくれた韓国語の発音の法則を短く解説してくれるインスタをよく見ています。 この単語どう読むかわかりますか?との問いかけがあり、その後どう読むのかとどうしてそのように読むのかの説明が始まります。 どう読むかわかりますか?の問いかけの時に大体どう読むのかはわかりますが、法則の細かい説明を聞いていると、そんなルールだったのか!と目から鱗が落ちる思いをすることがあります。 韓国語を習い始めた頃にきっと法則の細かい説明を聞いたはずなのですが、今となってはどういう発音変

        • 臺中驛鐵道文化園區

          最近駅舎が新しくなった台中駅 古い駅舎は取り壊さずに臺中驛鐵道文化園區として生まれ変わっています。 ちょうど台湾のスターラックス航空(星宇航空)がスヌーピーとコラボしているので、コラボキャンペーンでスヌーピーグッズのお店などが出ていました。 改札を通ると昔のホームがそのまま残っており、使われなくなった線路や車両を利用したカフェや車両の展示があります。 車両が展示されていたエリアを抜けると旧線路沿いに1キロほど公園のようなお散歩道があります。 旧線路の横にミニ鉄道が敷設

        泰安鐵道文化園區

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          2本

        記事

          東アジアの祝日事情

          日本は祝日が多いと言われるが本当にそうなのか調べてみたところ、2024年の日本、韓国、台湾の祝日は以下の通りでした。 日本: 16日 韓国: 15日 台湾: 11日 ※振替休日や土日を含んだ公式発表の日数ではなく、通常の土日にプラスして休める日数のみでカウント 確かに台湾は少ないですが、この数字だけを見ると日本だけが突出して多いというわけではないですよね。 ただ、祝日ではないですが、実は日本が休んでいる期間がまだあるのです。 それは年末年始です。 12月末から1月初めにか

          東アジアの祝日事情

          話しかけやすいと思われているのかな?

          道を歩いている時やバス停にいる時にここはどうやって行けばいいか?、このバスはどこどこに行くか?などと知らない人に聞かれることがよくあります。 道を聞かれるだけではなく、写真撮ってもらえますか?のお願いもよくされます。 これは日本にいる時に限らず、韓国でも台湾でも同じです。 当たり前のことだと思っていたので、気にしたこともなかったのですが、友人とそんな話をしていた時に、写真のお願いは場所によるけど、普段そんなに道聞かれたりしないでしょと言われ、私が道を聞かれたりしやすいタイプ

          話しかけやすいと思われているのかな?

          日本人と外国語

          英語話せますか?と聞かれて自信を持って「はい!」と答える日本人は多くはないのではないでしょうか。 英語に限らず自分の外国語の実力に対して自信があると言える人も少ないのではないかと思います。 かく言う私自身も、さすがに韓国語は付き合い始めてからかれこれ四半世紀、仕事でも10年以上使っていたので、そこそこ自信を持って「できます」と言っていますが、中国語に関しては台湾に8年も住んでいながら、まだまだ自由に使いこなせているとは思えないので、一応まあボチボチと言った感じでお茶を濁して

          日本人と外国語

          馴染めなくてもいいのかも

          台湾人は日本人を見分ける能力に非常に長けているので、多くの場所で日本人であることをすぐに見破られます。 それは台湾に住んで9年目にもなっても変わらず、いつまで経っても仮住まいの余所者扱いをされているように感じてちょっとさびしく思えることもあったので、そのような気持ちについて以前記事を書いたことがあります。 ところが最近noteで、外国で暮らしている方が現地の方に、この国はいいだろ、もう日本に帰りたくないだろ、といったことを言われることに対する違和感について書いた記事を読み、

          馴染めなくてもいいのかも

          外国人が必ずお世話になる場所

          自国以外の国で長期滞在する人にとって、出入国を管理する機関は必ずお世話になる場所であり、移住して間もない時に滞在に関する手続きを行うために日本でいうところの入国管理局(入管)に足を運ぶことになるでしょう。 私も韓国に滞在していた時は出入国管理事務所へ、台湾でも移民署を訪れました。 通常、自国の機関にはなかなかお世話なることかがないかと思いますが、私は以前の仕事の関係で日本の入管にも何度か足を運んだことがあります。 韓国の出入国管理事務所はそんなにたくさんの回数行った訳では

          外国人が必ずお世話になる場所

          大都市の交通事情

          東京、ソウル、台北 大都市には公共交通機関が充実しているので、バイクや車の運転ができなくても生活に不便することはほぼありません。 東京は地下鉄、私鉄、JR(子供の頃は国鉄でした)が縦横無尽に張り巡らされている他にもバス路線も充実していて、私が育った東京郊外でも家から徒歩で駅に行き、そこから私鉄に乗りちょっと街中に行く、もしくはバスに乗り、同じような郊外の街へと好き勝手に行っていました。 でも、やはり東京の交通のメインは電車で、地上地下を問わず、外出の8割方はバスではなく電

          大都市の交通事情

          百聞は一見に如かず

          色々な考え方があるかとは思いますが、韓国という国は概ね日本に対し反日感情がある国であると認識されていると思います。 それについては絶対的な否定も肯定もしませんが、やはり実際肌に触れてみないとわからないのだと実感した経験について書きたいと思います。 ふとしたきっかけから韓国語に興味を持ち、20代のうちに外国で暮らしてみたいという願望も叶えるため、韓国への語学留学を実現して間もない20年以上前のことです。 ある日、地下鉄に乗っていたら、とある駅で停車し、なかなか発車しませんで

          百聞は一見に如かず

          階級社会とフラットな関係

          何となく今まで韓国と台湾が近いという観点からの文章をメインに書いていたような気がします。 理由としては、日本人が思うほど台湾は日本に近くないよ、どちらかといえば韓国に近いんだよ、ってことを広めたいと思う気持ちがあったからだと思います。 今回は日本と韓国が明らかに近い部分について書きたいと思います。 会社の文化、これは日本と韓国の方が明らかに近いです。 日本語と韓国語に敬語があることも関係しているのでしょうが、韓国も日本と同じく、と言うよりは韓国は日本よりもさらに上下関係に

          階級社会とフラットな関係

          韓国台湾に定着した日本語

          ご存知の通り、第二次世界大戦中に日本は台湾と韓国を統治していました。 統治という優しい言葉が気に入らない人には植民地としていたという言い方がよいでしょうか。 ここでは別に日本が植民地政策をとっていたことへの賛否云々を話すつもりは毛頭ありません。 ただ、普段の何気ない生活においても植民地化することが与えたんだな、と思えた影響の一部について話したいと思います。 ある地域を統治することに於いてやはり言葉は重要です。 なので、統治する側は自分たちの言葉を統治される側に使うように強

          韓国台湾に定着した日本語

          非ネイティブには難しい?

          日本語、韓国語、中国語、そして少しの英語しか知らないので、日本語だけの特色であるのかはわかりませんが、日本語は単語や語尾などでその人の性別や話している環境、立場などをかなり知る事ができると思います。 私たち日本語のネイティブはその時に応じて使い分けていますが、日本語のネイティブではない人にとっては同じ内容でも状況に応じて使い分けが必要であるというのはとても難しいことだと思います。 以前、台湾映画の台詞の翻訳をしたことがあるのですが、その時にも日本語のそういった特徴に苦労し

          非ネイティブには難しい?

          海外に移住するということ

          移民と言う単語を聞くとどのように感じるでしょうか。 私の感覚では明治時代に南米へ新天地を求めて海を渡って行った日系人一世などのように、すべてを捨てて退路を断って新しい地で覚悟を持って生活をしようとするといった感じがします。 日本語と同じく漢字語圏の中国語と韓国語にも「移民(이민)」という言葉はあります。 ただ、日本語のそのニュアンスとは異なっているように思えます。 海外に移り住むことを中国語や韓国語では「移民(이민)」と言いますが、日本語の「移民」と「移住」の両方の場合が

          海外に移住するということ

          東アジアのご近所3カ国

          日本人にとって韓国と台湾のどちらが身近に感じるでしょうか。実際の距離で言えば韓国が近いですが、昨今の台湾人気で心の距離は台湾を身近に感じる人も増えているのではないでしょうか。 実際に両方の国に滞在し、韓国人や台湾人と仕事もした経験からは、やはり台湾の方が日本の感覚に近いとは思います。 かと言って日本と台湾が近いか、と言うとそれはまた違うなと思います。他の人がどう思うかはわかりませんが、個人的には日本と韓国を両端に置いたら、台湾は中心よりに韓国よっていると感じています。 良く

          東アジアのご近所3カ国