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海外に移住するということ

移民と言う単語を聞くとどのように感じるでしょうか。
私の感覚では明治時代に南米へ新天地を求めて海を渡って行った日系人一世などのように、すべてを捨てて退路を断って新しい地で覚悟を持って生活をしようとするといった感じがします。

日本語と同じく漢字語圏の中国語と韓国語にも「移民(이민)」という言葉はあります。
ただ、日本語のそのニュアンスとは異なっているように思えます。

海外に移り住むことを中国語や韓国語ではすべて「移民(이민)」と言いますが、ニュアンス的には日本語の「移住」に近いように思います。
日本語で移民というと冒頭で言ったような大がかりな感じがしますが、移住だともう少し気軽に、決まった数年だけ行ってくる、永住するつもりで行くけどダメなら帰ってくる、くらいの感じではないでしょうか。

また、台湾や韓国では親戚がどこかしらの外国に住んでいるという人にたくさんいましたし、本人が今後の海外移住に向けて準備している人たちもいました。
自国ではないところに永住するために行くということが身近にあるので自分が移り住むという事に対する抵抗感が低いという面はあるのではないかなと思います。

外国に出て初めてわかる日本のよさももちろんあります。でも、日本にいたらわからなかった他の国のよさもたくさんあります。

自分が実際に外国に住んでみて、日本にいたらできなかった経験を色々とさせてもらった感想からいうと、経験をしたからこそ、日本に戻るという決断ができるという事も大いにあるとは思います。
若くて吸収力があるうちに色々な経験を積んだ人が増えることが今後の日本の発展に大きく寄与してくれるのではないでしょうか。

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