リスペクトをもって、漫画「はたらくすすむ」
休日。数年前に描いたメモを偶然見返すと、謎の一文が。
「ピンサロで働いて、最高のDJになる！」
お、俺は何を考えていたのだ・・頭がわるいのか・・
（たぶん残念ながら、、）
今回はピンサロをポップに学べる素晴らしい漫画「はたらくすすむ」の記事になります。エッチなものは苦手な方もいるかと思いますが、全然そんなことないので、、ぜひ。
妻に先立たれ、ピンサロ界へ
娘から、お父さんと二人だけの空気がしんどい！と言われ、シニアバイトを探すススムさん（６６）。清掃業と思ってはじめたら、まさかのピンサロ！
ピンクサロン（和製英語: pink salon）とは、女性店員がフェラチオを主とした性的なサービスで接客する風俗店。ソフトドリンクやアルコール飲料も提供される。略してピンサロ。
６６歳からのバイト先がピンサロって・・
異世界転生くらいの衝撃じゃないかとおもいますが、、ススムさんは奮闘しちゃいます。
定年退職後、妻に先立たれ、茫然とした日々を送る長谷部進。一緒に暮らす娘・美織に煙たがられたことをきっかけに、清掃員のアルバイトに応募するが…、そこは風俗店だった！お金のために裸でイチャつく風俗嬢にはじめは嫌悪感を拭えない進。だが、彼女たちのたくましく生きる姿には、40年間の真面目一徹なサラリーマン人生では得られなかった学びがあった――。定年新人アルバイトのチャレンジ、はじまる！
ススムさんは、これまで妻一筋で生きてきたため、当初は女の人の見たくないリアルな姿に嫌悪感を抱きますが、、閉店後の誰もいないフロアに落ちたミントタブレットをみて、彼女たちが強く生きていることにハッとします。
わたしは１５年前、友達と怖いもの見たさでピンサロで行ったことがあります。店前で３０分ほど「お前行けよ、いやお前」とダチョウ倶楽部してから入った異世界。
はじめてでオドオドしているわたしに、おねえさんが優しかったことを、いまでもほんのり覚えます。
そんなおねえさんに気を許したわたしは、何を思ったのか「風俗なんかやめて、まともな仕事とか探したほうが・・」ときくと
はぁ！？
といわれて・・その後何を話したかは思い出せません。。
もしサロンに行く前にこの漫画を読んでいれば、、わたしに何が足りなかったのか。この漫画を読んでようやくわかった。それは。
リスペクトだ！
コロナと風俗
この漫画はちょこ、ちょこ泣かせてくれる。
生理痛で辛いレディのスマホに写る娘の写真、性病検査をなかなかしてくれないレディに検査の大切さを訴えるシーン。。
いまコロナの給付金は、風俗業界のかたへは行き渡っていません。叩きやすい立場の業界だし、自分自身が大変なので「彼ら・彼女らはいいか」ふっと思う方もいるかとおもいます。
そんな方にこそ、、この漫画読んで欲しい。。
体を使って楽して稼いでいるなんて、まちがってるし。頑張っていきてるんだなと理解させてくれる。
そしてDJとは・・
ピンサロは、軽いトークからはじまり、いざ本番のことを「ハッスルタイム」といいます。イメージしにくい方は、、渡辺直美さんのこの動画をみていただくとよいです！
最高！
もうまさにヒップホップです！HEY！DJ！！！
日本語ラップの起源はいとうせいこうさんじゃなくて、ピンサロなのではと勝手に信じております。
ピンサロの店舗数は年々減り、いつか失われる文化かなとおもいます。
それに対し、なんだか少し悲しい気がします。。
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