モルドバ共和国の彼女より
朝。電車に揺られながら、いつも通りスマホ片手にYoutubeやインスタを見てました。ただ今となっては何を見ていたかは全く思い出せません。つまらない。よくある私の平日です。
ふと、何気なく上のほうをみると。広告用のTV画面に映し出された速報。
ここ最近きな臭いことはネットニュースなどで知っていましたが、わたしは「あぁ、始まったのか」くらいにしか思えず。
目的の駅で下車しました。
お昼休み。会社の先輩とご飯を食べながら「戦争始まりましたねー」「そだねー」程度の空気のない会話をして、コンビニで買ったお弁当を食べました。
残業をして予定通りの仕事を終えて、家に着いたときは23時を過ぎていました。この時間に帰ると自炊する気力があるわけもなく、また同じようなコンビニ弁当を食べてました。
夕食を終え、日課にしているオンライン英会話のサイトを開き、待機中の先生の中から適当に選び、いざレッスン開始です。
互いの顔が見えると、始まりはいつものお決まりの挨拶。
あれ、、いつもならテンション高めで"good"をいただき。このまま本筋のレッスンや自己紹介などが始まるのに・・どうしたんだ。
「今日はマジ最悪」といったモルドバ共和国出身の彼女は、自分は今ロンドン在住だけど両親がモルドバに住んでいること。彼らに電話したところ、今日はロケットや爆弾などの音が聴こえたことから話始めてくれました。
モルドバ共和国は、東側がウクライナとの国境が接している小さな東ヨーロッパの国です。元は旧ソ連だった背景もあり、今回のロシアとウクライナの戦争が全く他人ごとでないとも話してくれました。モルドバの軍事力ではロシアの足元にも及ばないため、侵攻されたらすぐに征服されてしまうと語彙強く教えてくれました。
私が「どうして戦争になったのか」と聴くと、彼女は「よくわからないけど・・」という前置きの後に。ここ10年で旧ソ連だった東ヨーロッパ諸国がアメリカ含めた西側に近づいたことなど丁寧に話してくれました。彼女は西側の意見ばかりでは真実はわからないからと、ロシア側のニュースや意見も積極的にみたことも話したあと。
「やっぱりわからない」ともう一度。
話しているうちに感情が昂ったのか、その目は涙ぐんでました。
わたしは、何か言わなくてはと思い。
数秒考えましたが。。
その後の言葉を続けることはできませんでした。彼女を励ますようなことを言いたかったのですが、英語だろうが日本語だろうが何にも思いつきませんでした。
そして自分がいかに無知なのか、不勉強なのかを思い知り。恥ずかしい気持ちでいっぱいになりました。
多分私は明日も無気力に電車に乗って、今日この気持ちも薄れ、忘れていくと思います。でも何か形に残しておきたかったので、Note書きました。
これはわたしの反省文です。
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