パパ76日目 育休を機に家計について考える②

パパ76日目。初めての連載記事となりました。前回に続き、家計について。育休を機に家計について考えるようになり、始めたことの一つが「つみたてNISA」です。
※注意 このノートは勧誘を目的としたものではありません。あくまで今後育児休業を取得されるプレパパへの情報提供のために書くものであり、投資のご判断は各自で行ってください。

振り返ると、「つみたてNISA」について検討し始めてから実際に積立買付(購入)を開始するまで、2ヶ月程度の期間をかけました。割とのんびりしているように思われるかもしれませんが、育児や家事などの合間にちょこちょこと勉強しながら、仕組みについて十分に理解し、自分なりに満足してからの行動となりました。慎重な性格が現れていると自分でも思いますが、なにぶんお買い物というか消費行動に関することなので、将来「このお金の使い方をしていなければ、妻と我が子にあんなことができたのになあ」なんて思わなくて済むようにするためにも、慎重であることは悪くはないかと思っています。「それは機会損失だ」という煽りにダメージを受けそうになっても、「拙速な行動の結果、大きな能動的損失を自ら招き、『勉強代だ』と言い聞かせて納得する」よりは好ましいと判断しています。生き方のスタイルですね。

YouTubeの動画は散々観ました。経済関連のポッドキャストも聞いています。いくつか書籍も読みました。特にポッドキャストは家事や育児をしながら聞けるので便利ですね。アマゾンプライムミュージックでポッドキャストを聞いていますが、キーワードで検索したり、関連ジャンルで提案されるものを適当に選んで聞いて、今のところ満足しています。初めはカジュアルで聞きやすいと直感的に感じたものから聞いていましたが、だんだんと業界の仕組みや用語への理解が深まり、専門的な話題も提供するポッドキャストも聴けるようになってきました。聞きにくいと感じる時は、決して無理をしないのがコツかもしれません。「お金の話を聞くの、くたびれたなー、なんか気分が乗らないなー」というときは、他の番組を聞いています。我が子をお風呂に入れるときは、同時にその後の夕食作りのことを考えているせいか、いつも料理系を聞いています(逆に深夜の皿洗いは、経済系が多いです)。

正直、投資や金融は私の不得手とするところでした。前回のノートで書きましたが、資本主義経済について懐疑的であったので。ただ、曲がりなりにもかつては米国で政治学をかじっていましたので、マクロ経済と政治の仕組みに関する理解は少しだけ持っていて、一旦興味をもってからは貪欲に知識を吸収できている気がします。米国の中間選挙がストックマーケットに与える影響や、米国の主要企業名などが話題に上る際などは時に、馴染みがあるので理解が捗ります。

将来、中学生や高校生に教える引き出しが増えるかな、というのも勉強が捗る要因の一つであるように思います。最近高校の社会科では投資を含むマネーリテラシーの教育がカリキュラムに組み入れられましたし(18歳への成人年齢引き下げは大きな変化で、有権者教育や契約に関する学びは高校までに提供可能でなければならないはず)、高校生むけのビジネスプラン作成などもありますし、近年盛んな、大学でのビジネスインキュベーションに繋げるための学びは、一部の教科や学校教育活動に限られるものでなく、さまざまな教育場面で提供されて良いものでしょう。英語の先生だからこそできる、お金のお勉強もあるはず。

という訳で、世間からは出遅れつつも、地味に勉強しながら「つみたてNISA」を始めた新米パパでした。ユーチューブやポッドキャストはもう習慣になっているので、これからも飽きるまではお勉強が続きそうです。最近は簿記の資格にまで興味が出てきて困っています。まずはイタリア語だというのに(イタリア語検定を来年受けることを決意しました)! 学習欲を程よく満たしつつ、心も体も健康に育児生活を送りたいものです。


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