「城崎にゆく③」2023年8月12日
起床。
旅先の旅館のテレビでそこの地方のローカル番組を見るのって一つの楽しみだけど、今回の旅行中に見ることはできなかった。代わりに朝のどうでもいい番組をダラ~っと見てしまった。カップ麺の醤油ラーメンを色々食べ比べてランキング付けてた。オモコロチャンネルか?
番組はしょうもなかったけど、宿の窓から見える朝の景色は良かった。
今日のプランはさすがにゆったりめ。
それでも温泉を3つは回るつもりだけどね。
鴻の湯を目指しつつ、適当にお土産などを買いながら城崎の奥へと進む。
それにしても今日も相変わらず日差しが強くて、午前中にしてかなり暑かった。そんな今回の旅でかなり活躍したのが日傘だった。本当に持ってきてて良かった。
日傘を差してる男の人ってたしかに見ないですね。けどそんなこと言ってられないと思います。これから先人類はは日傘を差さない奴から死んでいく…そういう時代だと思います。
(↑の文章は、万が一にも私が日傘男子としてテレビクルーから取材を受けた場合のコメントとして用意したものだ。残念ながら機会はなかったが…)
鴻の湯じゃ。
聞くところによると、今から1400年前にある怪我をしたコウノトリがここの湯で傷を癒したことから、この温泉が開湯したとか。城崎温泉始まりの地としても伝えられてるみたい。
そんなめでたい温泉の感想は「露天風呂の床、熱すぎ」。
カンカン照りの太陽の直射日光で露天風呂の石畳がアツアツになっており、鉄板焼きの上かよって思った。
昔イッテQでインドのおじいさんが灼熱の燃える石炭の上を素足で歩いてたのを今思い出した。あのおじいさんもかなり熱そうにしてたよなぁ。
御所の湯。面構えが良い。
ところで、私は浴場では普段かけてるメガネを外してるんだけど、そうすると人の顔が判別できなくなってしまう。
すると友達がどこにいるのか全然わからなくなって、髪や体を洗う時に全く知らない人の隣に座ったりしてしまうことがあった。御所の湯ではそれを完全にやってしまい、赤の他人の横にズンと座ってしまった(他に場所が空いてるのに)。
という思い出。気づいてから気まずかった。
そして最後の湯、一の湯へ…
とその前に、お土産屋に寄っていくつかものを買った。ひとつはTシャツ。城崎温泉のマップが印刷されている。これは半分着替えとして買ったものだ。
そして湊かなえの本。
これが面白いんだけど、城崎温泉でしか買えないらしい短編なのだ。そして何よりも…
蟹なのだ。
この蟹を模したケースの中に細長い本編が入ってる。おもしろ。
これが1400円した。
ちくま学芸文庫かってくらい高い。他にも風呂で読めるタオルと一体になった小説とか、下駄の形した絵本とか面白いのがあった。いいお土産だわ。
一の湯。これでラストじゃ〜!と思って入ろうとした手前で、友達が鼻血を出していた。風呂入りすぎて血圧が限界になったのかな。可哀想だけどおもしろい。
この一の湯の名物は洞窟風呂。まあ洞窟と言っても、岩壁に5m程度の横穴がぽっかり空いてるといった程度で、大きめの穴ぐらって感じだった。
あと熱かった。
風呂上がり。これで城崎温泉は満喫したといって間違いじゃないだろう。行ってないところはまだあるけれど。
ただ、あとはもう去るだけなのだ。
そうして私たちは城崎温泉を後にしたのだった…
夜飯はラーメンにしようやって話だったので、京都駅近くでいい感じのラーメン屋を探したけれど、行ってみたら結構混んでるところばかりで、最終的に…
京都駅にある徳島ラーメン「東大」に入店した。ややこしいな。でも美味しかった。火傷もしたし。
そのあと少し京都お土産を買ったりして、電車に乗りまたお友達の家に帰った。
明日でこの関西旅行も終わり。
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