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社会課題と自身のキャリアを見つめ、大手インフラ企業から完全未経験で“AIインフラ”を創るスタートアップへ!【入社エントリ】

FastLabelのAI Data Operation部門にて、PMを担当しております藤原です。

今は主に大手のお客様向けにFastLabelのサービスをご満足いただける形で提供するため、作業者やお客様の間に入って、プロジェクトの旗振り役のような仕事をしています。

前職は、幼稚園に通う子どもすら知っているような超大手インフラ企業に勤めていました。”絶対つぶれない”といわれるような大企業でしたが、社会人5年目の27歳で完全未経験かつ上場前のAIスタートアップに飛びこみました。

20代後半という時期は、選択肢が様々ある時期だからこそ、どういう人生を選ぶのかが難しい時期ではないかと思います。過去の私と同じく、漠然と将来に悩む人へ、私の経験が何か手助けになれば大変嬉しく思います。


背景

簡単に特定できてしまうため、あまり詳しく書けないのですが、前職では東北支社に配属され、約3年半の間山形→宮城→福島を1年おきに異動するという生活をしていました。(研修期間も合わせれば在籍した4年半で引っ越し6回!気づけば1日で引っ越しの荷造りができるようになりました。)

山形の銀山温泉で。詳しくは書けませんでしたが、ご飯もおいしくて、お酒もおいしくて、人も優しい東北が今でも大大大好きです!

東北に配属されてからは、繁盛している店が働き手がいないからという理由で閉店したり、パートナー会社様の平均年齢がかなり高齢化しているなど、たった3年半でも働き手の高齢化や労働力不足が進んでいるのを肌で感じました。少子高齢化とはよく聞くけど、自分が思っている以上に事態は深刻かもしれない…と実感した時期でした。

それまでは、BtoCの産業に携わっており、わかりやすく煌びやかな仕事もありましたが、自分が持っている問題意識と会社が目指す方向性があっていると思えず、このままこの会社にいていいのだろうか…という漠然とした不安を持つようになりました。加えて、20代後半という自分のキャリアの方向性が決まっていく時期に、大企業特有のジョブローテーションで広く浅い知識を身に着けていくことにも正直不安感がありました。

そのような背景もあり、なんとなく転職サイトを調べていくうちに、人の労働力の代替や底上げとなるような産業であるAIやSaaS、ロボティクスといった分野に興味をもつようになりました。加えて、私が転職を考えたのが27歳ということもあり、今後のライフプランを見据えれば20代後半が人生で一番仕事に集中できるタイミングではないかと考え、この大事な時期を大企業で働くより、自分で裁量をもち大きく成長できそうなスタートアップで働きたいと思うようになりました。


FastLabelを選んだ理由

FastLabelを選んだ理由をまず挙げるとすれば、自分が素直に「きっとFastLabelのサービスは世の中に必要になる」と信じられたことです。

上記の通り、AIやSaaS、ロボティクスのような分野を志望していましたが、その中でも「アノテーション」に興味を持ったのは、転職活動中に別のAIスタートアップでインターンをした際に、AIが学習する過程を知り、写真を人の手作業で加工して読み込ませるなんて、意外とアナログなことしてるんだな…と印象に残ったからでした。これから大きく成長していくであろうAI分野において、まだまだ整備されていない「アノテーション」というインフラに目を付け、そこを効率化していく発想に将来性を感じたこと、また産業のインフラを握る重要性は前職で実感しており自分自身がサービスへ納得感を持ちながら働けると思いました。

ただ、業務への共感や将来性、業務への納得感などの理由はもちろんですが、結局一番大きかったのは転職活動中に自分に真剣に向き合っていただいたからかもしれません。

事業の将来性や提案いただいたポジションが面白かったこともあり、ここで働きたいと思うようになりましたが、いざ転職直前になると、大企業というブランド、日本トップクラスの福利厚生、周りの目、いろんなものを捨てて自分のやりたいことを貫くことに怖さがありました。周囲の理解を得ることも難しく、「こんな誰もが知るような会社に行って、安定した給料だってもらえるのに何が不満なの?」という言葉を何度も言われ、「こんな恵まれた環境で満足できない自分はどこに行ったってうまくはずない」という思いにさいなまれるようになりました。

実際、一度内定を辞退しましたが、人事の小池から30分ほど電話をいただき、自分が転職活動中に面接で話したことを振り返りながら、「君の人生は本当にそれでいいの?」と言われたときに、転職活動という短い時間の中でも自分に真剣に向かい合っていただき、FastLabelでの経験が私のキャリアにプラスになると信じているからこそ、ここまで言っていただけているんだと感じました。そして、こんなに真摯に向かい合っていただいたのであれば、ここに自分のキャリアを預けてみたいと思いました。


実際にFastLabelに入社してみて

今はPMとして、かなり幅広い業界のお客さま、それも比較的大手のお客様と仕事ができており、少々の責任やプレッシャーを感じながらも想像以上に楽しく働けています。

ただ、入社して初めのうちは、未経験ならではの苦労も多々ありました。ミーティングではほかの方が言っている言葉の意味がわからず、Slackの見方もよくわからず、一つアクションを起こすのに人よりもずっと時間がかかってしまう自分にへこんでいました。ただ、スタートが0からの分、少しずつではあるものの、着実に成長していることも実感でき、できることが増えていくことに日々面白さも感じています。また、会社の方も本当に良い方ばかりで、ITの基本がわからず、何度も何度も同じことを聞いてしまう私にもわかるよう根気強く説明いただき、そのおかげで安心して働けています。

大企業との違いとしては、自分が何を考えているのか、どうしたいのかをよりはっきりと求められるようになったことだと思います。今の業務では上司の意図を汲んでいかに形にするかよりも、自分自身でお客様ファーストでどうすべきかを考え、そのためにどうやって周りを動かすのかを考え、実際に実行していくことが求められます。今までとは異なる責任と難しさ、そしてなにより面白さを日々感じながら仕事をしています。

まだまだ一人前には程遠いですが、一日でも早くひとり立ちしてお客様にも会社からも信頼されるPMになることが当面の目標です。

職場の方といった神宮球場での野球観戦。入社2か月の私(ヤクルトファン)が個人の趣味全開で提案しても快く企画に参加してくれる素敵な職場です笑


最後に

20代後半となると、人によってキャリアに対する考え方も変わってきますし、周りも結婚したり子供を産んだりで自分の人生ってこれでいいんだっけ…とついつい悩んでしまう時期ではないかと思います。

私自身も自分のキャリアに対して本当に迷いに迷っていたので、ほかの方のようにすぐに今の会社に飛び込めたわけではありません。正直やめる前は不安も大きかったですし、大企業への未練のような感情もありました。でも、今実際に働いてみるとこの道を選んで本当によかったなと思っていますし、気づけば転職前のネガティブな感情は全くなくなってしまいました。(逆に何をそんなに悩んでいたんだろう?という感じです。)結局は悩む過程が大切で、どんな結論を出したとしてもそこで頑張る覚悟さえできていれば幸せなんだなと日々実感しています。

この長い長い記事を読んでくださった方が、少しでも前向きになれたらと思います。そして、その先で縁あってFastLabelで一緒に働くことができればとてもうれしいです。


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